コックリさんラジオ⑨
「カントマータントペスペスぅ♪いつか立場を逆転してみせる!がんばれ、私!ゲストを選べなくったって、きちんと捌いてやるわよ!コックリさんラジオスタート!」
「先輩、おひさしでぇす」
「おお!久しぶりだな!何年ぶりだ?」
「えーと……」
「ちょっと!そっちで勝手に会話しないでちょうだい!」
「先輩、あれってなんですかね?」
「うーん……ケモミミ幼女だな」
「これだから人間は。私はコックリさんよ。あんたら自己紹介しなさい」
「俺はディレクター。といっても退職したから“元”が付くがな」
「自分はADッス。同じく退職したんで“元”が付くッスけど」
「自己紹介も済んだ事だし、次は……」
「ちょっと待ってくれ!」
「なに?」
「トイレに来たら出るもんがあんだよ」
「なにがよ?」
「ションベンだ!」
「あっ、先輩、自分もッス」
「ちょっと!あんたらここでする気?」
「ちょうど男子トイレなんだ。いいじゃねぇか」
「ほんっと、サイテーだわ」
「んあ?なんか言ったか?」
「なんでもないわ!さっさと済ませてよね」
「ちょ、先輩、いまだに覗くんッスね。でも、自分はもう見られても平気ッスよ。ほら♪」
「成長したな!じゃあ、俺も♪」
「ぎゃあああぁ」
「ん?ケモミミ幼女出てっちまったな」
「ですね」
「あんたら!便器との距離を考えなさいよ!」
「お、戻って来た」
「そうッスね」
「あと次回も見なきゃ、つねるわよ!終わり!」
「そういえば、ここの隣はあの花子さんが出るっていうトイレッスすね?」
「……ああ、そうだな」
「ホント、なにがあったんスか?先輩」
「話したくねぇよ。てか、いつまで出んだよ?長くねぇか?」
「先輩もじゃないですか」
「コラ~!コックリちゃんをイジメるな~……」
「あれ?今、壁から女の人が出て来ませんでした?」
「あ?気づかなかったな。ま、隣は例のトイレだ。ここにも何が起きてもおかしくないわな。おら、さっさと帰んぞ」
「はいッス」
コックリさんの方でこんな事が起きてたんですよ。皆さんは便器との距離感は適切にお願いしますね( *´艸`) それでは