予想外の再会
お久しぶりです。生きてます。時間の経過がすごく早いです。時間が何者かに加速させられてるんだと思います。
「つ‥‥疲れた‥‥」
あー‥‥強い敵と戦うのってあんなに大変なんだね‥‥圧倒的格上で戦いにならないような敵は別としてある程度は戦える強敵と戦うのはきついんだね‥‥
「終了したい時は外に出るだけで良かったんだよな‥‥」
そんな風に小さく呟きながら僕は部屋の外に出た。
「おっと。お疲れ様でした。どうでしたか?」
外に出たら先程この部屋に僕を案内してくれた人が立っていた。
「凄かったです。だけど、どうしてここに?」
「どうしてここに?とは‥‥ああ。もしかして、私があなたが出てくるのを待っていたのかという話ですか?」
「はい」
「それは簡単な話ですよ。自分は待ってた訳ではありません。そろそろ時間なので延長などをするかの確認に来たのですがあなたが出るタイミングだっただけの話です」
「あ、なるほど」
待っていたなんて事はあり得ないか‥‥ちょっと恥ずかしいなぁ‥‥
「延長などは無さそうですので私はこれで失礼します」
「はい!ありがとうございました!」
僕の感謝の言葉を聞きながら職員さんは振り返らずに行ってしまった。恐らく仕事に戻ったのだと思う。
「んー‥‥そろそろログアウトしようかな?でも、ここでログアウトは微妙だし外に出てからだね」
集合場所の近くでログアウトする事にしてギルドの入り口付近に向かってる所で後ろから声がかけられた。
「あら?あなた‥‥シン‥‥よね?」
僕は聞き覚えのある声が聞こえて振り返った僕は驚いた。
「リーゼさん?」
「ええ。エリアボス戦以来かしら」
「えっと、1人なんですか?」
「今はね。さっきまで兄さんといたんだけど急に仕事が入ったとかでログアウトしちゃったのよね」
「なるほど‥‥」
「ねえ、シン。サンがどうしてるか知らないかしら?アポロンのメンバーが連絡しても反応しないのよね。インしてても連絡出来ないんじゃ意味ないわよ‥‥」
「サンに用事なの?」
「ええ。ここでダンジョン攻略イベントが始まるのを知ったからアポロンのメンバーで一緒に参加しましょうって事を伝えたかったのよね」
「そっか。サンなら1時間くらい前まで一緒にいたよ~僕と2人で遊びたかったらしいけど‥‥」
もしかして、サンは僕と2人で遊ぶ話をアポロンの人達にしてなかったの‥‥?
「‥‥」
あ、リーゼさんが怒ってる感じがする‥‥
「えっと‥‥リーゼさん。これから僕はログアウトするんです。そしたらサンに連絡つもりなんで言いたい事があれば伝えますよ」
「そう‥‥なら、お願いしていいかしら?」
「はい!」
「じゃあ、言うわね?サン?とりあえずアポロンのメンバーに連絡を寄越しなさい。説教は短めにしてあげる。あと、イベント開始1時間前にギルド前に来なさい。そこに兄さん以外のアポロンメンバーが揃うから。ここまで伝えてくれる?」
「分かりました!」
「じゃあ、よろしくね」
「うん、分かりました。では、また。おつかれさまでした~」
休息と伝言の為に僕はログアウトした。
エア「あ、リーゼさんとフレンド登録すれば良かった‥‥まあ、また機会はあるよね」
作者からのコメント
明日、誕生日なので年齢が上がる前に更新せねばと思い頑張りました。ギリギリ間に合いました。前はもっと早く更新出来てたのに‥‥これがスランプというやつなのか‥‥?




