【生産者】グラン 前編
46話目です。昨日は執筆を開始する前に寝落ちしてました‥‥起きたら朝でしたw
昨日は失敗してやらかしたので今日は2話投稿するつもりです。
僕はベータからこの世界で照り焼きソースを作ろうとして正式サービス開始してから完成させたというよく分からない人に出会った。
「えーと‥‥何故、照り焼きソースを作ろうとしたんですか?」
「理由か?理由は特に無い!」
「無いの!?」
「すまん。理由が無いってのは冗談だ。お前は、この世界で料理を食べた事はあるか?」
「いえ、無いですけど‥‥」
「この世界の料理は微妙なのだ」
「微妙?」
「不味くは無いがそこまで美味しくもない‥‥」
「そうなんですね‥‥」
「そこで俺は、この世界の料理は日本人の好みに合わないように意図的に作られてるんじゃないかと考えた」
「?」
「だから!俺はこの世界で日本の料理を作り出したいと考えた」
「‥‥」
「俺は、物作りが好きだったから生産スキルをすべて取っていた。だから、日本で使っているような調理器具を作る事に決めた。そこで俺は、他の生産スキルを使用して金を稼いだ。ある程度、金に余裕が出来てから鍛冶を始めたんだ」
「えーと‥‥」
なんで、この世界の器具で挑戦しようとはしなかったんだろう?いや、その熱は凄いけどね?
「しかし、〈鍛冶〉だけでは日本の調理器具を上手く作れなかった」
「はぁ‥‥」
「だから、細工を始めたんだ。〈細工〉があれば細かい作業も出来ると考えた。そして、それが正解だった。そして、試行錯誤しながら完成させたときには〈鍛冶〉と〈細工〉が上位スキルに進化していた」
「おー‥‥」
日本の、調理器具をゲームの世界で再現しようとして、スキルを進化させるとは‥‥
「完成した物の一部がこれだ!」
日本でよく見る形の包丁や色々な形のフライパン、そして鍋が並んでいた。
「確かに日本でよく見る調理器具だ‥‥」
凄いね。ここまで完成度が高い物が出来るのか‥‥この世界のスキルの力って凄いね‥‥
でも、照り焼きソースの理由を聞いただけなのに最初から話を始めるのか‥‥まあ、この人が面白いから良いけどね。
グラン「こいつは俺の話を最後まで聞いてくれるのか‥‥?お前の話は長い!簡潔にまとめろ!って友達とかにも最後まで聞いて貰えないのに‥‥」
作者からのコメント
昨日寝てしまったのは、本当にビックリしました‥‥なので、前書きでも書きましたが2話投稿する予定です。