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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
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コックリさんラジオ⑭

「カントマータントペスペスぅ♪嫌な仕事でもやり遂げてみせる!がんばれ、私!コックリさんラジオスタートよ!」


「ペスペスですぅ♪私はお菊ですぅ」


「ホント、憂鬱だわ。天敵相手に1対1で番組をやらなきゃいけないなんて」


「やっぱり、私はコックリさんの天敵確定なんですか?」


「ええそうよ!私の勘が警告してるわ」


「そんなぁ、私、コックリさんにひどい事しませんよぅ」


「………それを今回、見定めさせてもらうわ。あんたはまだ未知数だからね」


「私は何をすればいいんですか?」


「あんたの普段通り、自然体でいなさい」


「わかりました」


「………………………………」


「……あの?進行しないんですか?」


「しまった!警戒するあまり忘れてたわ!質問コーナーいくわよ!」


「はい。そういえば、花さんの方の番組では質問コーナーをお便りコーナーに改めてましたよぅ」


「そうね……番組に届くお便りは質問だけじゃないものね。花子に先を越されたのは癪だけど、今回からお便りコーナーに変更よ!早速、読むわ」


 [着物の下は下着を着ないと聞くがホントかの? PN.バンちゃん]


「セクハラね。どうなの?答えたくなかったら答えなくていいわよ」


「えへへ、これ着物じゃなくて長襦袢(ながじゅばん)って言うんですよぅ♪着物の下に着る物なんですぅ」


「そうよね、周りがあまり指摘しないから私も言わなかったけど」


「一応、この下に肌襦袢(はだじゅばん)っていうのを着てますぅ」


「あんたにとって、それが下着みたいなもんね」


「そうですね♪」


「じゃあ、次のお便り読むわよ」


 [お菊ちゃんの着物、派手さはないけど俺ちゃん的には色気がヤバイぜ PN.アイアム インビジブルヒューマン]


「長襦袢は着物の下に着るから、あまり派手な物は多くないんですぅ」


「はい、次読むわよ」


 [お菊ちゃんはスレンダーに見えるけど、胸のサイズが気になるぞ☆ PN.サッキー]


「えっと……手に収まるくらいの大きさですぅ♪」


「あんた、こいつらのセクハラに抵抗ないわけ?」


「はい♪だって、花さんの番組でも常連のスリーノーパンツの3人ですから」


「変なユニット名なんか付けて……調子に乗るわよ。きっと」


「……あのぅ?結局、私は天敵のままなんですか?」


「そうね、天敵なのは変わらないわ。だけど、危険度はCランクね」


「Cランク……花さんと口裂けさんはどれくらいなんですか?」


「口裂け女はAランクで花子はその上のSランクよ」


「だったら、私の事はあまり警戒しなくて大丈夫ですね♪」


「そうね。でも、何かあったら……」


「きゃっ!」


「ぎゃあああぁぁ」


 ガシャーンッ


「ごめんなさい、転んじゃいました」


「なんで座ってるだけなのに転ぶのよ!決めたわ!あんたの危険度ランクはA!口裂け女と同じよ!」


「そんなぁ」


「こんな危険な環境で落ち着いて番組できないわ!今日はこれで終わり!お相手はコックリさんと」


「お、お菊ですぅ」


「でお送りしたわ!次回も見なきゃ、つねるわよ」

 

 お菊ちゃん、めでたくコックリさんの天敵に認定されまました!座ってるだけなのに転ぶなんてどういう原理なんでしょうね(*´艸`*) さて、先に告知しておきます!6年生編ではクリスマス回があります。そして、お菊ちゃんの転び芸で何かをやらかします!まだまだまだまだ先の話ですが待っててください! それでは

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