自己紹介 ④
42話です。また、日を跨いでしまった‥‥ごめんなさい。早めに投稿出来るように頑張ります!
次に、自己紹介してくれる人は誰かな?楽しみです。
「次は、俺だ」
「よろしくお願いします。自己紹介してくれるのが楽しみです」
黒髪で体が大きいこの人は、少し怖い雰囲気あるけど‥‥あまり喋るのが得意じゃなさそうだからそう感じるのかな?種族は何だろう?人族?
「俺は、ライズ。よろしく」
「よろしくお願いします」
ライズさんか‥‥なんか格好いい名前だね。
「‥‥」
「‥‥」
「えっと‥‥名前だけ‥‥ですか?」
「すまん。話すのが、苦手なんだ。許してくれ」
「いえ!大丈夫です!謝らないで下さい。喋るのが苦手なら仕方ないですよ」
「そうか‥‥ありがとう」
やっぱり何となく怖く感じたのは喋るのが苦手なら仕方ないよね~体が大きくて喋るのが得意じゃないと怖がられやすいのかな?
「しょうがないな~俺が代わりにライズの事を紹介してやるよ」
サンがそんな事を言ってきた。ライズさんはどうするのかな?って思ったら‥‥
「マスター、よろしく頼む」
「任された!」
「じゃあ、サン。ライズさんの代わり頼める?」
「おう!任せとけ。ライズの代わりに話すのはよくやってる事だからな!」
「そうなんだ‥‥」
「ライズとはβ時代の王都にあるギルド本部で出会ったんだ」
「王都って?何処にあるの?」
「王都は2つ先にあるでかい街だ。まあ、正式版では今のところ解放出来てないけどな。いや、変化が多すぎて王都に行けるのはいつになるのやら‥‥」
「王都って事は王様がいるんだね?」
「会ったことは無いけどな」
「そりゃ、そうでしょ‥‥王様にあっさり会える訳ないじゃん」
「確かにな。んで、話を戻すけど‥‥ライズとは護衛依頼で一緒になったんだ」
「護衛依頼?」
「依頼人を守る依頼だ」
「そうなんだね」
「それで、臨時でライズとPTを組んだんだ。そこでライズがソロプレイヤーだと知った」
「ソロプレイヤー?」
「気になると思ったよ。だが、説明は後だ。話を続けるぞ?」
「分かった」
「臨時でPTを組んだんだが、ライズはかなり上手かった。そして、強かった。あの時の依頼で依頼人を守り切る事が出来たのはライズのお陰だったんだ」
「凄いんだね‥‥ライズさんって」
「あぁ、凄いぞ?それから、依頼が終わってライズはPTから抜けようとした。そこで、ダメ元で俺達が作るクランに入らないか?って誘ったんだ。そしたら、ライズがなんて言ったと思う?」
「何かな?」
「俺は口が下手だから、迷惑を掛けてしまうかもしれない。だから、悪いけど入れないと言って立ち去ろうとしたんだ」
「そうなの!?そのままなんやかんやでそのまま『アポロン』に入ったのかな?って、思ってたよ」
「実は違ったんだぜ!1度断られてたんだ!」
へー!そうなんだ~!
「そっか‥‥」
「すぐに俺はこう言った。お前が喋るのが苦手なら俺がその代わりになってやる!ってな。そうして、クランに入るのを了承してくれたんだ!」
「面白い話だったよ。ライズさん格好いいですね」
「俺がじゃないの!?」
「うん」
「ぐっは‥‥」
サンは大げさに倒れ込んだ。大阪の人だったかな?サンは。
「ライズさん。『アポロン』に入るかは決めてないけどこれからもよろしくお願いしますね?」
「分かった。よろしく」
ライズさんと仲良くなれた気がする。サンの誘いに乗って良かった。
サン「俺、結構かっこいい事を言ったはずなのになぁ‥‥にシンに軽く流された‥‥なんか、悔しい」
作者からのコメント
『アポロン』メンバーの自己紹介は次でお終いです。その後はエア君にはレベル上げを少しさせてから、ログアウトする予定です。