考えよう!新武器を!
34話目です。前書きで書く事が思いつかなくなってきた‥‥どうしよ。
「エントさん。異界人の知識を言う前に教えて欲しいんです。僕、鍛冶については金属を叩いたりして、武器を作るってのは何となく分かるんですが、細工って何をやるんですか?」
「細工ってのはアクセサリーを作ったり、武器に装飾を加えたりする事が出来る。後は細かいパーツを作る時にも使用したりするな」
「アクセサリーって?」
「アクセサリーってのは宝石などを使用して、ステータスを上げる効果を持たせる装備品だ。アクセサリーは1人5つまでしか装備することが出来ないんだ」
「そうなんですね。教えてくれてありがとうございます」
うん、細工については何となく分かってきたぞ。
「教えるのは問題ない。ちなみに、新しい武器は鍛冶と細工を両方使って作りたいと思ってるんだが何か心当たりはあるか?」
細工と鍛冶の両方使うのか‥‥何かあるかな?
「ん~難しいですね‥‥あ、そういえばこの世界には刀って無いんですか?」
「刀か‥‥刀は東方の国であるヤマトの武器だったかな?確かにこっちの方ではあまり見ないし、私も作った事は無いが‥‥新しい武器ではないな」
ヤマト国か‥‥ここに来て日本っぽい国の名前が出て来たね。
「そうですか‥‥宝石って薄く伸ばせないんですかね‥‥」
「やろうと思えば出来るが壊れやすくなるからやる事はないな」
「なるほど‥‥少し刀身を宝石にでもしたら面白そうだと思ったんですが無理そうですね‥‥」
「出来なくはないが実戦には使えんだろう‥‥目新しいかも知れないが鑑賞用の武器なんぞ作りたくない」
「ですよね‥‥あれ?そういえば。刀って魔道具化って出来ないんですか?なんか、出来そうですけど」
「ふむ。刀は鍛冶だけで作る物という考え方が硬い考えだったか‥‥?」
「え?」
「面白そうだ。しかし、残念だが私1人では出来んな。私は【魔道具作成】を持ってないからな」
残念だなぁ。興味を持ってくれてもスキルが足りないんじゃ仕方ないよね‥‥
「そんなスキルがあるんですね‥‥色々作れそうで面白そうなスキルですね~」
「【魔道具作成】は色々なスキルの複合だ。だからこそ持ってる奴はとてつもなく少ない」
「へー!」
「それで、だ。他に何か異界人の知っている武器で【鍛冶】と【細工】を使用出来そうなのは無いか?」
「そうですね‥‥後は‥‥銃とかですかね‥‥」
「銃?聞いた事がある気がするが‥‥分からないな」
「銃は僕の世界では1人で持てる武器の中では最強クラスの遠距離攻撃武器です」
「ふむ。続けてくれ」
「はい。って言っても僕も作り方とか銃という物自体をよく知りませんけど‥‥いくつものパーツに分かれててそれを組み立てると形は完成します」
「なるほど」
「そして、鉛で出来た弾をセットして火薬の力を使用して撃つ武器って事しか知りません。詳しくないのでおかしな所があるかも知れませんがこのくらいですかね?」
「鉛玉か。この世界でそんな物で殺せるのはゴブリン程度だな」
「そうなんですね~」
「あぁ。聞いている限りだとその銃ってやつなら【鍛冶】と【細工】の両方を使用すれば作れるはずだ。鍛冶を使用してある程度の形を作って、細かいパーツは細工を使用する。うむ、出来そうだな」
「それは良いんですが弾をどうするんですか?」
「弾は‥‥魔法を入れよう。宝石に魔法を込めるのが一番なんだが高くなってしまうからな‥‥魔石に魔法を込める感じになるか?魔法を込めるのはあいつに頼むしかないが‥‥この武器の構想を教えればやってくれるだろう」
「え?」
「理論などはこれからだが私が思い付いたのは魔法を撃ちだせる銃だ。そうだな‥‥名前は魔法銃?いや、魔導銃の方が響きがいいか?後はどのような形にするかだ‥‥」
なんか、エントさんが深く考え始めた。声かけるも微妙だし少し待っていようかな?
サン「エントさんスゲぇな‥‥エアの雑な説明でラノベによくある魔法銃を考えつくとは‥‥どんな形になるのかな?凄く楽しみだなぁ!俺も遠距離攻撃は苦手だけど魔法銃は欲しいかもなぁ‥‥」
作成からのコメント
今回も日にちを跨ぐギリギリですみません‥‥今回の話もなかなか完成しませんでした。なるべくミスをしないようにしてるからもありますのであたたかく見守っててください。