ダンジョン攻略イベント ①
更新しました。なんとか、連続で更新出来ました。
ダンジョン攻略イベントがギルマスの宣言で開始されたけど、道中モンスターに出会う事無くダンジョンに着いてしまった。途中で他のプレイヤーに会わなかったし‥‥
「なんかよ?簡単にダンジョンの前に着いたのは良いんだけどさ道中に敵が一切いないのがすごく気になるんだが‥‥」
「イベント中だから出てこないとか?」
「いや、そんな事は無い筈だ。ダンジョンからモンスターが溢れはじめてるから早急に攻略しなきゃいけないって話だったからな」
「そうだったね‥‥あとさ、道中で他のプレイヤーに会う事もなかったけどそれはどうしてなんだろうね‥‥探求者ギルドを出る時までは居たけど出たら急に居なくなったような‥‥」
「そこに関してはギルドの外に出たところから大規模なイベント空間になったからだとは思うんだが‥‥分からん!まあ、そんな感じの仕様だと考えとけばOKだ」
「なるほど?」
分かったような分かんないような‥‥僕の理解力低すぎるだけ‥‥?
「んじゃ、行くか!」
「うん、そうだね」
ダンジョンに入った僕たちが最初に出会った魔物は3体のゴブリンだったが‥‥
「ゴブリンか。雑魚だしサクサク行くぜ~〈ワイドスラッシュ〉!」
サンが一瞬で倒してしまった。武器を構える時間も無かった。
「サン、やっぱり強いね。一撃かぁ‥‥」
「まあ、レベルは高いからな。とりあえずエアはもっと数が増えるか強い敵が出てくるまでMPを温存しとけ。このダンジョンがどれだけ深いかは分からないがMPポーションだって有限だし温存しておいて損は無い筈だ」
「そっか‥‥そうだね。じゃあ、魔法をなるべく使わないで援護するよ」
「おう。よろしくな」
そんな会話をしている間にもゴブリンはちょくちょく出てくるがサンが一撃で倒していた。
「ねぇ、サン‥‥僕は援護するとは言ったけど一撃で倒されたら援護出来ないし、僕に経験値が入らないんだけど?」
「経験値‥‥」
「どうしたの?」
「いや、な?実は今のところ経験値は全く入ってないんだよな‥‥」
「え?それほんと?」
「あぁ。しかも手応えが無さすぎるんだ。まだ浅い所だからってのもあるかもだがそれにしても弱すぎる」
「えぇ‥‥」
サンが嘘を言うとも思えないから本当なんだろうけどそんな事があるのかな?イベントだから?
「エア、次はお前が倒してみてくれ。そうすれば俺の言ってる事が嘘じゃないって分かるからな」
「嘘を言ってるとは思ってはいないけど分かったよ」
あ、早速来た。また3体だ‥‥ん?あれ?そう言えば最初の方からずっと、3体ずつしか来てないよね?
「おーい、エア。敵を前に止まるな!やられるぞ!」
「やられるのは流石に嫌だなぁ‥‥〈作成:普通の矢×3〉〈トライアロー〉」
僕は、戦闘訓練が終わった後に使えるようになってるのに気が付いた技を放つ。3本の矢を放つだけの技な筈だけど、dexが高いからなのか自由に敵を狙える感じになってる。
「おー‥‥〈弓術〉のアーツてじっくり見た事無かったけどそんな感じなんだな~」
「あれ?前も使ってたよね?」
「え?もしかして、少し前にも見せて貰った魔法を矢にして放つのも〈弓術〉のアーツなのか?」
「ん?ちょっと違うよ。僕のスキルは〈精霊弓術〉っていう種族進化した時にスキルが統合進化?した奴だよ」
「‥‥」
サンが黙っちゃった。
「なあ、それ誰かに言ったか?」
「え?言わないよ~結構特殊なスキルだろうからね~今、初めて言ったよ」
「それはどう考えてもユニークスキルだよな?」
「分かんないけど、今のところは多分?出来る人は居るかもだけど」
「そう、か‥‥〈弓術〉は不遇なスキルって言われんだよ。まず、火力は出ないし敵には当たらない。さらには矢の消費がえげつなくて金がいくらあっても足りないと言われてるんだぜ?」
「へぇ~」
「お前なぁ‥‥イベント中じゃなかったらじっくりと教え込むんだが‥‥イベント中だからな。この事については明日お前の家に行ってじっくり教えてやるからな!」
「え~‥‥」
あんまり聞きたくないかなぁ‥‥って思うけど仕方無いから明日は覚悟しておこう‥‥はぁ‥‥
サン「スキルが統合進化?それなら、俺の持ってる〈剣技〉スキルもなんかと統合される可能性もあるのか‥‥?やばい、楽しみになってきたぜ‥‥!」
作者からのコメント
今回のダンジョン攻略イベントはどれくらい続くかは決まってませんが6月中には終わらせたいなぁ‥‥と思ってます。