照り焼き‥‥ウサギ?
はい、書いてる途中で思い切り寝てしまいました。最近寝落ちが多い‥‥ゲームやりすぎかな?
「グランさん。試行錯誤して、完成させた照り焼きソースで焼いた肉を購入させていただいても良いですか?」
「シン、お前は俺の所に来てくれた初めての客だ。焼けてる分、全部持っていけ」
「いやいや、貰えませんよ!グランさんが頑張って作った物ですよ?正規の価格で買わせていただきますよ!」
「そうか」
「はい」
「では、1割でどうだ?」
「むぅ‥‥9割なら‥‥」
「だめか‥‥なら2割で買って貰おう」
「そこまでして僕に渡したいのか‥‥なら8割で買います」
「はぁ‥‥頑固だな‥‥なら、5割!半額だ!これならいいだろう」
「グランさん。貴方の料理半額で買わせて貰います。グランさんの感謝を無下には出来ない‥‥」
「そうか!なら1つ100Gの半額だから50Gで‥‥焼けてるのが20個あるから‥‥50×20で1000Gだ」
「はい。1000Gですね?」
僕はそう言ってギルドカードを出した。すると、グランさんもギルドカードを出した。よく分からなかったがとりあえず、近づけて1000G渡したいなと思ったら‥‥
「よし、1000G受け取ったぞ。ほれ、肉持ってけ。皿と箸もセットで渡してやる」
お金のギルドカードが万能すぎない?ヤバいんだけど‥‥
「えっと‥‥この皿と箸は?どうしたんですか?もしかして‥‥」
「おう、俺が作ったぞ」
「凄いですね~皿と箸も作っちゃうなんて‥‥」
木工もやってたんだ‥‥この感じだと裁縫もやってそうだね。恐らくだけどね。
「そんな事はない。シンプルな物しか出来なかったからな。もっと懲りたかったんだが、時間が足りなかった」
「それでも、充分凄いです」
「そうか‥‥ありがとな」
「いえいえ。とりあえず、今、1つ食べさせて貰いますね?」
「おう!初めて人に食べさせるな」
「フレンドさんとかには食べさせなかったんですか?」
「完成させてからって思ってんだ。そしたら正式サービスまで掛かってしまったし、フレンドは今日の遅くにログインするらしいからな」
「なるほど」
「だから僕が初めて、と」
「おう!その通りだ」
「では‥‥いただきます」
うん、ほとんど照り焼きチキンって感じだ。甘塩っぱい感じとか絶妙です。肉も肉汁が出てきて噛めば噛むほど美味しく感じる‥‥
「どうだ?」
「凄いですね‥‥本当に照り焼きの味だ。肉は何だろう‥‥」
「肉はウサギの肉だ」
「そうなんですか~こんな感じなんだウサギ肉って」
「ウサギ肉も結構いけるだろ?安く手に入るのに普通に美味い」
「はい」
「良かったぜ。微妙だって言われたらどうしようかと思ったぞ」
「凄く美味しかったです。なので、フレンドにも教えておきますね」
「良いのか?」
「はい。僕の友達も美味しい物が好きなんですよ~」
「なるほど」
「はい。そうなんです。美味しかったです。ありがとう」
「そんなに言われたらかなり嬉しいな‥‥」
「それは、良かったです‥‥もっと、話して居たいですが‥‥そろそろ行きますね?」
「おう!またな!」
「はい!」
グランさん良い人だった‥‥照り焼きウサギ?が美味しかったし、他にも色々やってるみたいだしあの人と一緒にいたら面白そうだね。
グラン「シン、か‥‥面白い奴だったな‥‥ってあぁ!フレンド登録頼むの忘れた‥‥ま、まあ?フレンドに教えるって言ってたからその時にでもまた来るだろう‥‥来るよな?」
作者からのコメント
少しの間、2日に1度の更新にします‥‥夏バテ気味で少し調子が出ないです。落ち着いたらまたいつも通りのペースに戻す予定です。