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Unique Seekers Online   作者: アベル
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初ダンジョン!

 約1週間も待たせてすみませんでした。続きが書けたので投稿しました。最近、なかなか続きが出せなくて申し訳ないと思ってます。なので、広い心を持って許してください‥‥

 ヒルダの店の扉を出た僕はアンファングの時計台の傍にいた。

 

「うわぁ‥‥本当に時計台に出たよ‥‥ヒルダのスキルは凄いなぁ‥‥」


「さて、と‥‥レベル上げってどこでやればいいのかな?スライムの森?あそこはサン達がいるから行きにくいなぁ‥‥んー‥‥ギルドで聞けば分かるかな?ギルドに行こうかなぁ」


 独り言を言いながら歩いて行く。その姿は完全に怪しい人物だった。


 僕は、自分が怪しい人物になってる事を気が付く事もなく歩いている内にギルドの前に到着していた。


「よし、ギルドに着いたね。ハンスさんがいれば良いけど‥‥」


 そう、つぶやきながら僕はギルド内に入っていった。


 僕は、入ってすぐに周りを見渡したけど、見当たらない。あ、そういえば‥‥ハンスさんは2階にいたよな‥‥2階に行ってみよう。


 2階に着いた僕は、ハンスさんの姿を探した。すると、特徴的な姿なのですぐに見つかった。なので、僕はハンスさんの所に向かった。


「こんにちは、ハンスさん」

 

「お前、また来たのかよ‥‥別れてからあんまり経ってねぇだろ‥‥」


「あはは‥‥すみません」


「で?何の用で来た?」


「えっと、レベル上げに良い場所ってありませんな?」


「ふむ‥‥シン、お前の種族レベルは?」


「まだ2です」


「なる程。なら、初心者向けのダンジョンに潜る事を進めよう」


「ダンジョン?聞いた事がある気がするけど‥‥」


「ダンジョンってのはモンスターの出てくる迷路に近いものだ。モンスターを倒したらアイテムがドロップする場合もある。そして、宝箱もある。宝箱の中には装備が入ってる場合や、消費アイテムがでる。更に、極々稀に魔道具が手に入る場合もある。まあ、宝箱は簡単なダンジョンだと最下層のボスを倒す以外で見つかる確率は、ほぼ0だ」


「へー‥‥そうなんだ‥‥」


「んで、俺が言った初心者向けのダンジョンってのがどこにあるかと言うと‥‥」


「あるかと言うと‥‥?」


「このギルドの地下にある」


「え?」


「何でこんな所に初心者向けのダンジョンがあるかって言うと‥‥ある日、突然現れたからだ」

 

「そんな事があるんですか?」


「ダンジョンはいつの間にか現れる。創造神が作り出したと言われている」


 創造神‥‥運営の事かな?運営ならおかしくないね。


「なる程」


「まあ、街の中でしかもギルドの地下に出来るとは思ってなかったが」 


 運営から初心者に向けての救済措置の一部なのかな?


「誰が発見して、誰が初心者向けのダンジョンだって決めたんですか?」


「発見したのは、ギルドの受付嬢の一人だ。ギルド内の倉庫に入った時に地下への階段が現れていたらしい。それで階段の下を確認したらモンスターの出現を確認した。その後、ギルマスに報告された」


「ふむふむ」


「んで、誰が初心者向けって決めたかというとギルドマスターがだな」


「ギルドマスター‥‥」


「あぁ。ギルマスが最下層まで踏破して、初心者向けダンジョンだと判断した」


 ギルドマスターかぁ‥‥どんな人なんだろうね~案外、ハンスさんみたい人がそうなのかなって思うけどね~でも、別人みたいな言い方だから違うのかな?


「あれ?でも、何で誰も初心者向けダンジョンに入ろうとしないんですか?」


「そりゃあ‥‥分からん。初心者向けのダンジョンがあるって事は公表されてるのに誰も来ないからだな」


「人が来ていない理由を教えてくれてありがとうございます」


「仕事の内だ。問題ない」


「では、ハンスさん初心者向けのダンジョンとやらに案内して貰えますか?」


「あぁ、いいぞ。こっちだ」


 そう言ってハンスさんは僕を案内する為に歩き始めた。


 少しして、ハンスさんは見えてきた倉庫の扉の前に立ち止まり僕に言った。


「この扉の先がダンジョンの出現した倉庫だ。といっても、元だからダンジョンの入り口である階段以外はもう何も無い。それと、階段を降りるとそこはもうダンジョンだ。気をつけて進めよ」

 

「案内、ありがとうございます。もちろん。初めての場所ですし、慎重に行きますよ」


 そう言って、僕はダンジョンのある倉庫の中に入った。その中を見ると、すぐに下り階段を見つけた。


「見てみると、本当に下り階段しか無いね。倉庫自体を見た事は無いけど、下り階段があるのは不自然に感じるね~」


 そう言いながら、僕は階段を降り始めた。階段を降りきった僕は、そこに見えた光景に絶句した。何故なら、そこはどう見ても青い空と草原が広がっていたからだ。


≪異界人の皆さんにお知らせします。異界人が初めてダンジョンを発見しました。ダンジョンを発見した異界人には称号【ダンジョンを見つけし者】を付与します≫


≪ヘルプにて、ダンジョンについての情報を追記しました≫


 ‥‥ワールドアナウンスを聞くのは2回目だけど、2回とも僕が原因だなぁ‥‥(遠い目)


 これって‥‥僕が異界人で初めてダンジョンに入ろうとしてるからかな?まあ、何にしても名前を公表された訳じゃないし大丈夫でしょ。多分。サンにはなんとなくバレそうだけど問題無いよね!


「よし、現実逃避終了!初ダンジョン、頑張るぞ~!」


 そう叫んで、僕はダンジョン内にモンスター(経験値)を求めて歩き始めた。

サン「今のワールドアナウンス‥‥また、あいつか?その可能性高いな~まだ、2回しか流れてないワールドアナウンスの主が2回とも俺の親友か‥‥ある意味すげーな。俺も正式サービスでワールドアナウンスを流したいぜ!」


作者からのコメント


 前のワールドアナウンスの時は《》でしたが、≪≫に変更します。理由としては、システムアナウンスとの区別をしやすくするためです。

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