悪魔との別れ
2話目です。だけど0時回ってしまった‥‥ついでに、短めです。
緊急クエストは完了した。ワールドアナウンスが流れたりして僕は精神的にダメージを受けたけど無事にクリアできて良かった。そして、僕は悪魔に問いかける。
「悪魔さんはこれからどうするの?」
「む?ここがどこにあるかは分かった。この空間の解析はお前が戦っている間に全て完了させてあるからな。これにより、いつでも私は城に戻る事が出来るようになった。後は、私を殺そうとした奴を見つけるだけだが‥‥」
「分かるの?」
「いや?さっぱり分からん」
「えー‥‥」
「まあ、いい。私は生きている。それだけで問題はない。研究の続きが出来るなら気にしない。まあ、もし私を殺そうとした奴を見つけたら必ず殺すがな」
気にしないって言いながら物凄く気にしてるじゃん‥‥と言ったら流石に怒るかな?
「そっか‥‥」
「では、私は行く。そういえば、私が何を研究してるか気になると言ってたな」
「うん。言ったよ?悪魔が研究ばかりしてるってよっぽど面白い研究なんじゃないかな~って好奇心だよ?」
「そうか。では、いつか私の居る城に来い。辿り着くことが出来たら教えてやる。お前が辿り着く迄に今の研究は終わらせて置こう。そしたらすべてお前に明かしてやろう」
「なるほど‥‥知識を得たいなら困難に立ち向かえって事か‥‥」
「うむ。そう言うことだ。私が居る城は魔界に存在している。私達の種族である悪魔は人間に化けて暗躍している者がいる。そんな奴は人間を殺して入れ替わっているからな?容赦せずに殺せ。私のような悪魔は少数だしな」
「なるほど‥‥あなたみたいな悪魔は少ない‥‥」
「ちなみに、中級の悪魔までは光属性が弱点だ。悪魔には光と一応覚えておけ」
「あなたみたいな悪魔は?」
「基本、上級以上の悪魔は光属性という弱点を克服している。まあ、〈神聖魔法〉は例外だがな‥‥」
「えっと‥‥なんで悪魔の弱点を僕に教えるの?」
「単純に弱い悪魔は私達にも迷惑を掛ける。だから、邪魔にならぬよう間引いて欲しいということだ」
「なるほど?悪魔にあったら基本的に倒して良いって事ね?」
「うむ。そう言うことだ」
「了解したよ。勝てるかは分からないけどね」
「その程度の奴に負けるようだと、私達の居る城には辿り着けんぞ?私達の城に着く為には世界を回れ。強さを、力を手に入れてから来い」
「なるほど‥‥僕って強さはあんまり求めてないけど、この世界を見て回るにはもう少し強さを求めろって事か。そっか‥‥分かった」
「では、私は行く。いつかまた会おう。謎の多き異界人の少年よ」
「うん!またね」
そして、言って悪魔は僕の目の前から消えた。転移魔法でも使ったのかな?リードさんみたいに。
《「ユニークシナリオ:悪魔との再会を目指して」を開始します》
《このシナリオは超高難易度となっています。推奨:種族Lv.150以上》
推奨レベル高過ぎ!っていうか推奨レベルを教えてくれるって親切だね。リードさんのとかは推奨レベルが出なかったのに‥‥アップデートがいつの間にかされてたって事?
???「お久しぶりなのです!このUSOの世界では難易度の高いシナリオやクエストにのみ推奨レベルをお知らせすることになってるのです。現時点でクリアが不可能に近いクエストやシナリオにむやみに挑戦して負けたから運営に苦情を言われるのが面倒だったからそうしたらしいのです。適正レベルのクエストとかで失敗した場合は運営は責任を持たないらしいのです。なので、気を付けて欲しいのです」
作者からのコメント
前話でも言いましたが投稿開始から1年経ちました。1年経過までに100話到達クエストは失敗しましたが、頑張って更新していくので評価してくれると助かります。