現実世界 ~回転寿司?~
遅れてすみません。1週間以内、達成出来ませんでした。言い訳はしません。でも、頑張って書いたので読んでくださいね?
あれから、少しして。僕は着替えを終わらせて、玄関にいた。
「やあ、真也。早かったね~」
父さんが声を掛けてきた。
「まあ、着替えるのはズボンをジーパンに履き替えて、シャツを外用にするだけだからこんなものだよ」
「それもそうか‥‥」
その後も父さんと雑談していると、花音が玄関に来た。
「お待たせしました」
「大丈夫だよ。さあ、みんな揃ったし行こうか」
父さんはそう言った。
「あれ?母さんは?」
僕が辺りを見回しながらそう聞くと‥‥
「私はここに居るよ。真也君」
後ろから声が聞こえた。
「え?」
僕が振り向くと頬を指で触られた。
「何するの!?」
「え~?だって、暑い季節の間は真也君に抱きついちゃダメって言われたからこれで我慢したんだ~」
「ソウデスカ」
母さんのやる事は気にしない事にした。片言になった気がするけど気のせいだ。気のせいったら気のせいなのだ。
「さあ、今度こそ行こうか」
父の一声で今度こそ出発する事になった。
僕達は、家を出て戸締まりを確認してから店に向かって歩き始めた。
「そう言えば、父さん。店って予約してあるの?」
僕は、店を予約してあるのかと気になったので聞いてみた。
「大丈夫だよ。ちゃんと予約してあるからね」
「それなら良かった」
「急にどうしたんだい?」
「いや、なんとなく気になっただけだよ」
「そうかい?気になる事でも?」
「いやさ、久々に寿司を食べに行くのに回転寿司の店に行くって言ってたよね?」
「うん」
「回転寿司の店ってこんな道通ったっけ?」
「うん?通らないよ?」
「え」
僕は驚いた。回転寿司に行くって言ってて、回転寿司の店に行く道じゃない道を通るって‥‥どういう事?別の店に行くの?
「そろそろ着くよ~」
この道‥‥初めて通りました‥‥何処に向かってるのでしょうか‥‥父は。
花音が小さくそう呟いているのが聞こえた。母さんの方を見ると‥‥ニコニコしながら花音の後ろに付いている。恐らく、父さんが行こうとしてる所を分かっているのだろう。
「よし、着いたよ~」
目的地に着いたらしい。
「ねぇ、父さん」
「なんだい?真也」
「ここって回転寿司じゃないよね?」
「うん、違うよ?」
父さんはいい笑顔を浮かべながらそう言っ言ってきた。父さんは僕と花音を驚かせるためにわざと行く場所を黙っていた‥‥というか、誤魔化したって事かな?
花音を見ると目が点になっていた。それもそうだろう。回転寿司に行くと思ってたのに目の前にあるのはちゃんとした板前のいる店た。そんな場所に連れて来られたらそういう反応になるだろう。
僕?僕は驚いたけど、花音のような反応はしなかった。
「驚いたかい?真也、花音」
「うん。すごく驚いたよ」
「えっと、これはどういう事ですか?」
「久しぶりに真也と花音に会って、回転寿司なんていつでも行ける場所なんてつまらないし、寂しいじゃないか」
あぁ‥‥そうだよ‥‥父さんはこういう人だった。まあ、着いた場所は予想外だったけどこういう店は初めてだから楽しみだ。
【寿司処 すし屋】か‥‥ってなにこれ。
「父さん‥‥この店の名前‥‥」
「あはは‥‥この店は僕の友人が継いだ店なんだけど、面白い名前だよね~分かりやすい」
この店の名前つけた人どういう考えでつけたの!?いや、分かりやすいけど‥‥もう少し良い名前あったでしょ!?
「この店の名前を見て、少し不安になってきました」
花音がそう言った。僕も同意見です。
「あはは!大丈夫だよ~花音ちゃん。真也君。店の名前はあれだけどしっかりしてるから。さ、中に入ろ?真さんはもう入っちゃったよ?」
母さんがそう言って、後ろから僕達をゆっくりと押しながら店に入れた。
真也「もしかして、父さんは最初からここに来るつもりだったのかな?そうだとしたら何故、寿司以外の選択肢も出したのかな‥‥それとも寿司って言ったからこの店を僕達が着替えてる間に予約したのかな?」
作者からのコメント
次の話は寿司屋の話はさっさと終わらせて、ゲームに戻らせたいなぁ‥‥と、思ってます。
p.s. 次こそは、1週間以内に投稿します。