高次元でのトレーニング 幽体離脱の秘密
寮は、幽体離脱からも度も学校に出かける事になります。
そこで、クラスメイトの由香に会い、会話を楽しみます。
寮は普通の高校生活を送っていた。勉強や部活に励み、友人たちと過ごす日々は平凡ではあったが、充実していた。しかし、時折感じる違和感や、説明のつかない直感が彼を悩ませることがあった。
ある朝、寮は普段より30分も早く目を覚ました。時計を見るとまだ朝の6時前だ。昨夜、高次元でのトレーニングの記憶が鮮明に残っており、それが夢か現実かも判然としないまま、ゆっくりとベッドから起き上がった。
不思議なことに、体は全く疲れておらず、むしろ頭がスッキリしていた。長時間トレーニングしたはずなのに集中力が高まっているように感じられる。寮は自分の体を確認し、軽く体操やストレッチをしてみたが、まるで何もしていないかのような軽さだった。
「本当に僕は、幽体離脱してトレーニングをしたのだろうか…」寮はそう思いながら、シャミィの言葉を思い出していた。彼の耳には、まだシャミィの声が残っているようだった。「おはよう、寮君♪気分はどう?苦しかったり体調が悪かったりしたら、休んでもいいですよ。」
寮は微笑みながら、自分の気分を確認した。「おはよう、シャミィ。大丈夫、全然問題ない。むしろ、すごく調子がいいよ。」
「それは良かったです。幽体離脱を行って高次元にいる間は、疲労や集中力の低下は起こらないわ。昨夜のトレーニングは、この世界の時間に換算して168時間分、つまり7日間分のトレーニングを行ったことになります。」
シャミィの言葉を聞き、寮は自分がどれだけ長い時間トレーニングをしていたかを改めて知った。普通の人間の感覚では考えられないほどのトレーニング量をこなしていたのに、全く疲れていないことに驚きと喜びを感じた。
いつもより早く朝食を取った寮に、母親が少し驚いた様子で「今日は早いわね、何かあったの?」と尋ねた。寮は「うん、ちょっと早く目が覚めたんだ。昨日、早く寝たから。」と答えながら、昨夜の出来事を思い出して微笑んだ。
学校へ向かう準備をしながら、寮はこれからのトレーニングに期待し、胸を膨らませていた。新たな冒険と知識の探求に心が弾んでいた。
通学中、いつも見る景色が変わっているように感じられ、不思議な気分に包まれた。寮は周囲の空気の流れや、道行く人々のオーラのようなものを感じ取れるような気がした。これも昨夜のトレーニングの成果だろうか、と寮は考えた。
***由香の誘い***
学校の休み時間、クラスメートの佐藤由香が寮に誘いを持ちかけてきた。
「寮くん、今度の休み、私と一緒にパワーストーンショップと占いサロンに行ってみない?色々なスピリチュアルなことが好きな人が集まる場所だし、面白い話が聞けるかもしれないよ。」由香は興奮気味に話した。
「パワーストーンショップの石は、本当にパワーがあって、願い事が叶ったり悪いことから守られたりするんだって。ネットの口コミ掲示板でもその話題で持ちきりなんだ。それに、占いサロンのマリアさんは霊能力もあって色々なことが分かるんだって。」
寮は由香の熱意に少し驚きながらも興味を持った。しかし、初めは由香の提案に少し懐疑的だった。昨夜、シャミィから学んだことを思い出し、本当のスピリチュアルなパワーは外から得られるものではないと考えていたからだ。
授業が終わり、二人は校内の一角で話し合っていた。
「本当のスピリチュアルな力は、自分の内から湧き上がるものなんじゃないかな。外から得るものじゃなくて。」寮は思いを込めて伝えた。由香は寮の言葉に一瞬驚き、その後、考え込むように目を伏せた。
寮は続けた。「でも、由香の言うパワーストーンや占いにも意味があるかもしれない。それらを通じて自分の内なる力に気づくきっかけになるかもしれないし。一緒に行ってみようよ。」
由香は嬉しそうに顔を上げた。「そうだね。寮くんの言う通り、内なる力が大切なんだろうけど、それを見つける手助けになるかもしれないよね。じゃあ、今度の休日、午前中に駅前の公園前で待ち合わせしようね。」
二人の興味と期待がその場を包み込んでいた。寮は、この体験を通じて自分の能力をさらに深められるかもしれないと感じていた。
下校中、寮は色々なことを考えていた。「このようなスピリチュアルな世界に関わって本当に大丈夫なんだろうか?」と寮は思った。そのとき、シャミィの声が静かに心の中に響いてきた。
「寮君、あなたは地上の世界に深く関わって生きています。そのためには、現実世界のスピリチュアルな価値観に触れてみることも大切です。ただし、常に自分の内なる声に耳を傾けることを忘れないでください。」
寮はシャミィの言葉に耳を傾け、深く頷いた。「分かったよ、シャミィ。僕なりに判断して、学べることは学んでいくよ。」
寮は今夜も幽体離脱のトレーニングを行う決意をした。シャミィとの対話が彼に自信と決意を与えてくれるようだった。
由香との公園での約束を前に、寮は内面と向き合いながら、新たなステップを踏み出す心の準備を整えていた。寮はシャミィの言葉を胸に、これからも成長と探求を続ける覚悟を固めていた。
寮は、パワーストーンショップや占いサロンでの体験が、自分の霊能力にどのような影響を与えるのか、そしてそれらの体験を通じて何を学べるのか、楽しみにしていた。同時に、シャミィから学んだことを忘れず、常に自分の内なる力を信じることの大切さも心に留めていた。
寮の冒険は、まだ始まったばかりだった。彼は、これからの日々が新たな発見と成長に満ちていることを確信していた。
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いくらか、文面を整えました。(3回目)