表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

貴方を不幸に誘いますね

レビュー執筆日:2022/3/12

●負の感情をストレートに。かつリズミカルに。


【収録曲】


1.強欲

2.デモーニッシュ

3.過去に囚われている

4.奴隷じゃないなら何ですか?

5.ルーザーガール

6.雨を浴びる

7.秋雨前線

8.忠犬ハチ

9.テリトリーバトル

10.かくれんぼっち

11.泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて

12.終点の先が在るとするならば。


 音楽ゲームに収録されている『泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて』をきっかけに初めて彼女達のアルバムを聞いてみたのですが、ピアノの音色と早口でハイトーンなボーカルが特徴的といった感じで、そういう点においては「ずっと真夜中でいいのに。」に近い印象を受けましたが、歌詞の面では対照的と言っていいでしょう。曖昧な表現はほとんど見られず、「嫉妬」や「悲しみ」、「劣等感」等といった負の感情をストレートに押し出したものがかなり目立ちます(動画サイトで『終点の先が在るとするならば。』のMVを見ようとしたら「自殺や自傷行為のトピックが含まれている可能性があります」という警告が出てきましたし)。


 とはいえ、清涼感のあるピアノのサウンドや、「打破 打破 打破 打破 できますか?」(奴隷じゃないなら何ですか?)や「痛い 痛い 痛い 痛いのよ」(泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて)等といったリズミカルなフレーズといった要素から、聴いていてあまり暗い印象は受けず、そういった「ギャップ」がこのユニットならではの「個性」と言えるでしょう。


 ただ、個人的にはそういう雰囲気は彼女達の代表曲とも言える『泥の分際』である意味完成されているように感じられるところもあり、それ以外の曲はほぼその延長線上といった感じで、アルバム全体で見ると似たような曲が多く感じられるところもあります。最近、動画・イラスト担当のメンバーが「卒業」し、「純粋な音楽ユニットとして再出発」することが発表されましたが、それをきっかけにこれからは色々とこれまでとは異なる作風の楽曲を聴かせてくれるかもしれません。そんな彼女達が次にどういったアクションを起こすのか注目していきたいところです。


評価:★★★★

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ