表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
60/151

花子さんと口裂け女とゲストさん⑨

「ハナクチ♪」


「ハナ、ハナク……うぇ~~~ん」


「なによ?オープニング早々に泣くんじゃないわよ!」


「だって~、花ちゃんの過去のお話が悲しすぎて~」


「そんなんじゃ番組が進められないでしょ!」


「ぐすん、わかった………うぇ~~~ん」


「もういいわ、私が勝手に進めるから。はい、ゲスト登場よ」


「ふっ、変わりはないようだな。いや、逆か。良い方向に変わったな」


「そうかしら?実感ないわ」


「ぐすん……花ちゃん…この人だれ?」


「ん?霊媒師よ」


「え~!ずいぶん髪が白くなっちゃったね~」


「うむ、日々、歳を重ねてる結果だ。お主も変わりないようでなにより」


「えへへ~、ありがと~♪」


「あんたら顔見知りだったの?」


「うむ」


「そだよ~」


「どこで知り合ったか気になるけど質問コーナーいくわよ」


「あ!待って、花ちゃん」


「なに?」


「今回の話に出たサヨちゃんも呼ぼうよ」


「あの子は天国に行ったんだから呼べないわよ」


「そっか~、残念」


「いや、方法はあるぞ」


「ホント~!?」


「うむ、降霊術で私の体に憑依させるのだ」


「すご~い!花ちゃん、これでサヨちゃんとお話が出来るよ!どんな子なんだろ~?私も話してみたいな~♪」


「……イヤよ」


「どうして?花ちゃん」


「こいつの顔でサヨが喋る訳でしょ?イヤよ!絶対!」


「安心せよ、私の降霊術は降ろした相手の姿に見えるようになる。これを習得するのには苦労したが……」


「もっとイヤよ!サヨの姿してるけど中身はおっさんなんじゃないの!気持ち悪い!」


「花ちゃん、違うよ。サヨちゃんの姿してるけど中身は霊媒師さん。でも、霊媒師さんの中身はサヨちゃんなんだよ」


「余計に気持ち悪いわよ!」


「余計なお世話だったか?それと流石に私も傷つくのだが」


「ええ、余計なお世話よ!もしやったらマジでぶっ飛ばすから!」


「うむ、わかった」


「じゃあ、仕切り直して質問コーナーいくわよ。最初は」


 [花ちゃんはサヨちゃんとわた……口裂け女、どっちが一番の親友ですか? PN.コックリちゃんLOVE]


「あんたねぇ」


「え?え~と……ひゅ~ひゅ~」


「下手な口笛で誤魔化すんじゃないわよ!いいわ、次!」


「待って~、花ちゃん!ちゃんと答えてよ~。じゃなかった、答えてあげようよ~」


「わかったわよ。サヨは私の大事な親友であんたは友達。これでいい?」


「え~、私も親友がいいよ~」


「うっさいわね、私にとって、あの子は特別なの!次元が違うのよ。それを区別するにはあの子以外は友達って表現になるのよ!」


「そっか~、やっぱりサヨちゃんには勝てないな~」


「安心なさい、友達は友達でもあんたは特別な友達よ」


「花ちゃ~ん♪」


「はい、次!」


 [今回の花子さんはかなりシリアスな雰囲気でしたけど、どうして今みたいな雰囲気になったんですか? PN.T.T]


「それはね~」


「待ちなさい!それもすぐに明かされるからネタバレ厳禁よ」


「そだね!」


「今回は少し早いけど、ここで終わるわよ。お相手は花子さんと」


「口裂け女♪」


「霊媒師」


「でお送りしたわ!次回も見なきゃ、トイレに引きずり込むわよ」


「引きずり込んじゃうぞ~♪」

 はい!今回もくだらないミニコーナーですが、少し気になる事があったと思います。そう!口裂け女と霊媒師が顔見知りだったという事です!近い内にどういった経緯でそうなったかわかると思いますのでお楽しみに♪ それでは

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ