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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
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32話 ぼくと花子さんとバンパイア③

「よくやった!ご苦労!花子よ」


 一時は2人の兄弟と天使に命を狙われていたが危機が去ると偉そうな態度。これが彼の在り方なのかもしれない。


「あんた…助けてもらっておいてその態度はなによ!」


「我を助けるのは当然の義務であろう!むしろ末代までその功績を誇りに思うがよい」


「出てけー!!!」


 怒りが爆発。バンパイアは花子さんの幽霊パワーで廊下へ吹っ飛ぶ。


「バンパイア!あんたは入って来ちゃダメ!」


 ただの言葉だがバンパイアにとっては効果絶大だ。


「ぎゃああぁ」


 バンパイアは叫び声をあげる。吹っ飛ばされたからではない。ジューッと音が鳴りバンパイアの皮膚が焼けてるのだ。


「ヤバッ」


 その発言から花子さんは意図してやった事ではないらしい。ミイラ男は慌てて包帯でバンパイアを回収。ダメージを負ったせいかダルそう。


「ごめん、マミー!わざとじゃないのよ。体質を忘れてただけだから」


 大切そうにバンパイアを抱える。包帯で[ホントに気をつけて]の文字


「あ!マミーさんって言うんですね!ごめんなさい、ミイラ男って言って」


 ミイラ男…改めマミーは包帯で[気にしないで、よくあることだから]


(これで名前当ての時の花子さんの嫌な笑顔の謎が解けた……でも、口裂け女さんが怒ってた理由が説明つかないなぁ。そもそもミイラとマミーの違いであんな嫌らしい笑顔をするものなのかな?やっぱりまだなにかありそうな気がする)


「あらあらぐったりね」


 花子さんはマミーに抱き抱えられたバンパイアを覗き込む。


「どうしたんでしょう?日光のダメージがひどいんでしょうか?」


「違うわ、さっき廊下に追い出した時に私が入って来ちゃダメって言ったからよ。強制的に入ったことで死にはしないけど、こんな感じにぐったりするみたい」


「ああ、それで」


「これくらいのお仕置きは許しなさいよ、マミー。それに役得でしょ」


「よかったね~♪ミ~ちゃん♪」


(ミーちゃん?あ、マミーのミーか!花子さんの言ってる役得ってなんだろ?)


「ウガーウガガー」


 なにかを伝えたい…というより会話に入りたい様子のフランケン。


「あんた、言葉わかんないのよ」


 皆はマミーを見るが、包帯で[ごめん、同じくわからない、バンパイアもわからないと思う]


「翻訳できるヤツはいないわけね……いえ、翻訳というばあいつね」


 花子さんは不敵な笑みを浮かべ、五円玉と紙を取り出す。紙はコックリさんの儀式用の紙だ。紙の鳥居の絵に五円玉を重ね花子さんは人差し指で五円玉に触れる。


「おいでませぇ」


 それはもう五円玉の形をしたチャイムだ。いつも通りポンッと煙と共にコックリさんが現れる。


「コックリち…」


「待ちなさい!口裂け女!」


 花子さんの静止で口裂け女は止まる。


「き、今日はなによ?」


 口裂け女から距離を取るように摺り足で移動するコックリさん。


「今日はあんたに翻訳してほしいのよ」


「前も似たような事させたけど出来ないわよ!動物じゃないと」


 なおも摺り足で移動してるとコックリさんの背中がなにかと接触。振り返るとフランケン。


「なによ?このデカイの!?」


「ウガ」


「ぎゃあああ」


 コックリさんは尻餅をつき慌てて四つん這いで逃げる。壁まで来ると逃げ場が無くなり


「来るなー」


 必死で腕を振りフランケンを追い払おうとするが…


「ウガ」


 腕を掴まれた。


「だ、だべないでぇ」


 大号泣。


(なんか見たことあるなぁ)


「ウガ♪」


「た、食べない?」


「ウガガ♪」


「よかったぁ」


 泣き顔からのその笑顔はため息が出るくらい癒される笑顔だった。


「コックリちゃん…」


 口裂け女は愛おしそうにコックリさんを見つめる。母性が爆発寸前といったところだろうか。


「口裂け女、もういいわよ」


「コックリちゃ~ん♪」


 安心したのも束の間、花子さんの許しを得た口裂け女に襲われ悲鳴をあげることなく気を失う。


「花子さん…翻訳させる気なかったんじゃないですか?」


「いいじゃない!私は面白いのが見れて口裂け女もコックリを好きにできて得しかないじゃない」


(コックリさんは大損な気がする)


「さっきのイケメンはどこ行ったのかしら?」


 廊下から声が。また来客だ。それどころじゃないコックリさんとバンパイア以外のみんなは声のする方を見る。


「人体模型だ!」


 ぼくは見たまんまの事を叫んだ。人体模型は皆の知る姿をしているが右手だけ肘から指先にかけて素材が違うようだ。なんというかメタリックだ。


「あら、真っ先にわたくしではなくそっちに目がいくなんて坊やは見る目ないわねぇ」


 その声は人体模型の左肩に担がれた額縁から聞こえた。光の反射で何の絵かわからずぼくは近づく。


「モナリザ!」


 そう!かの有名なモナリザが額縁の中に納められていた。


「そう!わたくしこそ齢500を越える名画モナリザ!しかと目に焼き付けなさい!」


「あんたレプリカでしょ、なにが『齢500を越える』よ!」


「わたくしを偽物呼ばわりなんて、その目は節穴のようね」


 花子さんの指摘に反論するモナリザ。


「あんたのその自信過剰っぷり、過剰を通り越して妄想よね」


「なんですってー」


「なによ?」


「花ちゃん、やめなよ。モナリザさんは立派な名画だと思うよ~」


 口裂け女がいがみ合う2人の仲裁に入る。


「ちゃんと、わたくしの凄さを理解できる人がいるじゃないの♪褒めてあげ……」


 モナリザは機嫌よさそうに声のした方に視線を移すと


「体があるからって調子に乗るんじゃないわよ!!」


 ほんの数秒前まで上機嫌だったのに自分をフォローした人物が口裂け女だと知った途端に罵声を浴びせた。


「ひぃっ」


 口裂け女は怯え、抱き抱えてたコックリさんを手放してしまった。


「私はいったい…」


 目覚めたコックリさん。


「チャンス!」


 ここぞとばかりにコックリさんはポンッと煙と共に姿を消した。


「チッ逃げられたわね。んで、あんたは結局なにしに来たの?」


 花子さんはコックリさんの事を諦めモナリザに用件を尋ねる。


「だから、さっきのイケメンはどこ行ったのかしら?身長が高くて髪は長めのイケメンよ!わたくしに気づかず鉄パイプを持って出ていったのよ」


「ああ、あいつらなら帰ったわ」


「あいつら!?他にも来ていたのかしら!?」


 少し興奮気味のモナリザ。


「ええ、その男を含めて3人来たけど、もう帰ったわ」


「なんでわたくしを呼ばなかったのよ!」


「なによ!今の今までこいつに挨拶にすら来なかったくせに都合良すぎよ!」


 花子さんはぼくを指差し反論。


「むしろ坊やがわたくしに挨拶しに来るのが礼儀じゃないかしら?」


「言われてみればそうですよね。改めて、はじめましてモナリザさん、人体模型さん」


 ぼくは2人に向かってお辞儀。


「礼儀正しいわね、坊や」


「ちなみに今までどこに居たんですか?」


「わたくしはいつもここの隣の教室にいますわ。移動の時はコレに運んでもらってますの」


 女子トイレの隣の教室は音楽室であり美術室でもある。廊下から見ると物置にしか見えないくらい乱雑に物が置かれている。


(そういえば、前に通った時に見たけど散らかってたなぁ。それに人体模型さんをコレ扱い…主従関係なのかな?)


「あの教室はわたくしの理想郷なのよ」


「理想郷ですか…なら、少し片付けた方が……」


「だよね~、散らかりすぎだよね~」


 口裂け女はぼくの意見に同意。


「お黙り!その無駄に大きい胸ひっぱたくわよ!!」


「うぇ~ごめんなさ~い」


 なぜかモナリザは口裂け女に強く当たる。


「うう、あああ」


 バンパイアがなにか言いたそうに声を出す。マミーは包帯で[花子さん、そろそろ許してあげて]


「仕方ないわね、入っていいわよ」


 すでに女子トイレに入ってはいるのだが、やはりこの言葉が必用だったらしく言葉を聞いた途端


「いやぁ、よく寝た!」


 自分の体質を誤魔化したいのか寝てたということにしたいらしい。


「むむ!なんと美しい!」


 バンパイアは四つん這いでモナリザの下へ。


「わたくしの美貌がわかる人がちゃんといるじゃない♪」


「私もちゃんと褒めたのにな~」


 離れた場所で拗ねる口裂け女。


「あなた名前は?」


「我はバンパイアであーる」


 モナリザの問いに答える。なぜか巻き舌。


「あなたも高貴で優雅で気品を隠しきれてないくらい立派な紳士よ」


「おお!そうか!わかるか!我の連れもこれくらい言えればよいのだが、1人は言葉が通じぬし1人は声を発っさない。我の良さを理解できる者が近くに居ないのだ」


 するとゴツンとバンパイアの頭に拳骨が


「痛いではないか!」


「うっさい!あんたはホント自分しか見えてないわね。高貴?優雅?気品?なによそれ!くっだらない!あんたの中身を好きになったヤツが近くに居るのにどうして気づけないわけ?」


 説教されたバンパイアは大人しくなった。


「すまなかった…」


「わかればいいのよ」


「花子よ、そなたの気持ちに気づけなくてすまなかった」


「はぁ?」


「そなたの全力の告白、実に胸を打たれた」


「な、ちがっ」


 動揺を見せる花子さん。


「隠さなくてもよい、こういうのはツンデレというのだろう?」


「違うって言ってんでしょ!」


「だが、残念だ。花子よ、そなたは見た目も性格も全然好みではないのだ。片想いをさせてすまなかった」


「だから、違うって言ってんのよー!!」


「ぐぁバっ」


 花子さんはバンパイアの頬にパンチ。ツンデレ属性とは大変だ。一度このような状況になってしまったら、どんなに否定してもツンデレ扱いなのだから…


「ホント野蛮ですわ、好きなら好きと素直に認めれば失恋だとしても美談にできますのに」


「あんたは帰って二次元観賞でもしてればいいでしょ!」


「二次元観賞ではありませんわ!イケメン観賞ですのよ!」


「どっちでもいいわよ」


 バンパイアの次はモナリザを相手する花子さん。


「あの、イケメン観賞ってなんですか?」


 2人の口論の最中だが、ぼくは話題が変わらない内に気になった事を尋ねる。


「よく聞いてくれましたわ♪わたくしの楽園には数多くのイケメンが揃ってますの!けど残念な事に彼らはまだ喋る事ができない。でも、それは今だけの話!いつか目覚めた時のためにわたくしは毎日、彼らに話しかけていますのよ。健気なわたくし…」


「健気な人は自分で健気って言わないわよ」


「えっと、どういうことですか?」


 あまり理解できなかったぼくは花子さんに尋ねる。


「要は教室に飾られている偉大な人達の肖像画が付喪神として目覚めるのを待ってるってことよ」


「そういうことですか」


「今一番目覚めてほしいのはガリレオ・ガリレイ!目覚めたら彼をオルチャン・ガリレイと呼ぶつもりですわ!なぜ“オルチャン”かわかります?“オルチャン”はどこかの国で美男子という意味ですわ!つまりイケメンですの」


 自分の趣味の事になると周りが見えず饒舌になる人がいるがモナリザはそのタイプのようだ。


 ふと口裂け女が居ない事に気づいたぼくは彼女の姿を探す。離れた場所に彼女の姿があった。マミーもフランケンも会話に参加していないものの会話の中心であるモナリザの方に寄って来てるのに彼女は明らかに距離を取っている。ぼくは心配になり彼女の下へ。


「どうしたんですか?」


「なんでもないよ」


 素っ気ない返事。


「なんでもないわけないじゃないですか!いつもの口裂け女さんじゃないですよ!」


「だって~」


「モナリザさんとなにかあるんですか?」


「わかんないよ~、私が喋ると怒るんだもん。どうしたらいいと思う?」


「触らぬ神に祟りなしって感じですかね」


「ん~」


 口裂け女は膝を抱え顔を埋める。


「ごめんなさい、いいアドバイスできなくて」


「気にしないで、少年は皆の所に戻りなよ」


(正直、放っておけない…でも解決策もないし)


「なにしてんのよ?」


 花子さんが異変に気づき口裂け女の下へ。


「なんでもない」


「なんでもないわけないじゃない!あんたらしくないわよ」


 ぼくと同じ事を言う花子さん。


「………」


 口裂け女は無言で会話を拒絶する。


(モナリザさんが怖いみたいなんですよ)


 ぼくは小声で事情を説明。


「あんた、あの女が怖いわけ?そんなの気にしないで会話に入って来なさいよ!」


 小声で喋ったぼくの配慮が台無しだ。


「花ちゃんにはわからないよ…私、花ちゃんみたいに神経図太くないもん」


 口裂け女は自分の膝と向き合ったまま喋る。


「あんた、私にケンカ売ってんの?」


「……」


「そんな負のオーラを出されたらこっちが迷惑なのよ」


「花子さん、落ち込んでる人にそういう言い方は…」


「あんたは黙ってなさい!ほら、行くわよ」


 花子さんは口裂け女の手を引っ張る。


「イヤッ!」


 だが、振り払われた。


「そう、自分から動く気はないわけね。だったら……」


「わっ!え?ええ?」


 口裂け女は膝を抱えたまま宙に浮く。驚いた口裂け女は自分の膝と向き合うのをやめた。


「お~ろ~し~て~」


 膝を抱えたまま宙を移動させられる口裂け女はその態勢のままモナリザの目の前に下ろされた。人体模型の肩に抱えられたモナリザを見上げる口裂け女。逆に見下ろすモナリザ。


「その綺麗な黒髪をシュレッダーにかけてやるわよ!」


 やはり罵声を浴びせる。


「ひぃ~」


「私の“友達”になにか?」


 花子さんは口裂け女の横に立っていた。


「分をわきまえない女に教育してるだけですわ!」


「なにが教育よ、ただ罵声を浴びせてるだけのくせに!」


「花ちゃん、私は気にしないから…」


 口裂け女は花子さんのスカートを引っ張るが、その手をパチンッと手で払う。


「だいたいね、こいつはただ嫉妬で八つ当たりしてるだけなのよ!聞いたでしょ?『体があるからって』とか『大きい胸』とか『綺麗な黒髪』とか!絵でしかない自分のコンプレックスをあんたで発散してるだけなのよ!」


「言いましたわねぇ」


「なに?ヒゲを何本か付け足すわよ!」


 モナリザの目の前でペンが浮遊する。


「あいつは私の大事な友達なの!文句があるなら私が容赦しないわ!」


「むぐっ」


 モナリザはなにも言い返せなかった。花子さんの強引なやり方、いつもなら呆れるところだか今回は心打たれるものがある。


「花ちゃん……花ちゃ~ん!花ちゃん!花ちゃん!花ちゃん!」


 口裂け女は花子さんに抱きついた。何度も花子さんの名前を呼ぶ。


「ちょっと!暑苦し…」


 いつものように振り払おうとしたが、自分の名前を呼ぶ声が震えてる事に気づき、その暑苦しさを受け入れ口裂け女の頭を撫でる。


「なに泣いてんのよ」


「だって~、花ちゃんが“大事な友達”って言ってくれたんだよ~、ホントは親友って言ってほしかったけど~」


「さりげなく苦情言ってんじゃないわよ」


 優しくツッコミを入れる。


「落ち着いた?」


「うん」


 泣き止んだ口裂け女は花子さんから離れる。


「正直、モナリザさんの言葉は大したことないけど誰かに嫌われる事が怖いの」


「言ってくれますわねぇ」


「でも、花ちゃんにそういう態度をとらないってことは花ちゃんには嫉妬するような部分が無いってことだね♪」


「あ・ん・た・ねー!わざとなの?敵も味方も傷つけてんじゃないわよ!!」


「イタッ、イタッ、イタッ、イタッ」


 花子さんは何度も口裂け女の額にデコピン。


「美しい友情だなぁ」


 バンパイアはそう言って深く頷く。


「わたくし、もう帰りますわ!」


 居心地が悪くなったのか不機嫌そうなモナリザ。


「ほら!行きますわよ!このノロマ!指示される前に行動しなさい!だいたい、わたくしの手足のくせに勝手に右手を壊してきて、こんな不安定な持ち方でわたくしを持ち運ぶこと事態ありえないんですのよ!」


 モナリザが叱責するのは人体模型。すると手を滑らせたのか肩に担いでいたモナリザを落とす。バタンッと正面が下になるようにモナリザは床に倒れる。


「ちょっと!なにも見えませんわよ!」


 人体模型はモナリザをひっくり返し正面が上を向く。


「わたくしを落とすなんてなにを考えてるの!信じられませんわ!」


 するとズイッと人体模型はモナリザに顔を近づける。


「きゃああ!そ、その顔を急に近づけないで!不気味ですわ」


(あんな風に言われて怒らないのかな?喋らないし顔も表情変わらないからなにを考えてるかわからないや)


 ぼくは少し同情しつつもモナリザと同じように不気味さを感じていた。


「早く、わたくしを運びなさい!」


 そう言われ人体模型は額縁の端を手で掴み歩き出す。その持ち方は登場時とは明らかに異なり引きずるように運ぶ。


「なんて運び方しますの!バカなんですの!?」


 人体模型は廊下へ出ると右を向く。


「どこ向いてるの!反対ですわよ!」


 モナリザの言う通り美術室&音楽室は女子トイレから廊下へ出て左にあるのだ。すると人体模型は振りかぶる。


「なにしてますの?やめなさい!やめな……」


 人体模型は階段の方へモナリザをぶん投げた。


「なんてことしますのーーー」


 モナリザの声は遠くなり聞こえなくなった。

 メンテナンス終了後の初めての更新になります!一瞬、下書きがすべて消えたと思って絶望してました。他にも投稿できなかったりと大変でした(^-^; まぁ、この更新がちゃんと出来てれば今後も大丈夫かな? それにしても花子さんと口裂け女の友情は美しかったですね! それでは

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