フレンド登録
35話目です。最近、ガチャ運が悪すぎて泣けてくる‥‥
結局、少し待ったけどエントさんは思考の海から戻る事は無かった。なので、僕はサンを回収して店を出る事に決めた。
「おーい、サン~」
「どうしたんだ?シン」
「エントさんが色々考え始めて反応が無くなったから外に出よ?恐らく、当分は戻ってこないからさ」
いや、本当にエントさんの集中力凄いな‥‥
「そうなのか?」
「うん、声を掛けても無反応になっちゃった。気になったら明日にでもまた来ればいいしね」
「そうだなぁ‥‥そんな状態になっちゃったなら仕方ない。そうしようぜ」
「うん」
こうして、僕達はエントさんの店から出る事になった。
「さて、店を出たのは良いけど‥‥どうする?シン」
「全く考えてないよ?とりあえずサンに秘密を話せたし今の所やる事はないかな?」
「そうか‥‥シンはこの後、用事あるか?」
「特に無いね」
「30分ほどしたら、『アポロン』のメンバーでレベリングに行く事になってるんだけどお前も来ないか?」
「えーと‥‥僕の状況を理解した上で言ってる?」
「当たり前だろ?だからって俺以外のプレイヤーと会わないってのはかなりキツいぞ?」
「うーん‥‥それを言われると確かにサン以外のプレイヤーと関係を持たないのはかなり厳しいんだろうけど‥‥」
サンにかなり迷惑‥‥というか苦労(させているギルドのメンバーさん達には挨拶だけでもした方が良いかなとも思うんだよね。
「迷うなら会うだけにしとくか?会ったとしてもレベル上げは自分のペースでやりたいからとでも言えば問題無いだろう。あと、フレンド登録しろとも言わないぞ?フレンド登録したらシンって名乗っても本名のエアで表示されるからな」
フレンド登録って言うってのは友達になるって事なのかな?そして、友達になったら本名バレるって事か‥‥
「フレンド登録ってどうするの?」
「え‥‥知らない?」
「うん、だからやり方とか分からないよ?」
「知らないのか‥‥それなら!とりあえず俺とフレンド登録するぞ!」
「え?あ、うん。良いよ?どうするの?」
「とりあえず、メニュー!って言ってみ?」
「うん、分かった。メニュー!」
するとウィンドウが表れた。
・フレンド
・ステータス
・装備
・ストレージ
・掲示板
・ログアウト
「一番上にフレンドってのがあるだろ?それをタップする」
ステータスってメニューを開いてもあるんだね。ログアウトもあった。けど、まずはフレンドをタップっと。
「うん、タップしたよ」
「そしたら、フレンド登録ってのが出るからそれをタップする」
そして、フレンド登録をタップする。すると、フレンド登録の横に小さなウインドウが出てきた。
「うん。大丈夫」
すると‥‥
フレンド登録
・近くで探す
・周辺で探す
・IDで探す と出た。
「そして、近くで探すをタップする。そして、名前が出てるはずだからサンを選択する。そうすればこっちに勧誘が飛んでくる。俺がそれを承認して、っと。これで終了。簡単だろ?」
「うん、ありがとう」
これから先に使う事があるかは分からないけどありがたく教えて貰った。あれ?そういえば、アーシェにメニューの出し方とか教えて貰って無いような‥‥聞き逃してただけ?ハンスさんの時にあっただけにあり得るね‥‥
エアがそんな事を考えていた頃のアーシェはというと‥‥
「くっしゅん!うー‥‥くしゃみが出て来てしまったのですよ‥‥」
何処かにある妖精の森で何故か唐突にくしゃみが出てきて困惑していた。
アーシェ「くしゃみをした時にエアさんの事を思い出したのです‥‥ついでに、ログアウトの方法を教えたは良いけどメニューの出し方を教えてなかったのを思い出したのですよ‥‥エアさん、ごめんなさい!」
作者からのコメント
いつも日が変わるギリギリですみません‥‥続きをどうするかって考えてると時間が早く過ぎてしまうんです‥‥