超魔法 霊光弾のアチューンメント
シャミィと霊光弾の秘密について教えて貰う事を約束し、
寮は再び、幽体離脱をして高次元のトレーニングセンターでシャミィと会う事になった。。。。
その夜、寮はベッドに横たわり、静かに眠りに入った。意識が朦朧とする中、彼は再び幽体離脱し、高次元のトレーニングセンターに立っていた。周囲は輝く光で満たされ、美しい建築物が浮かんでいる。その中心にはシャミィが立っており、神々しい姿をしていた。
「寮君、今日の話は、まだ早いと思って黙っていたことなの。寮君にとって耐えられるか、覚悟が決まっているのか見守っていたの。」
シャミィの言葉に、寮は一瞬驚いたが、すぐに冷静さを取り戻した。「いや、その事は気にしてないよ。それより、悪魔の話や霊光弾の話を詳しく教えて欲しいんだ。本当に悪魔がいるなんて僕は、未だに信じられないよ。もし、悪魔がいて、悪魔を浄化する方法があるとすれば霊光弾は強力な対抗手段になると思う。」
シャミィは深い息をつき、彼の目を見つめた。しばらくの沈黙の後、彼女は話し始めた。「古代魔法時代の話をしましょう。その頃は闇の勢力がとても強く、光の存在の力はまだ弱かったの。人々は悪魔に襲われ、多くの人々が犠牲になっていました。その事を憂いた神官たちが集まり、長い間研究を続けた結果、光の魔法を作り出すことに成功したの。その光の魔法を使い、人々を悪魔から解放し、悪魔との戦いが始まったの。とても長い戦いの中で編み出された魔法の一つが霊光弾なの。この魔法を使う魔法使いや魔女たちが、悪魔たちの闇の力を次々と浄化していったの。」
シャミィの声は静かで、しかし力強く感じられた。その言葉には、長い戦いの歴史と多くの犠牲が込められていた。寮はその話に引き込まれ、真剣に聞き入っていた。
「そして、赤い月、悪魔の月を霊光弾で消滅させたことで、悪魔の勢力は大幅に小さくなった。しかし長い平和と共に人々も堕落して行きました。堕落した人間が増えて行くに連れて地球に隠れ潜んでいた大悪魔が再びこの世界を闇の世界にしようともくろみ、人々を操りお互いに争うようになってしまったの。」シャミィが悲しそうな顔をしたのを寮は初めて見た。
「その大悪魔の存在に気付き、私たち魔法使いや魔女たちで戦いを挑んだ。そして私が最後の力を出して悪魔と共に浄化に成功し大悪魔は消え、私は霊的な存在となり、高次元のこの世界に帰る事になったの。」シャミィの語る物語は、信じられないほど壮大で、しかし同時に寮の心に深く響いた。彼はシャミィの勇気と犠牲に心から感動した。
「寮君、また、この魔法の書が見つかるという事は、悪魔が再び現れようとする前兆かもしれないの。あなたは、まだ知らないかも知れないけど、とても恐ろしい存在なの。ここで、あなたが拒否しても誰もあなたを非難する事はできないわ。」
寮はしばらく考え込んでしまった。
***寮の決意***
「シャミィ、君の話は信じられないくらい壮大過ぎて凄い話だ。でも、シャミィが教えてくれたことを僕は信じる。僕も力を使って人々を守りたいと思う。本当に悪魔が現れるとは決まってない事だ。それでも、霊光弾が使える人が誰もいなかったら、誰も救う事が出来ないかも知れない。だから……教えて欲しい。」
シャミィは微笑んだ。「分かったわ、寮君。あなたには霊光弾を使う資格と力がある。そして、その覚悟も。気持ちもわかったわ。でも、必ずしもあなたが霊光弾を使えるようになったとしても、悪魔と対決する、しない。は寮君に委ねる事にするわ。今からさっそく、霊光弾の使い方を教えるわ。」
***霊光弾のトレーニング***
シャミィは寮をトレーニングセンターの中心に導いた。そこには巨大なクリスタルが輝き、空間全体にエネルギーが満ちていた。シャミィはクリスタルに手をかざし、寮に向かって説明を始めた。
「霊光弾は非常に強力な魔法で、その威力を引き出すには
深い集中と強い意志が必要です。まずは心を落ち着け、エネルギーを集める方法を学びましょう。」
寮はシャミィの指示に従い、深呼吸を繰り返しながら心を静めた。
シャミィは優しく彼の手を取り、クリスタルに向かってエネルギーを集める方法を教えた。
「心の中に光をイメージして、それを手のひらに集めてみて。焦らず、ゆっくりと。」
寮は目を閉じ、心の中に光の球体をイメージした。
次第にその光が強くなり、手のひらに暖かさを感じるようになった。
「そう、その調子よ。光が手のひらに集まったら、それを一気に放出するの。」
寮はシャミィの言葉に従い、光の球体を一気に放出した。
すると、手のひらから強い光が放たれ、クリスタルが輝きを増した。
「素晴らしいわ、寮君。その感覚を覚えておいて。これが霊光弾の基礎よ。」
基礎を習得した寮は、次のステップへ進むことになった。
シャミィはさらに高度な技術を教えるために、クリスタルの周りにいくつかの小さな
エネルギーフィールドを作り出した。
「今度は、このフィールドに向かって霊光弾を放つの。
エネルギーを集めるだけでなく、正確に放つことが重要よ。」
寮は再び心を落ち着け、エネルギーを手のひらに集めた。目の前のエネルギーフィールドを
狙い定め、一気に霊光弾を放つ。光の球は正確にフィールドに命中し、輝きが広がった。
「素晴らしいわ、寮君。次はもっと複雑なフィールドを使って訓練しましょう。」
シャミィは複数のエネルギーフィールドを配置し、寮にそれぞれを狙って
霊光弾を放つよう指示した。寮は集中を切らさず、一つ一つのフィールドに正確に霊光弾を放ち続けた。
***最後の試練***
寮は霊光弾の使い方を完全にマスターした。
シャミィは最後の試練として、寮に実戦形式の訓練を提案した。
「今度は実際の悪魔の幻影を相手に霊光弾を使ってみましょう。
この試練を乗り越えれば、あなたは本物の魔法使いとなるわ。」
シャミィはトレーニングセンターに悪魔の幻影を召喚した。
その姿は恐ろしく、見るだけで心が揺さぶられる。しかし、寮は恐れずに立ち向かった。
「寮君、集中して。エネルギーを集めて、一気に放つのよ。」
寮は深呼吸をし、心を静めた。手のひらに光を集め、一気に放つと、
霊光弾は一瞬にして悪魔の幻影を光に包み込み消滅させた。寮は息をつき、シャミィに向かって微笑んだ。
「やったよ、シャミィ。」
「素晴らしいわ、寮君。頑張ったね。」
***霊光弾のアチューンメント***
「では、霊光弾のアチューンメントを行うわ。」シャミィは、寮の前に立ち、手を両肩に当てた。
「寮君、目を閉じて、私が『いいわ』と合図するまで目を開けないで。」
寮が「分かった」と返事をして静かに目を閉じる。感覚的に1分くらい過ぎて、シャミィが寮に向かって声を掛ける。
「これでアチューンメント完了です。」
寮は目を開けて、シャミィに尋ねた。「アチューンメントって何だい?」
「私の霊光弾を使う能力を魂レベルで受け継いだ事になります。通常の霊光弾を使用する事は可能になったわ。もし、それ以上の霊光弾が必要になった時は私がサポートして指示に従うことで、より強力な霊光弾を使う事が可能になります。」
そう言って、シャミィは微笑んだ。
「ありがとう、シャミィから受け継いだ霊光弾で本当に悪魔が現れても浄化してみせるよ。」
そう答えて、寮は朝になり目が覚め、現実世界に戻った。
今回のエピソードでは、シャミィの過去と謎について知る事になります。
再び現実世界に戻り、寮は、どうなって行くのか・・・・・
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