花子さんと口裂け女とゲストさん 新年特別編
「あけおめ♪ことよろ♪ハナクチー♪」
「あけおめ♪ことよろ♪ハナクチ〜♪」
「早速、ゲストの登場よ!」
「あけお……みゅっ」
ガシャーンッ
「ことよ……りゃっ」
ガシャーンッ
「ハナク……みゃっ」
ガシャーンッ
「初っ端から絶好調ね」
「お菊ちゃん、大丈夫〜?」
「えへへ、大丈夫ですぅ♪」
「……はぁ、魑魅達にはわからなかったと思うけど、こいつ座ったまま転んでんのよ。ホントどうなってんのよ?」
「謎ですぅ」
「『謎ですぅ』とか言いながら、その謎に疑問を持たずに受け入れてる所が腹立つわ!」
「花ちゃん、言い過ぎだよ。花ちゃんだって意味分かんないくらい強いでしょ?」
「意味分かんなくなんかないわよ!私は地縛霊っていう特性なの!土地や建物じゃなく女子トイレ限定だからこそ力が集中して強いのよ!だいたいね、幽霊の私に理屈とか通じるわけないでしょ!」
「それだったら、お菊ちゃんにも理屈が通じないんじゃないかな〜?」
「むぐっ!」
「あれ?もしかして、私、花ちゃんを論破しちゃった?」
「みたいですぅ。口裂けさん、すごいですぅ!」
「やった〜、初めて花ちゃんを論破できた〜♪」
「ふんぬっ!!」
スパーーーンッ
「いた〜い!」
「ふん!調子になったお仕置きよ」
「花さん!私もお仕置きが欲しいですぅ」
「あんたのお仕置きは………無いわ。それがお仕置きよ」
「残念ですぅ。いつか私も花さんにお仕置きしてもらえるくらい仲良くなってみせますぅ!」
「私にそんなこと求められても困るわね。まぁ、それは無視するとして新年一発目のお便りコーナーいくわよ!最初は」
[お菊さんが探してる人って、もしかして口…………]
「あー!このお便りは読む必要はないわ!ボツね」
「花ちゃん、ひどいよ〜。せっかくのお便りなのに〜」
「私も最後まで聞きたかったですぅ」
「あのね、努力せずに結果を得ても意味がないのよ」
「確かにですぅ」
「わかればいいのよ」
「ちなみに誰のお便りだったの〜?」
「ん?いつものT.Tとかいうヤツよ」
「そっか〜、T.Tさんって何気に常連さんだよね〜」
「そうね。お便りは一番まともで平凡な内容だけどね」
「このT.Tさんもスリーノーパンツさんと同じ常連さんなんですか?」
「ええそうよ。あいつらと比べてまともな質問とかが多いから、お便りコーナーでは最初に読む事が多いわね」
「なんか質問の内容っていかにも少年が言いそうな内容だよね〜」
「あ!なんかわかりますぅ」
「………そうね。この地味で記憶に残りにくい内容はまさにあいつね」
「も〜!花ちゃんはすぐそんなこと言う〜」
「別にいいでしょ。次いくわよ」
[一度始めた事はやり続けた方がいいのでしょうか? PN.凡人]
「凡人さんからのお便りだね〜。なんか真面目な人そうだね〜」
「そうかしら?私には行き当たりバッタリで何も考えてないように思えるわ」
「花ちゃんはすぐそういうこと言う〜」
「だって、そうじゃない!自分でやり始めた事を他人に相談してんのよ?計画性が無くて行き当たりバッタリって言われても仕方ないじゃない!それに比べて私は去年やったクリスマスと新年企画を継続してて偉いと思わない?」
「ん〜………でも、クリスマスと新年はやるのにバレンタインとハロウィンはやってないよね?」
「んぐっ!」
「あれ?私、もしかして図星突いちゃった?」
「みたいですぅ!」
「わ〜い♪」
「ふんぬっ!!!」
スパーーーーーーンッ
「いた〜〜〜い」
「お仕置きよ!」
「花さん!私も!」
「あんたは保留!今年もじゃんじゃん尻を叩くから魑魅達も楽しみにしなさい!」
「え〜、やだよ〜」
「決定事項よ!それじゃあ、今年も皆が良い年でありますように!お相手は花子さんと」
「うぇ〜ん、口裂け女〜」
「お菊ですぅ♪」
「でお送りしたわ!次回も見なきゃトイレに引きずり込むわよ!」
「込んじゃうぞ〜」
「………あんた、最後は転ばなかったわね」
「えへへ♪新年最初の放送の締めの挨拶で転んじゃったら縁起が悪い気がしてがんばりましたぁ♪」
「偉いわ!ゲン担ぎってのは大事よ!多少は見直……」
「はみゅっ」
ガシャーンッ
「前言撤回!お仕置きよ!」
スパーンッ
「いた〜い!花ちゃん、私を叩かないで〜」
皆様、明けましておめでとうございます!
年末は忙しくて更新が滞ってしまい申し訳ない。5日からは平常通りになりますので今年もよろしくお願いします(*´ω`*) それでは