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スピリチュアルズ ジャーニー 寮  作者: waku


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新しい選択の可能性

 寮は、記憶を失い、過去にタイムリープしていた。

そんな中、本能的に過去の記憶を感じながら、同じ過ちを繰り返さない様に避けようとしていた。

過去の世界は、以前と違った世界に変化しようとしていた。

***昨日の悪夢***


昨日何か悪夢を見ていたようだ。ベッドには、涙で枕カバーが濡れていた。

どうして泣いていたのか、理由も記憶も無い。


 今日も、ごく普通の日が始まろうとしている。


 通学中、同級生のクラスメイト、由香と会った。

「おはよう。寮君。今度、みんなで心霊スポットに行こうと思っているけど、寮君も行かない?」


 「うーん、もう高校生にもなって、幽霊を信じるなんて中二病みたいで、恥ずかしいよ。」寮は軽く笑って答えた。


 由香も「そうよね。ただの古い廃墟に行くより、もっと楽しい所に行かない?」と、尋ねてきた。


 「そうだな、僕の家にあるPS5で一緒に遊んでみない?」と、提案した。


 由香は興味を持った目で、「PS5ってすごいの?今度、寮君の家に行くからね。」と、約束した。



 寮は、何故か、心霊スポットに行かずに済んでほっとした。

 「絶対に霊能者なんかになったらヤバいからな。」と、独り言を呟いた。


 

(霊能者?)と、寮は思った。


 

あれから数日が経過していた。


***ゴールデンウィークの出来事***


 ゴールデンウィーク中の夕暮れ時由香と、由香とPS5に夢中になって遊んでいた。


  「寮君、PS5にも心霊ゲームとかあるのかな?」と由香が尋ねて来た。


 「ゲームでも怖いから僕はやりたくないな。特に悪魔とつくのは、ダメな気がする。由香は、どうなの?」と、尋ねた。


 「そうだね、中二病ぽいから、私もだめかも?」と由香が笑った。「もう、遅くなるから、帰るよ。」

 

 「途中まで送って行くよ。」と、答えて、寮が途中まで送った。


 

  「ありがとう。寮君。」と、由香が礼を言って別れた。



 寮は、スマホを持ってこなかった。今、スマホを持っていると、


 何かのトラブルに巻き込まれそうに感じられて怖かった。



 夜になり、寮は、何も起こらなかった事に安堵した。



 高次元から、一人の女子が覗いていた。彼女の名前は魔女シャミィ。

かつて、悪魔をこの世界から滅ぼした存在だった。


「せっかく記憶を消してタイムリープさせたのに、どうして?


危険を察知する能力だけは残っているみたい。何とか、寮君をこっちに引き込まなければ。

計画が台無しになってしまうわ。」と、シャミィは、独り言を呟いていた。


***シャミイの計画***


 一週間後、転校生が高校に来た。


ショートカットでまるでアニメのヒロイン役の様なかわいい声と容姿をしていた。


 金谷先生から「新しく転入してきた神代ひかりさんだ。皆さん、分からない事があったら、親切に教えるように。」と、クラス全員に対して述べた。席は寮君の隣の席だ。と、言われて、神代ひかりが隣の席に座った。


 寮は、彼女の声と容姿に見とれてしまった。。。。(でも、何故か、危険な感じがする。)と、直感的に何かを感じ取った。


 クラス中の男子に神代ひかりは、注目の的になった。


 ひかりは、寮に話しかけて来た。「はじめまして、私ひかりです。これから、よろしくね。」と、挨拶した。

 寮は、どこかで会った気がしたが、思い出せないでいた。


「あの、寮君は、スピリチュアルとか不思議な事を信じますか?」と、ひかりに尋ねられた。


 「いや、僕は中二病だと思っています。」と、寮は、きっぱりとはねつけた。


 「私、スピリチュアルについて興味があります。今度、占ってあげましょか?」と、ひかりは、続けて話しかけて来た。


 「僕は、占いなんて信じていません。自分を信じて生きていきます。」と、答えた。


 天界から見ていたシャミィは、「何よ。こんなにかわいい子の誘いに乗らないなんて、見る目がないわ。何としても寮君を引き込んで、もう一度洗脳して、古代悪魔を消滅する事が私の使命なのに…」と、呟いた。


 シャミィに瓜二つの容姿をした神代ひかりを操っていた。


寮は、神代ひかりの誘いを断ったものの、彼女の存在が気になって仕方がなかった。時間が経つにつれ、ふと横を見ると、ひかりが真剣な表情で黒板を見つめている姿が目に入った。その瞬間、寮の頭に鋭い痛みが走った。

「うっ……」

寮は小さく囁いた。突然の頭痛に戸惑いながら、彼は目を閉じた。すると、閉じた瞳の裏に、不思議な光景が浮かび上がった。

光に包まれた女性の姿。その女性が振り向くと・・・「シャミィ…?」寮は思わず呟いた。しかし、その名前を口にした瞬間、ビジョンは消え、頭痛も治まった。


「大丈夫?」

隣から声がした。目を開けると、ひかりが心配そうに寮を見ていた。

「ああ、大丈夫。ちょっとめまいがしただけ。」寮は苦笑いを浮かべながら答えた。しかし、心の中では混乱していた。(シャミィって誰だ?どうして僕はその名前を知っているんだ?)


 放課後、寮は由香と一緒に帰路についた。

「ねえ、寮君。新しい転校生のひかりさん、すごくかわいいよね」由香が話しかけてきた。

「ああ、そうだな」寮は気のない返事をした。

「とうしたの?いつもと様子が違うよ」香が心配そうに寮の顔を覗き込んだ。


「実は…」寮は嫌いながらも、奇妙なビジョンについて由香に話した。

「シャミィ?」由香は首をかしげた。「そんな名前の人、知らないけど...でも、もしかしたら前世の記憶とか?」

「前世?」寮は驚いた。「由香、そんなの信じてるの?」

「うーん、完全に信じてるんじゃないけど、面白いと思わない?私たちの知らない世界があるかもしれないって」

確かに、ビジョンが現実とは思えなかった。しかし、それが単なる幻覚だとしたら、なぜ「シャミィ」という名前を知っていたのだろうか。


 その夜、寮は悪夢にうなされた。夢の中で、彼は暗い空間を漂っていた。そこに、光る球体が現れる。その球体が近づいてくると、中にシャミらしき人物の姿が見えた。「寮君、目覚めて...」

シャミの声は響く。しかし、寮が手を伸ばそうとすると、球体は遠ざかっていく。


「待って!」寮は叫んだ。しかし、声はかかる。球体は徐々に小さくなり、やがて消えてしまった。

寮は冷や汗をかきながら目を覚ましました。枕は涙で濡れていた。(なんだ、この夢は...)


 寮は混乱していた。しかし、不思議なことに、恐怖は感じなかった。むしろ、何か大切なものを失ったような喪失感を覚えた。

翌日、学校で寮はぼんやりしていた。また、シャミィのことを考えていて集中できなかった。


「寮君」ひかりの声に、寮は我に返った。

「放課後、占いをしてあげるって言ったの、覚えてる?」

寮は首を振った。「ごめん、僕は…」

「お願い」ひかりは真剣な表情で寮を見つめた。「大切なことなの」

寮はそうしました。しかし、ひかりの真剣な眼差しに、なぜか断れない気がした。

「わかった。じゃあ、放課後…」ひかりは嬉しそうに微笑んだ。

放課後、寮とひかりは誰もいない教室に残った。ひかりはバッグから小さな水晶玉を取り出した。


「これを見て」ひかりは水晶玉を寮に差し出した。寮が覗き込むと、中に霧のようなものが渦巻いているのが見えた。

突然、水晶玉が明るく光り始めました。寮は驚いて目を閉じた。目を開けると、もう教室はなかった。

寮は光に包まれた空間にいた。目の前には、シャミィが立っていた。

「やっと会えたわね、寮君」シャミィは優しく微笑んだ。


「君は...シャミィ?」寮は戸惑いながら尋ねた。


「そうよ。私たちには、まだやるべきことがあるの」シャミィは寮に手を差し伸べた。

「一緒に来て」寮は迷った。しかし、心の奥底で、これが正しい選択なのかももと感じていた。


寮がシャミィの手を取ろうとした瞬間、光が強くなり、視界が真っ白になった。


 気がつくと、寮は教室に戻っていました。目の前には、ひかりが立っていた。

「思い出したかしら?」ひかりは寮を見つめた。


寮の記憶が、少しずつ戻ってきていた。「僕は、このままにしておいて欲しい。」と寮は答えた。


 ひかりは、微笑んだ。

「さあ、行きましょう。私たちの戦いはまだ終わっていないわ」


 

最終回?とつけた前エピソードのタイトルですが、今回は、もし、人生をやり直したら、

上手く行くのか?と、いったテーマで書いて見ました。今回は、シャミィさんもちょっとダークな所が強くなっており、シヤミィに似たひかりを使って寮を誘惑して引き入れようとしています。


1話目から、シャミィさんの策略に嵌ってしまったので、予想外な展開にになっています。

なんとか運命から逃れようとする寮君とどうにかして古代悪魔を倒したいシャミィさんの駆け引きになります。過去は伝説の古代魔女だけあって、無理っぽい気もしています。


 作風としては実験的な意味も込めて書いています。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。感想をお待ちしています。

誤字、脱字などありましたら、報告して頂けると助かります。


 ここまで、駆け足で書き上げて来たので、

一旦、休憩にして、誤字や不自然な言葉など、修正チェックして行く予定です。



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