魔法の発動について
36話目です。日をかなり跨いでしまってすみません。寝落ちしてしまいました‥‥ゲームのやりすぎかなぁ?
サンとのフレンド登録が終わった僕だったけど、『アポロン』のメンバーに会うかどうかを未だに迷っていた‥‥
「シン、フレンド登録が終わったけど‥‥俺のギルメンに会うか決められたか?」
「ん~‥‥未だに迷ってるんだよね‥‥」
「じゃあさ、とりあえず集合場所の近くまで行こうぜ!着くまで考えて会わないなら会わないで良いからな」
「そっか‥‥ありがとう」
「集合場所はスライムの森がある、東門だ」
「なら、それなりに歩くね‥‥」
「ん?シンはチュートリアルの討伐依頼はスライムの討伐にしたのか?」
「うん、そうだよ」
「ふむ、珍しいな」
「そうなの?」
「うん、かなり珍しいよ」
「なんでなの?」
「いや、このゲームって初心者用の武器を手に入らないし自分で手に入れなきゃいけないだろ?」
「うん、そうだったね」
「んで、スライムは魔法でしか倒しにくい」
「うん、そう聞いたよ」
「魔法は杖が無いとうまく魔法が発動しない」
あれ?おかしいな‥‥僕の時はあっさり発動したのに‥‥intが高めだから発動がうまくいったのかな?あ、リードさんが杖は魔法の発動を補助してくれるって言ってたね。
「うん」
「んで、杖が無いと敵に当たりにくいらしい」
僕の時はdexが高めだったからかあっさり当たったんだよな‥‥杖ってdexが低くても魔法を当てやすくする効果があるのかな?
「そうなんだね」
「しかも、杖って結構高いから買ったらそれだけで貰えたGが無くなるから買う人は少ない。防具が買えないからな‥‥」
「へー‥‥」
「へー‥‥ってお前は防具を買うのを諦めて、杖を買ったからスライムの森にしたんじゃないのか?」
「うん、ギルドで困ってる僕を助けてくれた住人の人がさ?魔法使えるならスライムの森にすると良いよって言われたんだ」
「ほう?不親切な奴だな‥‥魔法が使えるってだけでスライムの森を紹介するなんてな‥‥」
「ううん?凄く親切な人だったよ?エントさんの武器屋に連れてってくれたし、スライムの森まで着いて来てくれたしね~」
「へ?そんなに親切にしてくれる奴なんてチュートリアルにいたかな?」
もしかして、リードさんが僕に色々教えてくれたのはユニーク種族だったからかな?まあ、Aランクにならないと教えてくれないらしいけどね。
「それで、僕はスライムの森で魔法の使い方をその人に教えて貰ったんだ。そしたら、魔法はあっさり発動したよ?簡単にスライムに魔法当たったしね」
「そうなのか?シン、武器は杖じゃないのか?」
「うん、弓を選んだよ」
そういえば、エントさんの店で買った弓に呼ばれた気がしたけど何だったんだろう?人がいないところで使ってみなきゃね。
「魔法使うのに弓か?」
「うん、何となく弓が使ってみたかったからね」
「そうか‥‥(普通の魔法士で弓を使う奴はそうは居ないだろうな‥‥)変わってるなぁ」
「あはは‥‥確かに変わってるかもね~」
「おっと、そんな事を言ってる間に東門に着きそうだぞ?どうする?」
そうサンに言われて、僕は結論を出した。
「僕の答えは‥‥」
サン「エアはどんな結論を出すんだろうか‥‥俺的には『アポロン』のメンバーは良い奴しかいないし、少数だ。エアは俺の親友だ!って紹介したいんだけどな‥‥まあ、メンバーに言うときはシンは~にするしかないだけどな‥‥残念だけど」