謎の店 ①
今回の話はかなりの難産でした‥‥
さて、美味しい物を食べたし街の散策を再開しようかな?
「何処に向かおうかな‥‥」
まだ行った事がないのは‥‥北の方かな?
「よし、北の方に行ってみよう」
とりあえず、のんびりと北の方に向かって歩き始めよう。
歩き始めて少し、僕は十字路を見つけた。そこを曲がって北に向かう。
こんな十字路もあったんだね‥‥この街広すぎて新しく見つかる場所多すぎるね‥‥街の作りが分からなすぎて迷子になりそうだね~
そんな事を考えながら歩いていると‥‥
「あれ?迷子になりそうとか考えてたら本当に迷子になっちゃったよ‥‥」
本当にここは何処なんだろうね‥‥?とりあえず、もう少し歩いてみよう。考えながら歩いていると迷子になる。勉強になったよ。
「辺りを見回しても何にも無いな‥‥なんかうす暗いし‥‥まだ昼時過ぎた辺りだったはずだから明るかったはずなのに何故だろう?何時間も経った訳じゃないのに‥‥不思議な場所に迷い込んだね」
歩きながらそんな事を言っていると‥‥目の前に扉が見えた。
「何にも無かった所に1つだけある扉‥‥」
普通に考えてヤバそうだけど‥‥入ってみるしか無いよね?
僕は、おそるおそる扉を開けようと手を掛けた。すると、勝手に扉が開いた。
「うわぁ!扉が勝手に開いた!?」
「ん?騒がしい‥‥」
中から女の子の声が聞こえた。中を見てみると店みたいになっていた。そして、カウンターが見えた。カウンターの中に女の子が座っていた。年は僕と同い年くらいかな?
「えーと‥‥ここは?」
「知らずに来たの?」
「はい」
「どうやって?」
「考え事をしながら歩いてたら辺りに何にも無い場所に出てしまって‥‥そこから真っ直ぐ歩いてたら扉が見えたので怖かったですけど扉に手を掛けたら勝手に開いたんです」
「この場所は普通の人が入れるはずの無い場所」
「そうなんですか!?」
「この空間は条件を満たしている者しか侵入が出来ないはず‥‥貴方はどう見ても人族」
「えーと‥‥条件って?」
「稀少な種族のみ侵入可能」
「稀少な種族っていうのは‥‥?」
「いわゆるユニーク種族と呼ばれる存在。だから、私しか入れないはず」
なるほど‥‥そういう事か!
「貴方もユニーク種族なんですか!?」
「あ、言ってはいけないんだった‥‥どうしよう‥‥消す?」
「消さないで!?」
「大丈夫。消すのは記憶」
「大丈夫じゃないよ!?」
「むぅ‥‥」
これはやばい!言うしかないね‥‥この人もユニーク種族らしいから大丈夫だよね‥‥?
「僕もユニーク種族なんだ!だから、迷い込んだんだと思う‥‥」
この場所に入ったのは必然だったのかな?僕以外のユニーク種族に会えるなんて‥‥
エア「この店はユニーク種族しか入れないって‥‥奇跡のような確率だね‥‥偶然に感謝かな?僕と同じくユニーク種族の子だったら本名でも大丈夫かな?」
作者からのコメント
2日に1回の投稿をしばらく続けます。夏バテが落ち着いたら毎日投稿に戻せればいいと思ってます。