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羨望、対照。

作者: 由良結一
掲載日:2026/05/26

どうやら今日は、小学校で運動会のようだ。


私の住むマンションの隣から、子供達の声が聞こえてくる。


元気いっぱい、そんな言葉を真っ先に連想するほどの。


私は絵に描いたような微笑みをして、思わずそれを窓から見た。


輝きに満ちた顔、声、動作。

何もかもが私を感動させた。


私は感動のあまり、涙を流し、笑った。


否、感動したのではなく、ただ己の不甲斐なさを嘆き、悲しんだ。そう、無駄な時間を過ごしただけだ。


ふざけた人間と世界に罰が必要かもしれない。


必要なのは当たり前だ。早くしてくれ。

無駄な祈りをして待つのも終わりにしたい。

結局自業自得か。


理解も出来ない、いいやしている。

理解しても行動に移さない。

私が唯一することは免罪符探し。

本当に無駄。私には羨むこともできない。

誰かの鳥籠に、羽を毟られた鳥が閉じ込められたようなこの世界に存在する時点で、既に諦めているからだ。


それを知ってなお、飛ぼうとし、飛ぶに至るか。

それを知って、ただ籠の中へ入れられる餌を待つ、玩具になるか。


答えを決めることすら困難だ。


私が見たのは、檻を知らず、自由に飛び回る鳥。

対して、私は翼を自ら千切った鳥。


このまま、永遠に交わらない。


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