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ぼくと花子さん  作者: 大器晩成の凡人
112/152

花子さんと口裂け女とゲストさん クリスマス特別編

「メリクリ&ハナクチー♪」

「メリクリ&ハナクチ〜♪」


「今日は特別回よ!喜びなさい!魑魅達!」


「そだよ〜、クリスマスだから特別なの〜♪」


「というわけで早速ゲストの登場よ!」


「【メリー】isクリスマス♪そしてハナクチー♪わたし、メリーさん。いま自己紹介してるの♪」


「こんな浮かれた日にこんなゲストで魑魅達はガッカリしたかもだけど我慢してちょうだい」


「誰がガッカリゲストよ!クリスマスといえばわたしでしょ!」


「なんでそうなんのよ?あんたに聖夜のイメージなんて全然ないわよ」


「わたし、【メリー】さんなのよ!そして、【メリー】クリスマスなのよ!わたしにピッタリじゃない」


「バッカじゃないの!あんた世界中のメリーの代表のつもり?」


「そこまで言うつもりはないわ。でも、想像してみて。クリスマスツリーのてっぺんに星の代わりにわたしをちょこんと置いたら、すごく可愛いわよ!わたし、いま自信を持って言えるわ!」


「なにが『ちょこん』よ!表現で可愛く見せようって狙いが見え見えよ!大体ね、あんた、それが本体じゃないでしょうが!引っ剥がすわよ!」


「やめてよ!恥ずかしいんだから………って、あんたの相方、何か構えてるわよ?」


「なにやってんのよ?」


「ジェラシ〜ビ〜ム撃つ準備だもん!私だけ会話に入れなくて寂しいんだもん!」


「『だもん』ってあんた年いくつよ?そうだったわ、にじゅ………」


「26歳だもんビ〜ム!」


「あんたの相方は相変わらずね」


「私は相方じゃなくて友達だもんビ〜ム!」


「はいはい、あんたは私の友達よ。それより『だもんビ〜ム』より、ビームだもーんにしなさい。その方がマヌケで可愛いわよ」


「そだね♪私は花ちゃんの友達ビ〜ムだも〜ん♪」


「問題が解決したし、お便りコーナーいくわよ」


「あんたの相方……友達はあんなんでいいの?」


「いいのよ。それで最初のお便りは……」


 [最近、あまりメリーさんを見ませんが何してるんですか? PN.T.T]


「わたしは常日頃から布教活動してるのー」


「なんの布教してるの〜?」


「わたしの都市伝説よ!花子なんて追い抜いてやるわ!」


「せいぜい頑張りなさい。私の都市伝説は日本中の学校だから寝てても広まるわ」


「ほぼガセの目撃情報ばかりなのに………いま、わたし、悔しいの!」


「メリ〜ちゃんの努力はいつか報われるよ。それにね、花ちゃんもサダコさんには勝てないって悔しがってたから」


「その話はすんな!」


 スパーンッ


「いた〜い。すぐこれだよ〜」


「ふん!次いくわよ」


 [皆さんが良いクリスマスを過ごせますように PN.凡人]


「わ〜♪凡人さん優しいね〜♪」


「そうかしら?こういう奴はパチンコとかして堕落してるに決まってるわ」


「わたしも花子に同意よ」


「も〜!二人共、性格が悪いよ〜」


「そうね。せっかくの聖夜なのに空気読めてなかったわ」


「花ちゃんが反省してる!」


「わたし、いま驚愕してるわ!」


「うっさい!」


 スパーンッ


「いた〜い」


「あんたは人形から引っ剥がす!」


「いや!やめなさいよ!いやあぁぁぁ」


 スポーンッ


「は、恥ずかしい」


「ふん!」


「お尻いたい………あ!メリ〜ちゃんはやっぱりそっちの方が可愛い♪」


「あ、ありがとう。でも、恥ずかしい」


「はい。それじゃあ終わるわよ。お相手は花子さんと」


「口裂け女」


「メリーさん」


「でお送りしたわ。次回も見なきゃトイレに引きずり込むわよ」


「込んじゃうぞ〜」

 皆さん、良いクリスマスを♪ それでは

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