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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
13/152

トイレの花子さんラジオ(仮)〔終〕

「遂に…つ・い・に!私、登場だよ~♪長かったよ~、すごくガマンしたよ~」


「なにが『ガマンしたよ~』よ!初回から今まで散々ジャマしてきたくせに」


「ジャマってひどい!」


「ホントの事でしょうが」


「う~…あっ!花ちゃん、考えてみて!初回と2回目の放送。あの時、私が喋らなかったら盛り上がりもなく淡々と喋る事になってたんだよ!」


「……たしかにそうね」


「でしょ~」


「まぁいいわ、タイトルコール始めるわよ」


「うん♪」


「それじゃ、トイレの花子さんラジオ(仮)最終回スタート」


「スタート………って、えぇぇぇえぇ!?」


「なによ?うるさいわね」


「だって最終回って……ようやく、私も本格的に参加出来ると思ったのに~」


「決まったもんは仕方ないでしょ。ほら、ゲスト呼ぶわよ」


「………」


「もういいわ、1人で拗ねてなさい。勝手に進行するから…それでは今回のゲストの登場よ!」


 パチパチパチ


「気まずい回に来ちゃったなぁ」


「口裂け女は放っておいて自己紹介しなさい」


「それでは!私の名前はのっぺらぼう。顔が無い妖怪だよ。人を脅かすのは好きだけど、物騒な事はしないから安心して欲しい。口裂け女君の近くに居ればカモが自分から私の方へ来るんだよね」


「帰ってください」


「へ?口裂け女君、いまなんて?」


「気持ち悪いから帰ってください」


「なっ!………帰ります」


「ちょっと!ゲスト帰らせてどうすんのよ」


「だって、ラジオ終わっちゃうし…」


「あんたねぇ、なんでラジオのタイトルに(仮)が付いてるかわかってないみたいね」


「それにどういう意味があるの?」


「(仮)ってのは仮のタイトルって事なのよ。あんたが本格的に参加出来るようになったから次回からは(仮)は取って正式なタイトルで番組をスタートさせるのよ。その区切りとして、この仮番組は最終回するってわけ」


「花ちゃん、私が参加出来るの待ってたってこと?」


「べ、別にあんたのためじゃないわよ」


「花ちゃん、だ~い好き♪」


「ああもう、抱きつくな!」


「花ちゃんのいけず~」


「という訳だから、次回からタイトルを変えて放送を続けるわ!」


「タイトルは決まってるの~?」


「ええ、決まってるわよ!タイトルは………[花子さんと口裂け女とゲストさん]よ」


「おお」


 パチパチ


「それじゃ次回の放送を楽しみに待ってなさい」


「その前に次の話を待っててね~」

 というわけで今回でトイレの花子さんラジオ(仮)は終わりです!でも、花子さんが言っていた通り次からはタイトル変えて心機一転!このミニコーナーは続きます(ノ´∀`*) ではでは

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