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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
41/152

コックリさんラジオ④

「カントマータントペスペスぅ♪」


「ペスペスじゃ」


「ペ、ペスペスぅ」


「光があれば影がある。影にこそ真理がある。花子の裏番組だからってナメんじゃないわよ!コックリさんラジオ始まりー!」


「花子殿に対して対抗心剥き出しじゃの」


「あったりまえでしょ!花子なんかに負けてらんないわ!あんたらも初登場なのに花子のラジオに呼ばれなくて悔しくないの?」


「悔しいに決まってるのじゃ!!」


「そうよ!あんたのその怒りを糧に私の番組を盛り上げてちょうだい」


「口裂け女殿、八殿、ゆき殿……楽園ではないか!その中に入れず、このような番組に……今からでも隣の楽園に突撃したいのじゃ!」


「あんた、私の番組ディスってんの? ていうか、こっちにろくろ首がいるでしょ」


「私!?」


「むむむむむ……やはり、なにか足りないのじゃ」


「た、助かりました」


「あんた、間接的に魅力がないって言われてんのよ。それでいいわけ?」


「あれに付き纏われるのは……」


「わしをあれ呼ばわりか!」


「あんたはあれで十分(じゅうぶん)でしょ。あ、そういえば、紹介がまだだったわね。自分達でしてちょうだい」


「わしは飛頭蛮じゃ!おなごが居ればどこへだって行くぞい」


「あんたのそういうトコが煙たがれるのよ」


「わしの存在意義を否定するというのか!」


「はいはい、次はあんた」


「私はろくろ首。趣味とかはないけど、この時計を大切にしてるわ」


「その懐中時計なんなの?」


「それは……秘密です」


「あっそ……どうしたのよ?ボーッとして」


「はっ!うっかりときめいてしまったのじゃ!おなごの謎は最高のスパイスなのじゃ」


「気持ち悪いわね。もう質問コーナーいくわよ」


 [ろくろ首さんの首はどれくらい伸びるんですか? PN.T.T]


「私の首ですか……試した事ないからわからないです。でも、限界を感じた事はないです」


「つまらない!」


「ええ!?」


「真面目なのよ。あれが言っていたなにか足りないってのも少し理解できるわ」


「ただ質問に答えただけなのに……」


「コックリ殿、本人が居るのにあれ呼ばわりは止めて欲しいのじゃ」


「はいはい、次いくわよ」


 [私に近寄らないで PN.ゆきおんな]


「なんとぉぉお、ゆき殿ぉおお!」


「うるさい!ペンネームがそのまま本人とは限らないでしょ」


「おお、そうか!いや、そもそもわしに対してではなくコックリ殿、ろくろ首殿の可能性もあるわけじゃしな!」


「前言撤回するわ。あんたの事よ」


「またまたぁ、コックリ殿は冗談が下手なのじゃ」


「もういいわ、今日はこれで終わり!お相手はコックリさんと」


「わし、飛頭蛮」


「ろくろ首」


「でお送りしたわ。次回も見なきゃ、つねるわよ!」


「痛い!痛い!コックリ殿、直につねってるのじゃ!」

 今回のコックリさん側のゲストは飛頭蛮とろくろ首でしたが、飛頭蛮に関してはキャラの方向性は当初から決まってましたが、ろくろ首はなんか突出した個性が無いんですよね(^-^; 私としては【懐中時計】と【私の時計返して】。この2つのキーワードで元ネタに気づいてくれたら嬉しいです( ・∇・) ではでは

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