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Unique Seekers Online   作者: アベル
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閑話 大晦日

 大晦日の閑話です。本編の続きは来年に持ち越しです。大晦日閑話を書けてしまったので、投稿します。

 今日は大晦日。僕は、大晦日もゲームの中にログインしていた。理由はゲームの中で年越しを迎えるためだ。お世話になった人や、仲良くなったフレンドと会うために入ってみたけど大晦日だからか家族と年越しする人が多いみたいだ。


 ゲームに入っているのはサンと最近フレンドになったフラウという女性だけ。僕の装備してる魔法具の眼鏡にはフレンド情報にすら介入出来るというとんでもない性能だった。この眼鏡ってゲームにあって大丈夫なのか怪しい性能してる。


 今年の年越しは始まりの街アンファングに集合となっている。サンに集合を命じられた。サンが言うには折角だから、ゲームの中で年越ししようぜ!らしい。なので、僕はアンファングの街の宿屋に前の日からアーシェと一緒にいる。僕は一緒にいるアーシェが寝てるから宿屋に置いて行くつもりだったのだが僕が置いて行こうとしたら起きてきた。


「エアさん!私も行くのですよ!年越しという概念はこの世界にもありますが、特に祝うことも無く年越したなぁ‥‥程度なのですよ!なので、エアさんの世界の年越し行事をやるのは楽しみなのですよ!」


 アーシェが僕達の世界にある年越しの行事について知ってるのかと思った。そして、思い出した。僕が急にサンから明日はアンファング集合な!って呼び出されたらアンファングに行こうって言ったら何でなのですか?と聞かれたので年越しについて凄く軽ーく説明してたね。そう言えば。


「行事って言っても、明けましておめでとう。今年もよろしくお願いします。って言うだけだよ?神社とかはここには無いしね~」


「神社?は無いですが何をする場所なのです?」


「初詣って言って、新しい年が始まってから神社などに参拝する事だよ。細かい事はよく分からないけど、とりあえず神様に新しい年になったので今年も健康に過ごせますように~とか祈る事かな?」


「ならば!神殿で良いのではないですか?神殿も神様を奉ってる事は同じなので!」


「んー‥‥それもそうだねぇ‥‥まあ、サンがどう考えてるかは分からないけどね?とりあえず提案はしてみよっか」


「はいです!」


「じゃあ、そろそろ集合時間の22時だ。待ち合わせ場所の時計台の所に行こう」


「はーいです」


♢♢♢♢♢♢♢♢


待ち合わせ場所に到着したエアとアーシェはサンを探していた。すると、後ろから声を掛けられた。


「シンさん?」


「はい?」


 そこには、フラウさんがいた。何故だろう‥‥


「えっと、私はサンさんに呼ばれたのですが‥‥」


「僕達もだよ。サンに呼ばれて来たんだけど‥‥サンがいない」


 アーシェはフラウさんが居ることに気が付いてたのかいつの間にか隠れてた。フラウさんの時だけ隠れるのは何でなんだろう‥‥そんな事を考えてるとサンがやってきた。5分遅れで。


「いやぁ‥‥悪い悪い!遅れた!」


「何で遅れたの?」


「ん?寝てた」


 僕はあきれて何も言えない。サンから誘ってきたのに寝てて遅れてくるのか‥‥と。


「あはは‥‥サンさんらしいですね‥‥」


 フラウさんも苦笑いだ。


「それで?サン。何で僕だけじゃなくてフラウさんも呼んだの?」


「それは、知り合いが多い方がエアも喜ぶだろ?」


 サンは、最近はエアと呼んでも問題無くなったのでエアと呼ぶようになっている。


「なんとも言えないけど‥‥」


「とりあえず、年越しの30分くらい前まで狩りでもしてようぜ!」


「え?いや、良いけど何処で?」


「最近、自分達の種族レベルによって敵の強さが変わってしまうという性質が見つかった初心者用ダンジョン(笑)だ!」


「‥‥‥‥」


「あぁ。あそこですか。私もたまに利用してますよ。行きましょうか」


「エアも反対しないようだから行くぞ~!」


「‥‥‥‥」


「はい」


 僕が絶望してる間に決まってしまったので、反対は難しい。なので、諦めて着いて行く事になった。あそこはトラウマの宝庫だったから行きたくないんだよなぁ‥‥年の最後に運の悪いエアでした。


アーシェ「むぅ‥‥フラウとか言う人‥‥なんとなくエアさんに雰囲気が似てる気がして会いにくいのです‥‥」

 

作者からのコメント


 今年ももうすぐ終わりますね。読んでくれた方達に感謝を。来年も頑張りますのでよろしくお願いします。


p.s. 元日の閑話は明日の夜か、2日の朝までには投稿する予定です。

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