閑話 大晦日~年明け
昨日の大晦日閑話の続きになります。元日の閑話にするつもりで書き始めたら昨日の閑話の続きからになってしまいましたw
本当の元日の閑話は明日の夜になるかと思います。多分。明日の朝に出せれば出したいと思いますが難しいかな?
やっと‥‥あのダンジョンから戻ってくる事が出来た‥‥サンよ‥‥そして、フラウさん‥‥別にさ?新年の30分前まで狩りに行くのは良いんだよ?だけど、何でかな?現在、初心者用ダンジョン(笑)と呼ばれるようになった鬼畜ダンジョンに行くという考えになったのかな?もう少しさ、楽な所にする選択肢は無かったのかな?そのダンジョンに行くと聞いた時に絶望して放心状態になってしまった。だから行く事が決定して行くしかない状況にしてしまった僕にも原因が少しはあるけどね?
「いや~結構楽しかったなぁ!レベルも上がったし!年明け直前にレベルが上がったのは嬉しかったぜ」
「はい。最近は行ってなかったですが‥‥あのダンジョンは構造が入る度に変化していくので冒険してる!って感じになれて面白いですね‥‥!」
「サンもフラウさんも元気だなぁ‥‥あのダンジョンに入って楽しめるのは凄いな‥‥僕は入っただけでお腹いっぱいって感じだったよ‥‥」
「そうか?あれ?そういや、エア。お前ってあのダンジョンの発見者になってたよな?」
「プレイヤーとして。が付くけどね?あそこでトラウマになりそうなクエストが発生したからあのダンジョンは嫌いなんだよ‥‥」
「シンさんがあのダンジョンの発見者なのですか?凄いですねぇ‥‥」
「そういえば‥‥俺が初心者用ダンジョン(笑)行こうと言ったら反応悪かったな?そういうことだったのか‥‥なんか、すまんな」
「いや、いいよ‥‥言えなかった自分が悪いんだから‥‥」
「そうか‥‥とりあえず、だ。嫌なことを今の所は忘れて年越しをどうするかを3人で決めようぜ!」
「うん‥‥そうだね。そうしようか」
「サンさんとシンさんは仲が本当に良いのですね~私の知り合いにもあなた達みたいに凄く仲が良い2人組がいるのですよ?」
フラウさんがそんな事を言ってきた。へぇ‥‥フラウさんの知り合いに僕達の関係に似てる人達がいるのか‥‥気になるな‥‥
「へー‥‥俺達みたいな親友!って感じの人が知り合いにいるのか‥‥その2人?もこのゲームをやってるのか?」
「流石にそこまでは‥‥」
「そっか‥‥会ってみたいぜ!」
そんな話をしている間に新年まで残り10分くらいになっていた。
「うわ!残り10分で年が明けちゃうぞ!?何にも決めてない!」
確かに。やばいね‥‥年を越した時に新年の挨拶はするとして‥‥あ、そうだ。
「そう言えば、アーシェが言ってたんだけどこの世界には神社はないけど神殿があるらしいんだけど‥‥初詣でが神殿ってのも何か変な気がするけどゲーム世界の初詣はそこに行かない?」
「神殿の存在を知らなかったのか‥‥エア‥‥なんで知らなかったのかは置いとくとして‥‥そのアイディアはいいなそれ」
「はい。確かにシンさんが神殿の存在を知らなかった理由は知りたいですが‥‥初詣を神殿でというのは面白いですね。行きましょうか」
後で神殿の機能を教えて貰おう‥‥なんか、重要な施設なんだよね。知らないのがおかしいくらい。
「ここから5分くらい歩いた所にあるから行くぞ~」
そう言ってサンは歩き始めた。僕はそれに付いて行き、フラウさんは僕と同じようなタイミングで歩き始めた。
♢♢♢♢♢♢♢♢
5分ほど歩いて到着した神殿前にて。
「良かった。年が明ける前に着けたな」
着いたのは年明けの2分ほど前だった。危なかったね‥‥あ、さっきアーシェの名前を出してたのに忘れてたけど何処に居るんだろう‥‥
「ギリギリでしたね」
まあ、気が向いたら戻ってくるよね。とりあえず、気にせずに新年を迎えよう。近くには居る気がするし。
「うん。間に合って良かったよ。新年の挨拶が終わったらすぐに初詣が出来るね」
あと、少しで新年だ。来年はどんな年になるのだろうか‥‥
「そういや、ゲームの中での年越しは初めてだな俺」
「あ、私もです」
「僕は当たり前にないよ?」
「知ってるぞ?」
サンは笑いながらそんな事を言ってきた。
「あ、もうすぐですよ。後、30秒です」
フラウサンがそう言う。おお‥‥話してる間にそこまで来たんだ‥‥
「あと、10,9,8,7‥‥」
サンが10秒からのカウントを始めた。
「3,2,1‥‥0!明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
サンが敬語というかしっかりと挨拶するのは初めて見た。毎年、あけおめ!今年もよろしく!で終わりなのに‥‥フラウさんが居るから?
「「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」」
フラウさんとタイミングが被った。まあ、そういう事もあるよね。
「あはは‥‥こんな風に人と被るのはめずらしいですね」
「うん。そうだね~」
「じゃ!新年の挨拶もしたし、初詣と行きますか!」
「そうしましょうか」
そう言って、サンとフラウさんは神殿の中に入っていった。
「ふぅ‥‥エアさん。フラウとかいう人は神殿の中に入りましたね?」
「あ、やっぱり近くにいたんだね。アーシェ」
「はい。近くで隠れながら付いてたのです」
「そっか‥‥アーシェはフラウさんの事が本当に苦手なんだね‥‥」
「説明できませんが、苦手なのです」
「そっか‥‥あ、そうだ。アーシェ」
「はい」
「明けましておめでとう。今年もよろしくね?」
「はいなのです!エアさんも今年もよろしくお願いしますのです!」
そう言うだけ言ってまたアーシェは居なくなった。
「おーい!エア!早く入れよ~何やってるんだ~」
サンから呼ばれた。遅かったので確認に来てくれたのだろう。
「ごめん!今行く~!」
そう返事をして僕も神殿の中に入っていった。
フラウ「シンさんは初めて会ったときから初めて会った気がしませんが‥‥知り合いに似てるのでしょうか?」
作者からのコメント
前書きでも書きましたが、元日の閑話になりませんでしたw
タイトルで分かる通り、年明けまでです。元日閑話を書こうとしてたら昨日の続きが出てきてしまったので‥‥書いちゃいました。まあ、これでもいいかな?って思いますが元日閑話はしっかりと書きたいと思ってます。