表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピリチュアルズ ジャーニー 寮  作者: waku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/127

学校の心霊調査開始

 寮の高校で異変が起こり、美咲は寮の連絡を受けて、向かった。

問題は、解決して行くのだろうか?

 放課後、夕暮れの空が校舎を赤く染める中、美咲が学校に到着した。寮たちも緊張した面持ちで集まっていた。佐藤さんの突然の昏睡状態に、仲間たちの表情には不安が浮かんでいたが、美咲の冷静な眼差しが安心感を与えた。


「佐藤さんが倒れた場所と保健室を調べましょう。」美咲は静かに、

しかし力強く言った。「現場の確認が最初の一歩です。」


 寮たちは文句を言わず、倒れた教室の外の廊下へと向かった。廊下は

異様な緊張感に満ちており、遠巻きに見つめる人々の視線を感じながら、彼らは一緒に歩を進めた。


「ここだね。」寮が言った。彼の声には普段の軽さはなく、状況の重大さを物語っていた。


 由香は銀色のペンデュラムを取り出し、目を閉じて集中し始めた。

ペンデュラムはゆっくりと、しかし確実に動き出し、次第に大きく揺れ始めた。


「何か感じる?」寮が尋ねる。彼の眉間にはうっすらと汗が滲んでいた。


「ええ…」由香は目を開け、周囲を見回した。「微かだけど、確かに霊的なエネルギーを感じるわ。でも、これだけじゃない。このエネルギーは保健室にもつながっている気がする。」


「よし、保健室に行こう。」寮は決意を固め、仲間たちを率いて次の調査地点へと向かった。


***保健室での調査***


 保健室に到着すると、金谷先生と美咲が既に熱心に話し合っているのが見えた。

金谷先生の額には深い皺が刻まれ、普段の穏やかな表情は影を潜めていた。


「佐藤さんの具合が急激に悪化したのは、昨日の夜なんです。」金谷先生は疲れた声で説明した。「保健室に運ばれて様子を見ていましたが突然意識を失ってしまって・・・それまでは特に異常はなかったんですが。」


 美咲は金谷先生の言葉を聞きながら、鋭い眼差しで保健室内を観察している。

「なるほど・・・ここにも何か霊的な力が働いているようですね。」


 寮も保健室に入り、各々の方法でエネルギーを感じ取った。由香は再びペンデュラムを取り出し、真由美は両手を広げて目を閉じ、武史は深呼吸を繰り返しながら周囲の空気の変化を感じ取っていた。


「今日も同じエネルギーを感じるわ。でも、もっと強く感じる。」由香が報告した。緊張が漂っていた。


 寮は仲間たちの反応を見ながら、美咲に向かって言った。「美咲さん、僕たちの調査結果では、佐藤さんが倒れた場所と保健室に共通する霊的なエネルギーが感じられます。これが佐藤さんの現在の状態に影響を与えているのは間違いありません。」


***美咲の分析***


 美咲は寮の言葉に深く同意した。

「その通りですね。霊的なエネルギーが佐藤さんの体調に悪影響を及ぼしている可能性が高いです。」


「どうやってそれを見つけたの?」浩也が不安そうに尋ねた。


美咲は一瞬考え込み、そして決意を固めた表情で言った。「まずは、このエネルギーがどこから来ているのかを特定するために、校内の他の場所も徹底的に調べる必要があります。エネルギーの源を見つけ出し、それを封じれば、佐藤さんの回復も期待できるはずです。」


寮は心配そうに尋ねた。「そのエネルギーは他のみんなにも悪影響を与えませんか?」


 美咲は言葉を選びながら答えた。「現時点では、佐藤さんがそのエネルギーを強く受けてしまったことで体調を崩したとが推測できます。このエネルギーは霊的なもので、佐藤さんに特に強い影響を与えたのでしょう。別の見方をすれば、何らかの霊的な存在が関与している可能性も考えられます。佐藤さんは霊媒体質…つまり霊的な存在に敏感なエンパス体質かもしれません。」


「まずは、そのエネルギーの源がどこにあるのか徹底的に調べてみましょう。」


 美咲は厳しい表情で言った。「みんな、準備はいい?」


***エネルギーの源を探す***


 寮は仲間たちに向かって、自信に満ちた声で指示を出した。「よし、みんな。それぞれの感覚を信じて調べよう。何か異常を感じたらすぐに知らせて。絶対に一人で行動してはいけない。」


由香、真由美、武史はそれぞれ担当する場所へと向かった。彼らの表情には緊張と決意が混ざっていた。


 寮は図書館に足を向けた。本棚の間を歩きながら、微かな違和感を探していた。

彼の鋭い直感が、何かが隠されていると告げていた。


 真由美は広々とした体育館に向かい、静寂の中でエネルギーの流れを感じ取った。

彼女のペンデュラムが、見えない力に反応して揺れた。


 武史は校庭に出て、深呼吸しながら外のエネルギーの源を探していた。


 調査が進むにつれて、エネルギーの流れが

一点に収束していくのが感じられた。寮たちは再び集まり、興奮気味に各自の発見を共有した。


「ここだ…」寮が立ち止まり、目を細めて言った。校舎の裏手、

苔むした石や岩が自然に積み重なった場所を指さしながら。「このエネルギーの源はここにある。」と、確信した。


 美咲も駆けつけ、周囲のエネルギーを確認した。

「確かに、ここには強い霊的なエネルギーが集まっています。

私たちの力を結集して、このエネルギーを封じる準備をしなければなりません。」


 寮と美咲はエネルギーを封じるための綿密な計画を練り始めた。


「このエネルギーを封じるためには、私たち全員の力が必要です。」と美咲が言った。

彼女の眼差しに強い決意が宿っていた。「私たちは一つのチームとして立ち向かいましょう。」


 寮たちはそれぞれ役割を確認した。由香はエネルギーを感知する役割、真由美と武史はエネルギーを封じるために周囲に結界を張る役割。寮は全体の調整とエネルギーの統制を行い、美咲は全てを監督し、最終的には封じの儀式を執り行うことになった。


***儀式の準備と封印への期待***


 夕暮れが深まり、校庭に影が長く伸びる中、

美咲は着々と儀式の準備を整えていった。寮たちは緊張しながらも、それぞれの持ち場に立った。


「みんな、準備はいい?」美咲が最後の確認をする。彼女の声には、不安と期待が混じっていた。



「皆、力を合わせて!」美咲は自分をコントロールし、解放し、全身全霊で助けた。

光と闇が激しくぶつかり合い、辺りは異様な雰囲気に包まれました。寮たちは必死に集中力を保ち、美咲をサポートし続けた。


 儀式が佳境に入った瞬間、空気が重くなり、異様な靄が周囲を包みだした。

美咲の唱える呪文が途切れがちになり、寮は不安を感じ始めました。

 

 突如、濃い霧の中から一つの影が現れた。それは人の形をしているようで、しかし輪郭がぼやけ、強烈な霊気を放っていた。その存在が美咲に向かって突進してくるのが見えた。


 寮の心の中で、シャミィの声は響いた。(今よ、寮!霊光弾を使って!)

一瞬の躊躇の後、寮は決断した。彼は両手を前に出し、意識を集中させた。掌の中で、小さな光の粒子が集まり始め、次第に拳大の光の玉へと成長していった。


 「美咲さん、危ない!」寮は叫びながら、霊光弾を霊的存在に向けて放った。

光の玉は、霊の存在に直撃した。まばゆい光が辺りを包み込み霊体は悲鳴のような音を立てて消滅した。


 新たな霊体が再び攻撃の態勢を整える。

寮は再び霊光弾を放った。今度はより大きく、より強力な光の玉だった。


 そして、最後の呪文が唱えられた瞬間、

霊的な存在は激しく輝き、次第に薄れていきエネルギーが安定し、霊的な力は完全に封じられた。


***儀式の成功と団結の強化***


 霊が消え去ると、周囲の空気が急に静まり返り

美咲は深く息を吐き出し、疲れた表情の中に微笑みを浮かべながら、寮たちに向かって言った。


「みんな、本当によくやったわ。儀式は成功したわ。」


 寮たちは顔を見合わせ、安堵の表情を浮かべ、

緊張が解けた瞬間、彼らの体から力が抜けていくのを感じた。


「これで佐藤さんも回復するはずだ。」寮の声には、安堵と期待が混ざっていた。


 美咲は寮に近づき、優しい表情で言いました。

「寮さん、さっきは本当にありがとう。私の指示に従わなかった所もあるけど、

あなたの判断が正しかったわ。ナイスフォローだったわ。」


寮は照れくさそうに頭を掻きながら答えました。

「すみません。シャミィの声がして、霊光弾を使え。と..」


 美咲は微笑んで言いました。

「そう、シャミィさんにも感謝しないとね。ありがとう、シャミィさん。」


***エピローグ***


 数日後、佐藤さんは完全に回復し、

学校生活に復帰しました。彼女の顔には健康的な血色が戻り、明るい笑顔が戻りました。


 美咲は佐藤さんと向き合い、優しくも真剣な表情で語りかけました。

「佐藤さん、あなたには特別な能力があるの。でも、その能力を上手くコントロールする方法を教えるわ。これからは霊的な影響を受けずに過ごせるはずよ」


 佐藤さんは安心したように深く息を吐きました。

「ありがとうございます。これで、私も急に調子が悪くなることもなくなりそうで安心しました」


 真由美が前に出て、小さな瓶を出しました。

「これ、私が作ったアロマオイルとハーブよ。

変な感じがしたら使ってみて。きっと落ち着くはずだから」


武史も続いて、手作りのペンダントを渡しました。

「俺が作ったパワーストーンのお守りだ。これを付けると

悪いエネルギーから守られるはずだ。大切にしてくれよ。」


 佐藤さんは感動した様子で二人を見つめ、

「真由美ちゃん、武史君、ありがとう。大切に使わせてもらうわ。」と、

心からの感謝した。


 美咲は寮に向かって、穏やかな口調で言いました。

「寮さん、今回の件では本当に助かりました。あなたの勇気と判断力が、すぐに救ったのよ」


 寮は照れくさそうに微笑み

「いえ、僕一人の力じゃありません。みんなで力を合わせたからこそ、成し遂げられたんです」


 美咲は満足げに頷きました。

「そうね。これからも力を合わせて、次の問題に立ち向かいましょう。」


 夕暮れの校庭に、彼らは静かに微笑み合いました。

新たな冒険の予感と、仲間との絆の温かさを感じながら、彼らの物語は次の章へと続いていくのでした。


 高校で起きた1つ目の現象を解決しました。

他にも色々ある問題を調査して行く予定です。実際に学校から依頼を受けて

霊能者が訪れる事は、あるのかな?と、疑問に思う所もありますが、フィクションなので、

そういったのもあるかも知れないかな。と、思って創作しました。


 今回の霊光弾は、寮がシャミィさんと同調しなかったので、エネルギー増幅していない、

通常型の霊光弾を使っています。最大出力までシャミィさんが霊光弾を高めて発射してしまうと、

町全体を浄化してしまうので、この物語の続きは、寮の居る地域では、何も霊現象も起こらず平和な日々が続いた。完になってしまいます。


 シャミィさんも、いずれ出くわすであろう悪魔に備えて、

寮君たちを影ながら鍛える為の試練を与えているのだと思います。


 ご意見、感想。また、誤字、脱字などありましたら、ご連絡して頂けると嬉しいです。


 今回もお読み頂いて、ありがとうございます。感謝します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ