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Unique Seekers Online   作者: アベル
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悪魔との共闘 ④

 少し時間が掛かってしまったけど投稿です。

 僕が悪魔に守って貰っている状態で攻撃を再開して15分ほど経った。MPはかなり減っているようだが余裕はある。


「うーん‥‥あいつの体力も結構削れてると思うんだけどなぁ‥‥倒れないなぁ‥‥悪魔も結構疲れて来てるみたいだね‥‥僕にステータス貸してくれてるからかな?」


 僕がそんなことを呟いているとリッチが叫び始めた。かなり焦っている様子だ。


「グググ‥‥ナゼ!ナゼ!ナゼ!ワレガココマデオイツメラレル!ワタシハツヨクナッタ!」


「ふぅ‥‥そろそろ私の魔力も限界が近いが‥‥限界が近いのはあちらも同じのようだな」


「ワレハリッチデアル!アノカタニチカラヲモラッタサイキョウノソンザイデアルノガワレダ!」


「いや、力を貰った時点で最強の存在ではないよね‥‥?だって君に力をくれた存在の方が強いと考えるのが普通じゃない?いや、例外はあるかもだけどさ‥‥」


 思わず、攻撃の手を止めてリッチの言葉につっこみを入れてしまった。だってさ‥‥力を誰かから貰っておいて自分は最強の存在だとか言ってるんだもん‥‥つっこみたくなるでしょ。


「ふむ。人間の言う通りだな。力を与えて貰った存在を差し置いて自分が最強の存在と言えるのは凄いと思うがな?まあ、力を与えた存在が本当に強いかは置いておくがな」


「カタカタカタカタカタカタ‥‥ワレハサイキョウ!サイキョウナノダ!」


 何か、リッチの反応がおかしくなった気がするのは気のせいかな?


「そろそろリッチの生命力は無くなる可能性が高いぞ。あのリッチの生命力の残りは解析完了してある。あとわずかだ。一気に終わらせに行け!人間!」


「そうだね‥‥さっき出来るようになったばかりだけど〈魔力操作〉に意識を向けて‥‥MPを限界まで〈光魔法〉のライトアローに込める‥‥」


 この技術は10分ほど前に口頭で僕に悪魔が教えてきた事だった。技術とは言ってるがいまいち使い方を知らないで勝手に〈魔力操作〉のレベルが上がってるからどういうスキルなのかは考えてもいなかった。まあ、しっかりと使えるようになったのはついさっきなんだけどね。


「うむ。そうだ。〈魔力操作〉はしっかりと出来るようだな。そのまま限界まで魔力を注ぎ込んだライトアローを放ってやれ。当たればあのリッチも倒せるはずだ」


「うん!行くよ!ライトアロー!」


残りのMPのほとんどを使って作ったライトアローをリッチに向けて放った。dexを借りていなければ制御不能になって暴発してたはずだと僕の勘が言ってる。


「うむ。良い感じに魔法の制御を出来ているようだ。これで終わるだろう」


「いっけー!」


 僕はそう叫んでライトアローの行方を見ている。すると、リッチに当たったように見えた瞬間に辺りは光に包まれた。どうなったの!? 

エア「悪魔って僕にステータスを貸してても余裕がありそうだった‥‥相性が良かったらあのリッチなんて瞬殺だったのでは‥‥?」


作者からのコメント


 次回、悪魔との共闘は終了になると思います。多分。ダンジョン編はもうちょい続くんじゃないかな?

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