1/3
とある朝での出来事。
「ふぁぁ〜、、、また学校かぁ、、」
そう呟きながら私は今まで寝ていたベッドから起き上がった。
窓際へ行き、思いっきりカーテンを開けると、強い朝の光が部屋中に広がる。
毎朝する大きい伸びをしながら、何気なく時計を見る。
9時丁度。
、、、あれ?
目を擦り、もう一度確認する。
9時丁度。
私は今自分が置かれている状況を理解するのに決して時間は掛からなかった。
学校が始まるのは、8時半。
私が、今起きた時間は9時丁度。
これは完全な完璧な寝坊による遅刻だ。
それに、この家と学校は電車で通わなくてはいけない位の距離。
今急いで用意したって学校に着くのは早くても2時限目は始まっているだろう。
、、、やってしまった。