緊急クエストクリア
今回で投稿開始から1年です。あと、3話はちょっと無理ですがあと1話投稿予定です。次話投稿が0時過ぎたらごめんなさい。
ルナシアとエアの契約は無事に完了した。しかし、そこでルナシアは僕が驚くことを言った。
『私、今回の契約の為にかなりの力を使ってしまったのよね‥‥時間を極端に遅くするのって結構辛いのよ?だから、あなたを今の状況から脱出させた後は力の回復の為に眠りに付くから。当分は出てこなわよ』
「え!?」
『安心して?契約によって私が使える魔法を使えるようになるから。でも、レベルは1からだから頑張って育てながら使いこなして頂戴?使いにくいから』
「え~‥‥」
『あ、最後に1つだけ。私が力を回復させて話し掛ける時までに私を召喚出来るようにしといてくれる?召喚出来たらご褒美をあげるわ。ダメだったらご褒美が無いだけよ』
「なるほど。ご褒美目指して頑張るよ」
『ええ。そうしてね?期待してるから。さて、さっさと助けてあげるわね。あの悪魔はおまけで助けてあげる。あなたと敵対してる訳じゃないみたいだから』
「ありがとう。助かるよルナシア」
ルナシアは僕からお礼を言われて少し顔が赤くなった気がする。
『さ、さあ。行くわよ!〈収束〉〈圧縮〉からの‥‥〈吸収〉!』
ルナシアが何をしたのかは良く分からないけどリッチが使ってきた〈サクリファイス〉という魔法?をすべて消し去ってしまったようだ。
「‥‥」
『ふぅ‥‥私の力はこんなもんよ。あいつの魔法を吸収した。まぁ、あの程度じゃ力はほとんど回復しなかったけど無いよりはましだった。くらいかな?』
「す、すごいね‥‥」
『聖霊になればこの程度余裕よ。とりあえず、あなたの窮地を救ったから私は回復の為に眠るわ。あぁ、私の存在は悪魔の彼には言わない方が良いわよ?多分、研究させろって煩くなる。だから、適当に誤魔化しなさい?じゃあ、お休み』
「うん。お休み。ありがとうルナシア」
僕がそう言ったのを聞き届けてルナシアは眠りに付いた。すると、時間の動きがもとに戻った。そして、リッチは〈サクリファイス〉を使った影響で消え去った。
「‥‥?どういう事だ?何故、なにも起こらない?何故、私は生きている‥‥む?あのリッチが居ないな。消え去ったか?分からん。何が起こったのだ‥‥?」
「良かった~‥‥危なかったぁ‥‥」
「人間。何故、私達が無事なのか理由は分かるか‥‥?」
「え、えーと‥‥僕にも良く分からないけど、とりあえずはあなたも助かって良かったよ‥‥」
僕は誤魔化すのは得意では無いので、分からないという事にしておいて無難な答えをする。
「不可解だが‥‥助かって良かったのは同感だ。これで、研究を続ける事が出来る」
「あ、あはは‥‥」
この悪魔は本当に研究の事しか頭にないんだね‥‥ある意味凄い。
「人間よ」
「うん?何?」
「礼を言う。お前が居なければ私は死んでいた」
「感謝されるのってちょっと恥ずかしいものだね‥‥」
「そんなものか?人間の事は良く分からん」
「あはは‥‥そんなものだよ。人間って」
〔緊急クエスト:悪魔からの提案 クリア!〕
〔報酬としてランダムスクロールを獲得した!〕
《種族:エレメンタル Lv.12 → Lv.24》
うわ、レベルの上がり方が凄い‥‥倍になるとか凄すぎない?それほど敵が強かったんだね‥‥本当に勝てたのは奇跡だと思う‥‥
≪お知らせします。異界人が初めて他種族との契約に成功しました。契約成功した異界人に称号【他種族との架け橋】を付与します≫
ワールドアナウンス流れちゃった‥‥まあ、ルナシアと契約した時点でそんな気はしてたけどね。はぁ‥‥さらに潜まなきゃ‥‥
エア「ワールドアナウンス流れちゃったかぁ‥‥はぁ‥‥また、サンがお前なのか!?って突撃してきそうな予感がする」
作者からのコメント
投稿して1年‥‥ストーリー作るのがなかなか難しくて大変だったけどなんとかなったのは読んでくれた皆さんのお陰です。ありがとうございました。これからもこの物語をよろしくお願いします。




