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病院というもの
なかなかにそういうシーンに辿り着きません
イライラの感情が募る。
女性の情動が強い世界ではあるが、それを表には出すものの実際に行動に移す輩は少ない。
酒の席や同性同士で下ネタを交わすことはあれど、そういう機会を待ち望んでいたとしても、実際に行動に移す事はできない。性犯罪者になるだけだ。
合法的にであればしやすいのではあるだろうが中々に難しい。
この世界では男性保護と謳い部屋は監視できるようナースステーションの近く、扉は薄く出来ており聞き耳を立てれば簡単に声を聞くことが出来るようになっている。
男性の人権の安さに打ちひしがれる。
なので中々に目的を達成出来ずにいた。
もう欲望のままに私に襲いかかってくれても良いのだが。
それとなく肌を露出しようとしても「それでは外に出ていますね〜」と簡単に逃げられてしまう。これが社畜とやらか。
医者の回診も真顔or貼り付けた笑顔で「はい失礼しますね」と言うのみでセクハラ訴訟対策が完璧である。
なかなかに娼年への道は遠い。