自己紹介 ①
39話目です。今回は早めに書き終わりました。なので、予約投稿にしました。
とりあえず、僕は『アポロン』の人達に自己紹介をする事にした。
「えっと、サンから紹介して貰ったけど改めて自己紹介をしますね?僕の名前はシンです。リアルではサンの幼馴染みで親友もやってます。ゲームが初めてなので色々とおかしな事を聞くかも知れませんが、よろしくお願いします」
「1つ、聞いても良いかしら?あなたは『アポロン』に入るつもりがあるのかしら?」
エルフの女性がそう聞いてきた。
「えっと、今の所は考えてません。誘われましたけど。ですが、初めてのゲームがUSOです。この凄い綺麗な世界をのんびりと見て回りたいと思ってます」
「そう。分かったわ」
「僕からも1つ、聞いても良いですか?」
「ええ。良いわよ」
「えっと、あなたが『アポロン』の副マスターですか?」
「なんで、そんな事を聞きたいのかしら?」
「えっと‥‥サンがかなり迷惑をかけてそうな人が副マスターさんだったので。『アポロン』の名付け親ですしね。サンのネーミングセンスの酷さに僕も絶句しましたよ」
「‥‥」
「えっと‥‥どうしました?」
「驚いただけよ。ええ。私が『アポロン』副マスターのリーゼよ。サンには本当に苦労掛けられてるのよ‥‥細かいのが色々あったけど、一番はやっぱりクラン名を決める時のサンが出した名前!なによ!『サンタクロース』って!?皆にプレゼントあげるつもりでもあったの!?」
「えっと‥‥リーゼさん。僕も同じ感想でしたよ‥‥僕はサンと、親友兼幼馴染みをやってますけどここまでネーミングセンスが無かったのは初めて知りましたよ。大変でしたね‥‥」
「そう‥‥あなたもサンに苦労掛けられてるのね‥‥私、貴方とは仲良くなれそうに感じたわ」
「ありがとうございます。僕も親近感沸きました。これから仲良くしてくださいね」
「ええ。よろしく。それと、敬語は使わなくて良いわ」
「え?」
「仲良くなる人に対して、敬語はおかしいでしょ?」
「はい。そうですね‥‥いや、そうだね」
「シン、『アポロン』に入りたくなったらマスターであるサンではなく私に言いなさい」
「えっと、なんで?」
「貴方をマスターにしてしまうわ」
これ何!?どういう状況!?なんでそんな話になってるの!?
「え!?サンは!?」
「現・マスターであるサンには副マスターになって貰うわ」
そんな事を言ったリーゼに対して驚いた声を出した人物がいた。サンだ。
「なんで!?俺が作ったクランなのに副マスターにされるの!?」
「シンに任せた方がクランの運営うまく行きそうなんですもの」
「‥‥否定できん」
サン!?そこは否定する所だと思うんだけど!?もっと、反論しようよ!
「でしょう?」
「そうだな。よし!決めた!シンが『アポロン』に入る時に俺は副マスターになろう」
それで良いのかサンよ‥‥
「決まりね。では、シン。入る時には私に知らせてね」
「ア、ハイ」
なんか、苦労話を共感しただけでとんでもない事になったね‥‥入るかは現時点では決めてないけどめっちゃ入り辛いです。
リーゼ「別にサンがマスターなのに不満は無いわ。だけど、シンがマスターだったら、良い方向にクランが向かって行きそうなのよね‥‥勘だけど、ね」
作者からのコメント
昨日投稿した話に少しだけ修正を加えました。気が向いたら確認してくださいね。進行には全く問題無いので確認しなくても問題はありません。