アバター作成 ②
前回の続きです。この作品はテンプレもある程度入れますが、テンプレから少し外す事を主体に挑戦していきます。なので、かなりおかしなところがあるかもしれませんが見守って下さい。
「実は、アバター作成に必要な事はほとんど無いのですよ?」
「えっと、ほとんど無いって言うのはどういう事?」
「ここに来たときには身体情報のスキャンは完了してるのですよ」
「え?どういう事?確かに、現実とほとんど変わらないで動けるし五感も現実と変わらなく働いてるようだけど‥‥」
「あなたのギアが身体情報をスキャンして、現実の体と同じようなものがここに作られているはずなのです」
「説明されてもよく分からないけど‥‥とりあえず凄い技術で現実の体とほぼ同じものが映し出されてるって事でいいのかな?」
「その認識で大丈夫ですよ。では、アバター作成を始めるのですよー!」
アーシェはそう言うとウィンドウを出して操作を始めた。少し待っていると、アーシェのウィンドウを操作する動きが止また。そして、アーシェは僕の目の前に鏡みたいなものを出してきた。現実と少しも変わらないように見える僕の姿が映っている。
「これがアバター作成に必須なアイテムなのですよ~!鏡に映っているあなたの変えたい部分を触ると見た目が変化します。例えば‥‥」
アーシェが鏡に映っている僕の髪の部分を触るとウィンドウが出てきて、操作を始めた。すると髪の色が黄色に変わっている。
「凄いな‥‥そういう風にして、アバター作成をするのか‥‥」
「では、アバター作成を開始してください。気になることがあれば聞いてくれていいのですよ。あなたのアバターが出来るまで見ないので、自由に設定貰っていいのですよー」
「ねぇ、アーシェ。これって身長とかって変更出来るの?」
「身長は±5㎝までなのですよー」
「分かった。ありがとう」
それを聞いて僕は、現実の身長が168㎝と微妙なので、身長を170㎝にした。そして、髪の色は銀、目の色は青色とアーシェと同じ色にした。肌の色はそのままで、顔をほんの少し小さくして、終了とした。
「終わったよ。アーシェこれを反映するにはどうすればいいのかな?」
「お疲れ様なのですよ~とりあえずそのままにしておいて下さい。すべてが終わった後に反映するのですよ!」
「すべてが終わった後って‥‥どういうこと?」
「このUSOの世界には様々な種族がいるのです。選んだ種族によって見た目も大きく変化するのですよ!」
ん?なんかおかしくないかな?種族とやらを決めて見た目が変わるっていうのなら、アバターの見た目を先に決める必要なかったのでは?アーシェに聞いてみるか‥‥
「アーシェ。僕、思ったんだけどさ。なりたい種族を決めるのって‥‥一番最初にやる必要あったんじゃないかな?種族によって見た目が変わるなら、見た目をこれで行く!って決めてからやるものじゃないと思うんだけど?」
「‥‥‥‥‥はっ!」
「最初にやる必要があるの忘れてたんだね‥‥」
「一番最初にやることを最後にやったら意味ないですね‥‥見た目決定したのに選んだ種族によって見た目が変わったら変になってしまったとかありそうなのですよ‥‥」
「やっぱりか‥‥まあ、ミスは誰にでもあるから仕方ないけどね。とりあえず種族を決定しちゃうか。それからもう一度、アバターの見た目を決定しよう?」
「ありがとうございます‥‥それなら!これから種族を決めてしまいましょう!」
アバター作成はこうして、一時的に中断することになった。アバター作成は種族を決めてから再度やることが決定した。どんな種族があるのかな?少し楽しみだ。
真也「最近のAiって凄いなぁ‥‥人間と変わらない‥‥笑い、驚き、泣き、さらにはミスをしてしまう‥‥Aiとしてじゃなく、人間として接することにしよう」
後書き部分では時々、キャラクターの心の声が聞こえてきたり、???による世界観の説明みたいなのが聞こえて来ることがあります。楽しみにしてて下さい。