不滅の朝日
1
空また青し 我らが思ひ
昇りたりとも 降りたりとも
大地は笑はず また泣きもせず
世の苦しみに ただ疎きのみ
いかに生けりや いかに散りぬや
答え迫るは 今宵の朝日
2
天地の試し 久しくしのび
遠き歴史を ここに築くは
我が責めぞかし 人に負はすな
一人も欠けば 今に至らじ
あれば至りぬ 光も闇も
みなみそなわす 久遠の朝日
3
国なす者は 君に始まる
見ぬ児孫の 安らぎ願ひ
種をまきては 明日を夢見て
枕を高く 寝むこそつとめ
ただ今せねば 永久に悔ゆべし
畏れてのぞめ 裁きの朝日
4
難近づきぬ 敵は迫れり
民よ奮ひて 今猛かれや
鐘打ち鳴らし はらからを召し
かちどきあげて 弥栄を呼べ
怒りの拳 前に携へ
背にとどろかせ 不滅の朝日