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スピリチュアルズ ジャーニー 寮  作者: waku


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寮たちの決断と最初の封印

 寮は橘 美紀に会い、トンネル調査の共同調査の約束をした。


 寮たちは橘 美紀との出会いを経て編集部に戻り、涼子編集長にこれまでの経緯を報告した。


「橘家の末裔がまだ残っていたとはね…。しかも、トンネルの封印がこれほど難しいものだとは知らなかったわ」涼子編集長は考え込むように手を組んだ。


寮は頷き「彼女が橘家を守るために姿を隠していた理由は分かります。ただ、封印の力が弱まっている以上、このままでは怪異がさらに広がる可能性があります。しばらく取材を続け、状況を見極めます」と冷静に応えた。


涼子編集長は寮たちに取材の継続を承認し、調査がこれからさらに厳しくなることを予感していた。


 次の共同調査には、寮の大学時代の後輩であり、霊的な調査に精通している瑞希と鈴木が参加することが決まった。さらに、寮は由香にも協力を依頼することにした。


由香は結婚し、占いサロン「マリア」で人気の占い師として活躍していた。寮は彼女に電話をかけ、現在の調査の状況を説明した。


「寮君、編集者の仕事は順調? オカルトにまた関わっていると聞いたけど、家族もいるんだから気を付けてね。」由香は心配そうに言った。


「ありがとう、由香。実は今、トンネルの封印について調査しているんだ。封印を行うために、トンネル周辺と公園のどちらが適しているか、タロットで視てもらえないかな?」と寮は頼んだ。


由香は少し間を置いてから、タロットカードを引いた。「トンネル周辺に結界を整えて公園で儀式を行うのが最適と出たわ。公園だけで儀式を行うのは、失敗する可能性が高いって」


「ありがとう、由香。これで次のステップが見えてきたよ」寮は感謝を述べ、次の調査の参考にすることを決意した。


***神社での計画***


 後日、寮たちは美紀と連絡を取り合い、次なる共同調査の日程を決めた。待ち合わせ場所は、トンネル近くの神社に設定された。神社は封印の力を司る場所の一つで、儀式の準備には最適な場所だった。


約束の日、寮たちが神社に到着すると、美紀がすでに境内で待っていた。彼女は静かに微笑み、一同に近づいてきた。


「お待たせしました」と寮が言うと、美紀は首を横に振った。「いいえ、私も今来たところよ。今日は封印の儀式を行うための準備をしましょう。でも、その前にこの神社にお参りをしましょう。この地の神様の加護が、私たちには必要だから。」


 一同は頷き、美紀に続いて神社の本殿へと向かった。静寂に包まれた境内で、彼らはそれぞれが心を込めて祈りを捧げた。


祈りを終えた後、美紀は皆を神社の裏手にある小さな東屋へと案内し、そこで今後の計画について話し合った。


***封印の再考と新たな提案***


 寮が口を開いた「以前の封印が行われた場所をもう一度調査し、封印を強化するのが良いと思います。このまま公園で儀式を行っても再び妨害される可能性があります。」


 美紀は少し考え込んだ。「確かに、それは現実的な懸念ね。でも、私一人で全ての祠や石碑を封印するのは難しい…。他に良い方法があるかしら?」


「僕たちも協力します。これまで、いくらか悪霊を浄化してきました。まずは1か所から調査を始めて、様子を見ましょう」寮は自信を込めて提案した。


 美紀はその提案に興味を示し、鋭い目で寮たちを見つめた。「なるほど。あなたたちも霊的な力があるみたいね。どの程度の力があるのか、この祠で試させてもらいます」


 瑞希と鈴木もこの提案に賛同し、國府田も慎重ながら同意した。全員で協力して最初の封印を強化する計画を立て、新たな冒険が始まろうとしていた。


「ただし、過去に封印が失敗した原因が再び現れるかもしれない。悪霊の力が予想以上に強いかもしれないし、常に警戒を怠らないようにしましょう。」美紀は厳しい表情で警告を発した。


***最初の祠への挑戦***


 寮たちは、トンネル近くの祠での封印の再強化に挑むことになった。祠は、小さな林の中にひっそりと佇んでおり、静寂の中、ただ木々のざわめきが響くだけだった。


 瑞希が霊力を使って封印の状態を確認し次第に険しい表情を見せた。「この祠には、かなり強い怨霊の気配があるわ…。これは簡単な作業ではない…」


 寮、美紀、瑞希、鈴木、國府田が警戒態勢を整え、いよいよ封印の再強化に取り掛かる準備が整った。美紀は前に進み出て、全員に声をかけた。「ここからが本当の試練よ。皆、準備はいいかしら?」


全員が頷き、祠の封印を強化するための儀式が始まった。


***1つ目の祠での激闘***


 美紀が封印の儀を始めると、空気が急に冷たくなり、悪霊たちが次々に姿を現した。彼らは、この封印を妨害しようとする存在たちだった。寮と瑞希は、美紀を守るために霊力を駆使し、次々に迫り来る悪霊たちと戦った。


 瑞希は印を結び、黒い影に向かって気を放つ。黒い影はその瞬間に浄化され、静かに消え去った。寮も呪文を唱え、周囲に集まってくる黒い影を一掃していった。


 鈴木は周囲に塩と浄化スプレーを撒き、悪霊たちが近寄れないように場を清めた。國府田は魔除けのお香を焚き、儀式に集中する美紀のサポートを行った。


 30分が経過し、寮と瑞希は次々に現れる悪霊を浄化し続けていたが、悪霊たちは際限なく現れ、次第に押され始めた。


 鈴木は焦りながら國府田に問いかけた。「まだ封印は完了しませんか? そろそろ寮さんたちも限界です…」


國府田は、美紀の様子を見ながら答えた。「もう少しです…頑張って!」


ついに、5分後、美紀が大きな声で「青龍、白虎、鳳凰、玄武、この祠を封印し給え! 封印!」と唱えると、祠からまぶしい光が溢れ出し、周囲を包み込んだ。光が広がると同時に、悪霊たちは次第に消え去っていった。


なんとか封印の強化は成功したが、全員が感じたのは達成感というよりも、恐怖と疲労感だった。


「ふぅ…」美紀が深いため息をつき、静かに言った。「これで一つは片付いたけど…次はどうなるか…」


 瑞希も額の汗を拭きながら頷いた。「次の封印の場所では、さらに強力な悪霊に守られているかもしれない…。今のままでは、厳しいかも…」


 美紀は周囲を見渡し、冷静に状況を判断しようとしていた。「皆の協力がなければ、今回の封印も成功しなかったわ。私一人ではとても無理だったでしょう。」彼女の表情には、苦悩と感謝が混じっていた。


寮は黙って頷き、「次の封印を行う為には、もっと準備が必要だ。今のままでは、次が成功するかどうか分からない」と静かに語った。


***次なる封印に向けた課題***


 神社に戻った後、全員が休息を取ることにした。祠での戦いは彼らの体力と霊力を限界まで使い果たしていた。疲れ切った顔を見せながら、寮が口を開いた。


「次に進むには、もっと強力な支援が必要だ。由香や他の霊能者にも協力を仰ぐべきだ。由香のタロットでも、公園だけでは封印が成功しないって出ていた。」


美紀は考え込んでから口を開いた。「もう一つの祠に挑む前に、全員が万全の状態で臨まないといけない。今回の悪霊の力は予想以上だったわ。次の場所では、さらに強い敵が待っている可能性があります」


寮は静かに続けた。「悪霊たちが増殖している可能性もありそうだ。どこかで封印が完全に解けていて、そこからさらに悪霊が湧き出しているのかもしれない。」


美紀はその推測に同意した。「もしそうなら、地域全体が怪異に支配される危険性があります。封印を強化するためにも祠の封印が重要ね。」


***新たな助っ人の招集***


 寮たちは次の封印に向け、さらに強力な支援者を集めることにした。まずは、由香に再度連絡を取り、彼女の霊力とタロット占いによる助言を仰いだ。また、霊能力を持つ葵にも協力を求め、次の封印場所での戦いに備えた。


 由香は快く協力を引き受け「封印が不安定な状態での戦いは危険だけど、私ができることは何でも手伝うわ」と約束してくれた。


 葵も時間が取れ参加する事になった。「私も参加するけど、緑ダム以上の時以上に慎重に取り組みましょう」と連絡が入った。


 次の封印場所は、さらに強力な怨霊が集まっていると予想されていた。由香の占いでも「危険な場所」と出ていたが、寮たちは封印を行わなければ地域全体が危険にさらされることを理解していた。


寮、美紀、瑞希、鈴木、國府田に加え、由香と葵が合流し、次なる封印への準備が整った。


「次の封印は今まで以上に困難な戦いになるでしょう。でも、私たちが力を合わせれば、必ず乗り越えられるはずです。」美紀は力強く言った。


皆が静かに頷き、再び戦いに向けて意識を集中させた。


「この地域を怪異から守るために、全力を尽くすしかないわ」と瑞希が力強く言った。


こうして、次なる封印の場所――さらなる危機に満ちた祠へ向けて、彼らは再び歩みを進めた。





 

 ご購読、ありがとうございます。しぱらく、スローペースでの更新になっています。

 

編集でストーリーが重複していた箇所を削除しました。

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