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 そして、ついにその日は来た。



 朝早く起き、全ての準備を終える。王都の通りはパレードに合わせて徐々に人が増えてきていた。


「お父様、お母様、お兄様。ではそろそろ私は旅立ちますわ。今まで有難う御座いました。どうかお元気で」


「アレット!ちゃんと連絡をするんだよ?貴女はいつまでも私達の子供なんだからね」


私は父達と強く抱き合い涙する。そして従者達とも別れを告げ、玄関を出た所で待っているクロムが引く幌馬車に乗り込む。


 気持ちを切り替えるように髪の色を変え、ローブのフードを深く被る。そうしてパレードを楽しみに集まってきている民を掻き分け、賑やかな街並みを一台の馬車はひっそりと王都から去って行った。



✳︎今更ながらの補足説明✳︎


松井光が口にした運命の赤い糸。この世界では女神の絆と呼ばれる物ですが、獣人の番設定のような強い物ではありません。

感情や理性は大いに働きます。


アレットとオディロンは長年睦まじく過ごしていました。オディロンはアレット大好きです。急に相手が切り替わったからと言っても培ってきたものが消える事はないようです。


光は元々からそういった人がいないため本能のままにオディロンを求めているようです。

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