現実に帰還
遅くなりました。8話目です。どんどん投稿出来る時間が遅くなっていく‥‥なんとか出来たのでどうぞ。
僕の意識が電脳の世界から戻ってきたという感覚があった。僕が目を覚ますと、目の前にお疲れ様でしたという文字が浮かんできた。そして、VRギアを外しベッドの上に置いた。僕は、起き上がって携帯で時間を確認すると17時30分と出ていた。
「なんだかあの場所にすごくいた気がするけど‥‥まだ、こんな時間なんだなぁ」
真也が実際にアーシェと共にゲームの中ににいたのは約6時間。ログインしてから3時間程しか経っていない。ゲームの中は現実の2倍ほどの早さで動いてる事になる。
「とりあえず、少し休もう。終わったら1時間ほど夏休みの宿題を進めようかな」
そう言うと真也は2階にある自分の部屋を出て1階のリビングに向かった。すると、階段を降りている途中にインターホンが鳴った。すると、僕はそのまま玄関に向かった。そして、ドアの鍵を開けると妹の花音が立っていた。
「あれ?早かったね~友達と遊んで来るって言ってたからもっと遅いと思ってたよ。でも、何でインターホンを鳴らしたの?鍵を開けて入ればいいのに」
「鍵を忘れてしまっているのに気が付きまして‥‥」
「え?そうなの?珍しいね~」
花音が鍵を忘れるなんて珍しい事もあるなぁ
「友達が早く帰ってしまいまして‥‥夜に家族と外食があるらしいです。そして、家に帰って鍵を開けようとしたら忘れているのに気がついてしまいました」
「それでインターホンを押したのか」
「はい」
「そっか、疲れてるでしょ?家に入ろう?」
そう言って、僕は花音と一緒に家に入った。
「2人とも今日も遅いんですか?」
「うん、そうみたいだね」
「では、疲れたの少し休ませて貰います。一時間ほどしたら教えてください」
「了解」
そうして、一時間ほど経って花音を呼んだ。そして、夕食の話となった。
「とりあえず夕食はご飯を炊いてる間に一緒に考えましょうか」
「そうしよっか」
そう言って僕は台所に行き、米を研ぎ炊飯器を使用してご飯をセットした。冷蔵庫を花音と一緒に見ながら考えてからメニューは決まった。
「とりあえず豚肉があるので生姜焼きにでもしましょうか。生姜焼き用のタレがありますし」
「そうだね、じゃあ僕は玉ねぎを切るよ」
「お願いします。では、私は兄さんが玉ねぎを切っている間に焼く準備をしましょうか」
僕は玉ねぎをゆっくりと慎重に切っていく。包丁には慣れていないので玉ねぎを切るのに時間が掛かってしまう。目が痛い!
やっと玉ねぎを切り終わった。しかし目が痛くてキツい!
「では、玉ねぎと肉を炒め始めましょうか」
花音は慎重に炒め始める。僕も花音も料理は出来なくはないが得意ではない。なのでどうしてもゆっくりになってしまう。
「じゃあ、その間に僕は皿とかを出しておくね」
「よろしくお願いします」
そして、やっと生姜焼きが完成した。生姜焼きが完成する少し前にご飯は炊けている。最近の炊飯器は優秀だね。結構早く炊けるもの。
「では、食べましょうか」
「そうしよう」
二人揃っていただきますと言って食べ始めた。
「うん、玉ねぎの大きさはバラバラで少し食べにくいけどおいしく出来てるね」
「はい、私達にしてはうまく出来たと思います」
雑談をしながらご飯を食べ進めた。食べ終わって、僕は皿をさっさと洗って片付けた。
その後は何もすることはないので2人とも自由に過ごした。そうしている内に、夜も遅くなり両親も帰ってこなかったのでお風呂に入って寝ることにした。
花音はすでにお風呂から上がって、少し涼んでいたがすでに部屋で寝てるようだ。僕もさっさと入って寝ることにした。
僕もお風呂から上がって涼んだ。寝るときになって今日の事を思い出していると眠くなってきた。明日が楽しみだと考えていたら意識は夢の中に入ってしまった。
真也「僕達兄妹は料理を練習しなきゃだめと感じたね。いつもは父さんか母さんのどっちかが作り置きして置いてくれるんだけど今日はなかった。だから、挑戦してみたけどなかなか難しいから慣れないんだよな~」
作者から一言
おかしな点があったら教えて貰えるとうれしいです!誤用が心配なので特ににそこの所をよろしくお願いします。