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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
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花子さんと口裂け女とゲストさん20

「私は主役!花子さんって書いて主役って読むの!主役って書いて花子さんって読むの!」


「花ちゃん、落ち着いて!番組の挨拶しよ?」


「………ハナクチ」


「ハナクチ~♪ところでどしたの?花ちゃん」


「私の出番よ!前は最後にしか出番なかったし、今回は最初しか出番がないじゃないのよ!主役の私を何だと思ってんのよ!」


「そゆことか~。花ちゃんはトイレから出られないし仕方ないよ。それと主役は少年だと思うよ?たぶん、花ちゃんはメインヒロインかな~」


「そうだとしてもよ!メインヒロインとしての扱いがあるでしょうが!それなのに……」


「花子、好き」


「ちょっと、ゆき。私の怒りが収まってないのにいきなり抱きつかないで………って、あんた温かいわね」


「好き、伝わった?」


「ええ、伝わったわ。今回、あいつとのデートであんたも良い方へ変わったのね」


「少年は今回、良い仕事したよね~」


「そうね。ゆきの件に免じて出番に関しては不問にするわ」


「よかった~。これでいつも通りに番組進められるね~」


「いつも通りやるけど、また私の出番が少なくなったら番組をボイコットするわよ!泣くわよ!」


「二度ある事は三度あるって言いますぅ」


「お菊ちゃん、そんなこと言っちゃダメだよ~」


「ごめんなさぁい」


「あんたのせいで変なフラグ立ったかもしれないじゃない!お仕置きとして皿を全部割らせなさい」


「いいですよぅ♪割れたら戻って来ますし」


「そうだったわ。こいつ用の嫌がらせを考えておかなきゃ」


「花ちゃんは性格悪いね~♪」


「ですぅ♪」


 スパーンッ


「イッタ~イ!花ちゃんのバカ~」


「調子に乗るからよ」


「花さん!」


「なによ?私に尻なんか向けて」


「私のお尻も叩いてくれないんですぅ?」


「はぁ?あんた、叩いて欲しいの?」


「はい!友達同士のスキンシップみたいで羨ましいですぅ」


「お菊ちゃん、これはスキンシップじゃなくて、ただのイジワルなんだよ~」


「でも、羨ましいですぅ」


「あんたは友達に何を求めてんのよ?私はそういう趣味ないわよ」


「花子、私も」


「あーー!お菊!あんたのせいでゆきもマネしてるじゃない!この子は純粋だから変なこと覚えたらどうすんのよ」


「ごめんなさぁい」


「ゆきちゃん、お菊ちゃんのマネしちゃダ~メ」


「そうよ。ゆき、自分から尻を叩いてって言うのは変態なのよ」


「変態………菊は変態?」


「そ、覚えておきなさい」


「えへへ♪こういうのイジられキャラって言うんですよねぇ。嬉しいですぅ♪」


「あんたは………もういいわ、お便りコーナー!」


 [ゆきおんなさんはびしょ濡れになると性格が変わるんですか? PN.T.T]


「私も気になってたわ。あの豹変はなんだったの?」


「ん?わからない」


「自分でもわからないわけ?」


「うん。でも、なんか、楽しかった……気がする?」


「でも、あのゆきちゃん、すごく可愛かった~」


「まぁそうね、普段とのギャップで面白かったわ」


「二人共、羨ましいですぅ。私もあのゆきさんとお喋りしたかったですぅ」


「んじゃ、次は」


 [びしょ濡れの美少女! PN.バンちゃん]

 [そんな時は風邪を引かないように服を脱ぐんだ! PN.アイアム インビジブルヒューマン]

 [じゃあ、私が体を隅々まで拭き拭きしてあげるぞ☆ PN.サッキー]


「はぁ、頭が痛いわ。ゆき、こいつらに関わっちゃダメだからね」


「うん。じゃあ、花子が代わりに拭き拭きしてくれる?」


「なんでそうなんのよ?」


「拭き拭きして欲しい」


「あんた、なんか子供っぽくなったわね」


「いいじゃん、花ちゃん。甘えん坊ゆきちゃんかわいい♪」


「口裂け女、拭き拭きしてくれる?」


「うん♪今度、びしょびしょになったらね。その時は一緒にお風呂も入っちゃおっか♪」


「私も一緒に入りたいですぅ」


「うん、菊も一緒。花子も」


「花ちゃんも一緒となると場所はここの女子トイレに決まりだね♪」


「私のトイレにお風呂なんてないわよ」


「そこはダーちゃんの出番だよ」


「あまり気乗りしないわね」


「花子、ダメ?」


「…………わかったわよ!」


「花ちゃんはゆきちゃんには優しいよね~」


「うっさい!次、いくわよ」


 [今日は軽い報告なのじゃ。少し前までは今の世が怖くて仕方なかったが、今は世界が輝いて見えるのじゃ♪これを機にぺんねぇむとやらを変える事にしたのじゃ!前は“殺生石に戻りたい”じゃったがこれからは“恋する妾”なのじゃ PN.恋する妾]


「なに?こんなヤツ居たかしら?」


「花ちゃん、だいぶ前にお便り送って来た人だよ!」


「覚えてないわね。まぁ、ポジティブな方へ行けたなら良いんじゃない」


「そだね~」


「それじゃ、今日はもう終わるわよ。お相手は花子さんと」


「口裂け女」


「ゆきおんな」


「お菊ですぅ」


「でお送りしたわ!次回も見なきゃ、トイレに引きずり込むわよ」


「込んじゃうぞ~♪」

 なんか、ゆきおんながちょっと子供っぽくなって来ちゃいましたね。見た目は中学生くらいの少女なのですが、これも変化ですかね。


 そして、お菊は長年、友達が居なかったせいでたぶんほとんどの嫌がらせをスキンシップとして受け入れてしまいそうです(ノ´∀`*)


 そして、そして、ペンネームが変わった人も居ましたが、何があったのやら( 〃▽〃) それでは

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