イベント開始前
お久しぶりです。生きてます。引っ越しの作業の為に無断で長々と休んでしまいましたが、更新再開です。お待たせしました。
翌日、僕はイベント開始の40分ほど前にログインした。
「んー‥‥最後に入ったのは昨日なのにかなり久しぶりに入る気がするなぁ」
最近、このゲームばっかりやってたから今日は朝からのんびりと本を読んだりしたからかなり満足感がある。この世界で本をほとんど読んでないからこのイベント終わったら図書館とか探してみるのもいいかも。そんな事を考えてたら僕を呼ぶ声が聞こえた。
「おーい!エア~」
声の主はサンだった。サンの近くにはアポロンのみんな。リーゼさんのお兄さんのエインだけはいない。昨日、リーゼさんに会ったときにそんなこと言ってたから分かってたけど。
「サン。リーゼさん達には謝れたの?」
「ついさっきまで説教だったぜ‥‥」
「お疲れ様」
「シンさん久しぶり!」
「お久しぶりです。フィルさん」
「シンさん固いよ~最初の時はもう少し柔らかかったよ?」
「そうでした?」
「少なくとも敬語では無かったよ?」
「えっと‥‥久しぶりに会ったから緊張してるのかも‥‥?」
「ふ~ん?‥‥なら仕方無いね!」
「あはは‥‥」
「今日はマスターと2人で組んで行くんだよね?」
「うん、そう‥‥だよ」
「マスターと2人は大変だね?頑張って!ボクたちはランクインして見せるよ!」
「ん?フィル、その言い方だと俺達がランクイン出来ないみたいな言い方だな?」
「え~?気のせいだよマスター!」
「へっ!お前ら見てろよ!俺達親友コンビパワーで1位を取ってやるからな!」
「サン。親友コンビパワーとか言うのやめて?恥ずかしいしダサいからやめて?」
「え?嘘。格好良くね?」
サンが同意を求めたけど全員無言だった。
親友パワー云々は気にしない事にして置くとして、ランクインかぁ‥‥攻略速度とかで順位が決まるのかな?イベントの事全く調べてなかったな‥‥
「ま、まあ‥‥僕たちもやれるだけやるよ」
「とりあえず、俺とエアは1位目指すからな~!お前らイベント終了後にまた会おうぜ!」
「はぁ‥‥マスター。シンに迷惑かけないであげて頂戴ね?」
「流石にエアに迷惑なんて掛けないぞ‥‥?リーゼ‥‥俺ってそんなに信用無いのか?」
「全く無いわね」
「無いのか‥‥」
「普通に考えて頻繁に私達に迷惑を掛けてて信用があると思うの?」
「う‥‥ゴメンナサイ」
リーゼさんも皆も頻繁にサンに迷惑を掛けられてても愛想を尽かさないのは凄いよね‥‥愛想尽かして解散!とかありそうなのになぁ‥‥ある意味でサンのカリスマ性かな?
「サン、そろそろ行くよ。イベント開始前にここのギルマスに来いって言われてたよね?」
「あ、バカ‥‥こんな所でそんな事を言うなよ‥‥」
「え?なんで?」
「へぇ‥‥?シンとマスターだけ通常のイベントとは違いそうねぇ‥‥詳しく聞きたい所だけど時間無いんでしょ?イベントが終わったら細かく教えて貰うわよ?」
リーゼさんのにっこりとした笑顔がなんとも言えない怖さを感じるんだけど‥‥
「えっと‥‥サン!イベント後の説明頑張ってね!」
僕はギルマスの所に先に向かいつつ逃亡した。
「あ、おい!エア、逃げるな!俺も行く!その話は後でな!」
僕たちは逃げるように‥‥というか逃げつつギルマスの所に向かった。
リーゼ「あの感じだとこのイベントの重要な情報をあの二人は持ってそうね‥‥ダンジョンを発見したのはマスターとシンなのかもね‥‥」
作者からのコメント
完結がいつするかは不明ですが全力で頑張ります。なので、これからも本作をよろしくお願いします。