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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
150/152

コックリさんラジオ⑲

「カントマータントペスペスぅ♪」


「ペスペスであーる!」


「ケンカなんてするもんじゃないわ。互いに損するだけですもの。コックリさんラジオスタートよ!」


「そういうお主は花子とよくケンカしているではないか?」


「あれはケンカじゃないわ。酷い仕打ちへの抗議よ!毎回毎回、口裂け女とグルになって私を弄んで」


「そうか、苦労しているのだな」


「そんな事は今はどうでもいいわ!あんた、ゲストなんだから名乗りなさい」


「そうであるな!我はこの様な時の為に考えに考え抜いた名乗りを披露するとしよう!」


「へぇ、面白そうじゃない。見せてもらおうじゃない」


「フフフ、聞くがいい!我こそはババンババンバンバ……」


「ふんっ!」


「ぐはっ!なぜ殴るのだ!?後は我の名を名乗るだけであったのに!」


「だからよ!絶対に言わせないわよ!」


「ぐぬぬ、我の渾身の名乗りが」


「普通に!普通に名乗りなさい!」


「我はバンパイアであーる……これで良いか?」


「ええ」


「では、お便りコーナーであーる♪」


「勝手に仕切んな!お便りコーナー!えっと、最初は……」


 [バンパイアさんはどうやって赤紙さんを見つけたんですか? PN.T.T]


「あんたへの質問みたいよ?」


「うむ、それはだな。幼き少女の協力で見つける事が出来たのだ!」


「それ誰よ?」


「わからぬ。だが、花子の様な髪型をしていたな」


「一部分でも花子に似てる部分があるだけで、そいつへの興味が失せたわ。次いくわ」


 [お前よぅ、男ならもっとマミーちゃんをリードしろよ PN.アイアム インビジブルヒューマン]


「なんか苦情というか説教みたいよ。ていうか、私も同感ね」


「うむ、反論できぬ」


「あんたはね、自信過剰でハリボテな見栄を受け入れてくれてるパートナーが居るんだから、もっとグイグイ引っ張ってあげなさいよ!喜ぶわよ、きっと」


「ぜ、善処しよう」


「はぁ、まぁいいわ。今日はここまで。お相手はコックリさんと」


「バンパイアであーる!」


「でお送りしたわ!次回も見なきゃ……」


「待つのじゃー!!」


「勝手に乱入してくんな!気持ち悪い」


「気持ち悪いとはひどいのじゃ」


「そうだぞ☆気持ち悪いんだぞ☆」


「あんたもシレッと乱入しないでもらえるかしら?」


「いやん♪ヌルッとだなんて♪」


「言ってないわよ。はぁ、メンドーだから挨拶だけさせてあげるわ。それで帰んなさい」


「やぁん♪嬉しぃ♪お礼にチュッチュッしてあげるぞ☆」


「イヤよ!やめなさいよ!」


「チュッチュッなら、わしにしてほしいのじゃーー!!」


「うるさい!来んな!」


「はばっ、ふがっ、ぐぁはっ!」


「あんたの足技すごいわね。おかげで余計なヤツが大人しくなったわ」


「ありがとぅ。それじゃあ、続きをするんだぞ☆」


「ちょっ!なんの続き、ってどこ触って、やめなさいよー!」


「わぁ、コックリちゃんが怒ったぁ♪」


「はぁ、はぁ………さっさと自己紹介でもなんでもしなさいよ」


「なんでもしていぃの?」


「て、訂正するわ。自己紹介しなさい」


「オッケー。私はサキュバスぅ。守備範囲が広いからぁ、いつでも、い・い・よ♡」


「言ってる事の意味がわからないわ。バカじゃないの!」


「意味ならすぐに教えてあげるぞ☆私はぁ、コックリちゃんもぅ、十分に守備範囲なんだからぁ」


「いやぁ、来んな来んな来んなーーー!!あんた、黙ってないで助けなさいよ!」


「む、我か?」


「…………私ぃ、あなたに対してぇ、少し怒ってるんだぞ☆」


「我はそなたに何かした覚えはないのであるが」


「あなたは私に何もしてない。でも、マミーちゃんにも何もしてない。そこに怒ってるんだぞ☆」


「ふぅ、助かったわ。ていうか、お便りの時も言ったけど、それに関しては私も同感ね」


「そうだぞ☆マミーちゃんのポヨンポヨンをいつでもどこでも好きにポヨンポヨン出来るのにぃ……勿体ないんだぞ☆」


「やっぱ、こいつの説教は聞かなくていいわよ」


「そんなこと言う娘にはさっきの続きを始めちゃうぞ☆」


「やめなさいよ!いい加減終わるわよ!」


「ざんねんー」


「結局、我はどうすれば良いのだ?」


「ポヨンポヨンだぞ☆」


「違うわよ!少しでも距離を縮めなさい。物理的にも精神的にもね」


「うむ。わかった」


「じゃあ、改めて終わりにするわ。お相手はコックリさんと」


「バンパイア、である」


「サキュバスだぞ☆」


「でお送りしたわ。次回も見なきゃ、つねるわよ!」


「…………はっ!わしはいったい?」


「もっかい、寝てるんだぞっ☆」


「ほぎゃっ…………」

 どうもです!皆さん、この[ぼくと花子さん]を楽しんでいただいてるでしょうか? 私はこの物語の間のくだらないミニコーナーが唯一サクサク執筆できる休息期間です。 だからって本編を書くのが苦痛な訳ではありません!でも、やっぱり構成とかで苦労してます。そして、遂にストックが無くなりました_(┐「ε:)_ 安定して更新が出来なくなるかもですが、応援してもらえると嬉しいです♪ それでは

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