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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
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花子さんと口裂け女とゲストさん⑮

「ハナクチー♪」

「ハナクチ~♪」


「正しい事実を正しく伝える。それが私!花子さんと口裂け女とゲストさんスタートよ」


「うんうん、それ大事だよね~」


「そう!前回の話は忘れても大丈夫よ!今回の話が真実なんだから!ついでにあんたの年齢も正しく伝えなさい」


「うん♪私の年齢は………はっ!危ない、私は26歳だった!」


「チッ、あと少しだったのに。そもそもなんで26に拘るのよ?鯖読むなら実年齢より低く言うのが普通じゃないの?あんたならギリギリ10代でも違和感ないわよ」


「えへへ~♪」


「なにニヤついてんのよ?」


「嬉しくて~♪」


「あっそ。それじゃあ、今回のゲストに登場してもらうとするわ」


「ハナクチ」


「きゃひきゃひ」


「はい。今回のゲストはゆきおんなとひきこよ」


「花子、口裂け女はウソつきなの?」


「ん?そうね、年齢を偽ってるんだもの。間違いなくウソつきね」


「じゃあ、口裂け女はダメのメッ?」


「そうよ。だから、ちゃんと叱ってあげなさい」


「口裂け女、ダメのメッ」


「はぅ~、ゆきちゃんに叱られちゃったよ~。でも、すごく可愛い♪」


「ゆき、そんなんじゃ反省しないでしょ。私が手本を見せるわ。ダメの…………メッ!!」


 スパーーーンッ


「いった~~~い!花ちゃんのはただの暴力だよ!」


「きゃひひ…………ひっ!!」


 スパーーーンッ


「いた~~~い!もう!ひーちゃん、真似しちゃダメ!」


「ふぅ、スッキリしたし、いつものお便りコーナーにしましょうか」


「私は遺憾のイッだよ!」


「微妙に使い方違う気がするけど、最初のお便りは……」


 [結局、ひきこさんの事でわかってる事はどれくらいあるんですか? PN.T.T]


「そうね……私と口裂け女と同じ幽霊、それと私の脳内で発した指示に従ってくれる。これくらいね」


「まだあるよ!花ちゃんと服が似てるでしょ、それと花ちゃんと誕生日が同じ!」


「あんたね、そんなどうでもいい情報は要らないわよ」


「要らなくなんかないよ~。大事な情報だよ~。ね?ひーちゃん」


「きゃひきゃひ」


「ほら、ひーちゃんも頷いてる」


「そういや、あんた、ひきこの言ってること理解してたわね。少し二人で会話してみなさい」


「いいよ~。なに話そっか?ひーちゃん」


「きゃひぃ」


「そっか~。じゃあ、私が話を振るね。ひーちゃんは皆のこと好き?」


「きゃーひー!」


「私もだよ~♪それじゃあ、花ちゃんにいい子いい子されてどんな気持ちだった?」


「ちょ!」


「きゃひー、きゃっきゃっきゃっきゃっ。きゃっきゃひひ♪」


「そんなに嬉しかったんだ~。私もされたいな~」


「きゃーひひー♪」


「ストップ!ストーップ!なんて話すんのよ。油断も隙もないわね」


「花子、私もいい子いい子」


「仕方ないわね。はい、いい子いい子」


「花ちゃんはゆきちゃんだけにあまあま~。私もいい子いい子して欲しいな~?」


「いいわよ。あんたには特別に尻を強めにいい子いい子してあげる」


「やっぱやめとく~」


「あら残念。じゃあ、次のお便りは……」


 [ゆきおんなの山はよぅ、雪が溶ける事はないのかぃ?相棒と散歩に行きたいが寒いのは堪らん PN.UMAじゃねぇよぃ]


「ゆき、どうなの?」


「溶けない」


「それだけなの?理由とかわからないままだと納得しないわよ」


「あれ、私の霊力だから」


「つまり、あの山はあんたの過ごしやすいように気候ごと変えてるわけね」


「そ」


「花ちゃん、花ちゃん。もしかして、ゆきちゃんってとんでもなく凄い妖怪さんなんじゃ……」


「そうね。でも、力を悪用してないし良い妖怪よ」


「花ちゃん、良いこと言う~♪次は私がお便り読むね~」


「あんたが?珍しいわね」


「うん。届いたお便り見てたらね、たぶん、このお便りはあの事かな~っていうのが何通かあったから纏めて読むね」


「たまには役に立つじゃない!」


「えへへ~♪じゃあ、読むよ……」


 [ハナコもまだまだこどもだな PN.ざしきわらし]

 [花子、あんたあんな事してたのね。わたし、いま爆笑してるのー! PN.アイム ビハインド ユー]

 [物を大事にするのは良い事です PN.時計返して]

 [俺も酔った時は似たような事するぜ PN.酒は呑み物]


「なんなの?このお便りは?私に関係する事みたいだけど」


「わからない?じゃあ、最後の一通を読むね。これを読めば花ちゃんもなんの事かすぐわかるよ~」


 [私のお皿、森田さんで洗ってみたいですぅ PN.一枚足りない]


「ちょ!せっかく忘れてたのに」


「忘れちゃダメだよ~。大事な友達でしょ?」


「そういう意味じゃないわよ!あの恥ずかしいシーンを皆が思い出しちゃうじゃないのよ!」


「いいじゃん♪可愛かったよ~」


「うん。可愛かった」


「きゃひ」


「二人も可愛かったって言ってる~」


「もういいわ!今日はこれで終わり!お相手は花子さんと……」


「口裂け女」


「ゆきおんな」


「きゃひひ」


「それと森田ちゃんも近くに居るよ~」


「余計な事を……次回も見なきゃトイレに引きずり込むわよ」


「込んじゃうぞ~♪ね?森田ちゃん」

 ふぅ、口裂け女の年齢関係の話をすると思わずヒントを出してしまいそうで神経使います(´Д`) 一応、決めてるんですけど公表するかどうか迷ってます。ぶっちゃけ重要ではないので謎のままでもいいかなと思ってます。 そして、[ダメのメッ]を地味に気に入ってます(о´∀`о) それでは

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