扉の中
はい。今日も頑張って更新。連続更新出来たの久しぶり‥‥
僕が扉を開けようと近付いた時にゴゴゴと大きな音を立てながらゆっくりと扉が開き始めた。
「わー‥‥!すごい!扉が勝手に開き始めた!面白い!」
僕は現実ではあり得ない不思議な光景に興奮を隠せない。
「ゲームって凄い!こんな光景まで作り出せるんだ‥‥!」
扉が勝手に開く光景に僕が目を奪われている間に扉は完全に開いたようだ。
「お~!完全に扉が開いた。この先に何があるのかな?次の階層?それともアークブラウの時のようなクエスト?それとも‥‥FGとか出てたボス?まあ、入ってみれば分かるよね」
そう考察をしながら僕は扉の中に入った。僕が扉の中に入ったら扉の中は真っ暗でなにも見えない状況だった。
「扉は完全に開いてるのに真っ暗とはどういう事なの‥‥?」
そんなことを呟いていると真っ暗だった空間が少しずつ明るくなってきた。そして、完全に明るくなった所に人がいた。後ろを向いてるようだ。
「こんな場所に人?ここに住んでるのかな?変わってるなぁ」
僕の呟いた天然っぽい発言をその人?は聞いてたようだ。その人はこっちを向いた。その人?は青い髪から大きな角が生えてる‥‥そして、爪が鋭く長い。身長は200cmくらい?で顔は結構イケメン。変わった見た目をしてる人だ。
「失敬な!こんな場所に住むわけが無いだろ!」
「あ、聞こえてた‥‥ごめんなさい。そうですよね!住める場所じゃないですもんね」
「ああ。まず、こんな場所に住む奴がいるはず無いだろう‥‥」
「それもそうだよね‥‥」
「うむ‥‥って!こんな所に人間が来るとは‥‥予想外だ‥‥」
「えっと‥‥僕の事を人間って言ってますけど‥‥貴方も人ですよね?」
「私が人だと?人のような軟弱な存在などではない!私は悪魔である。覚えておけよ?人間。私は忙しい。お前の相手をしてる暇はない」
「おー‥‥悪魔!なんか凄い‥‥!悪魔ってこんなに人みたいな見た目してるんだ‥‥」
僕は悪魔を見て扉が自動で開いた時と同じように興奮してた。
「お前‥‥私は悪魔だと言ったよな?悪魔に会った人間は大体恐怖に震えてるだけかいきなり攻撃してくるかだと聞いていたが‥‥」
「え?そうなの?そんな怖くないじゃん。顔も格好いいし‥‥僕みたいな平凡な見た目な僕からしたら羨ましい限りだけど‥‥」
「ふむ。お前は変わった人間のようだ」
「そうかなぁ‥‥普通だと思うけどね。そんなことより‥‥なんでこのダンジョンの扉の中にいたの?」
「む?ここはダンジョンなのか‥‥私は城の研究室にいたのだ。そして、急にここに飛ばされた。なのでここの解析をしていたのだがなにも見えない。なるほど。ダンジョンだったからか‥‥納得した。感謝するぞ。人間」
「どういたしまして?」
「ここがダンジョンと言うことはお前はここの攻略をしていたのか」
「うん。そうですけど‥‥?」
「ならば、仕方ない。人間。私がこのダンジョンから脱出するのを手伝え。無論、報酬は貴様を殺さない確約だけだがな」
《緊急クエスト:悪魔からの提案を受注しますか?yes/はい》
緊急クエストっなに!?しかも、拒否権が僕に無い‥‥まあ、断るつもりはないから問題は無いんだけどね‥‥ちょっと複雑。
エア「緊急クエスト‥‥悪魔さんは僕が入ってきた扉から自分で出ていく選択肢は無いのかな?僕に脱出を手伝えとか必要なのかな?」
作者からのコメント
ひとつ前の話の最後の方を微修正しました。今回の話の最初に繋がるように変えたのですがうまく伝わらなかったら教えてください。修正しますので。