現実世界:伝言確認
更新しました。今回のサブタイトルはかなり適当です。
拓哉への説教が終了したので何で僕の家に来たのかを確認する事に。
「さて、と。何で拓哉は僕の家に来たのかな?理由を教えてくれるかな?」
「俺がお前の家に来た理由は‥‥来たかったから?」
「冗談を言ってるとまた怒るよ?」
「う‥‥分かったよ‥‥お前の家に来た本当の理由は現実で会ってダンジョン攻略イベントでどんな感じで動くかを相談したかったんだよ」
「ゲームの中じゃダメだったの?」
「ダメじゃねぇんだが‥‥ゲームの中だとどうしてもレベル上げやスキルの強化に時間を使いたくなって話に集中出来ない気がしたからな!」
「‥‥ビックリするくらいしょうもない理由だった」
「良いじゃねぇかよ‥‥」
「まあ、良いけどね‥‥そこに関しては拓哉の自由だし」
「おう!」
「で?どういう風に動きたいの?」
「んー‥‥結構人数が集まるっぽいからパーティー組まされる可能性高いだろ?」
「まあ、そうだね」
「知らないやつと組むくらいならお前と2人だけでやりたいと思うんだよな~」
あ、この言い方だとやっぱり僕からの連絡見てないね。
「それなんだけど‥‥僕が送ったメッセージ見てくれるかな?」
「ん?なんか送ってたのか?ちょい待ち。確認するわ」
「うん。待ってるよ」
僕からの連絡を見てたサンはドンドン顔色が悪くなってきた。
「こ、この内容は‥‥」
「あ、読み終わったんだね。僕がログアウトする前にリーゼさんに会ってさ。伝言頼まれたんだよね」
「‥‥」
「拓哉?どうしたの?」
「俺さ‥‥完全に集まる予定日を忘れてた‥‥ここ2~3日通知もオフにしてたから完全に忘れた‥‥」
「それは‥‥やらかしたね‥‥まあ、今回が初めてならそんなに怒られることは無いんじゃない?まあ、少しは助けてあげるから頑張って。拓哉には色々と助けられてるしさ」
「はじ‥な‥」
「拓哉?どうしたの?声が小さくて聞こえないけど‥‥」
なんだか震えてるように見える。
「はじ‥じゃ‥‥」
「ん?」
「初めてじゃ無いんだよ‥‥」
「そっか‥‥うん。流石にそれは助けられる事は無いね。頑張って怒られな?全力で謝れば許してくれると思うよ。みんな優しい人達だしね」
「‥‥悪い、帰るわ」
「え?別にそれは問題無いけど急にどうしたの?」
「今からログインして怒られてくるわ‥‥明日、説教されたら明日のダンジョン攻略イベント楽しめないからな‥‥」
そう言って拓哉はゆっくりとした歩みで帰っていた。僕は拓哉が見えなくなってから呟いた。
「結局、明日の事について何にも話し合わずに拓哉は帰っちゃったなぁ‥‥」
まあ、話さなくてもどうにかなるでしょ。多分。きっと。
その後、僕は明日に備えてログインしないでのんびりと過ごした。
拓哉「とりあえず家に帰ったらログインしてリーゼ達を探すか‥‥あいつらは大抵はログインしてるからな。いるだろ。多分」
作者からのコメント
前回更新時に時間軸がなんとなくおかしな感じになってたので修正をしたりダンジョン攻略イベントの開始時間を細かく指定したりをしたのを伝え忘れてましたので今回報告しておきます。




