サンの感覚
更新しました。ずっと放置してた異世界物をタイトルから内容を含めて完全に変更するために動き始めました。
ヒルダから貰った友愛の指輪の効果は何故かゲームのシステムからも隠蔽されてる感じになってるのが分かった。いや、ゲームのシステムを超える住人がヒルダがおかしいんだね。
「‥‥‥‥」
「ねぇ、サン。なんで黙ってるのかな?」
「いや、な?おかしな事がありすぎて困惑してたんだけだ‥‥うん」
「僕もこんな事になるとは‥‥」
「ま、1つだけ分かった事がある」
「え?なにが?」
「このゲームはなにかおかしいって事。本当にゲームの世界なのか疑問に感じてる」
「どういう事?」
「だってよ‥‥住人が作った装備によって運営からもお前の名前がシンって事になってる時点でおかしいんだよ」
まあ、このゲームでの名前は一応はエアだからなぁ‥‥
「うん、そうだね」
「他のVRMMOに比べてもこのゲームは凄すぎるんだよな。リアルと同じように動ける時点で普通のシステムじゃない‥‥本物の異世界に来てるかのように感じる時があるんだよ」
「‥‥」
「でも、基本的にはゲームにしか感じられない‥‥」
「??」
「いや、俺の感覚だし説明がしにくいんだけどさユニークな存在が関わった時にゲームじゃなくて本物の異世界に居るような感覚になった事がある。あの魔族を倒した時に感じたんだよ。俺が居るのは本当にゲームの中なのか?って感じたんだよな~俺の体は家のベッドで寝てるのにな」
「はぁ‥‥」
そんな説明されても良く分からないけども‥‥
「エアも感じた事はないか?」
「ん~無いかなぁ‥‥」
「そうか‥‥んじゃ、俺だけか‥‥?複数のVRゲームをやってるから、このゲームのリアルさで異世界に居るような感覚になってるのかね」
「そこの感覚はサンしか分かんないけどさ、そんな風に感じたならそれで良いんじゃないかなって思うよ。僕もここまでこのゲームの世界を楽しめるとは思ってなかったしね」
「そうか‥‥!楽しんでくれてるか。なら、頑張って誘ったかいがあったぜ」
「まあ、うん‥‥かなり強引だったけどね」
「そこは気にすんな!」
「えー‥‥」
「嫌そうにすんなよ!」
「お?なんか盛り上がってんな?どうした」
エントさんが戻ってきた。
「なんでもないですよ~」
「そうか?シンの坊主もサンの坊主も楽しそうにしてた用に感じたんだけどな」
「あはは‥‥そうだ!エントさん用事は終わったんですか?」
僕は少し強引に話を変える。
「ん?おお。面倒な奴はしっかりと帰ったぜ?追い返すのに時間がかかっちまったがな」
「面倒な奴って‥‥」
「あん?気にすんな。どっかの国の使いだよ。興味ねぇってのに我が国の家来になれって感じの奴だ」
たまたま店を開けてるタイミングで来やがったとエントさんは苦笑いをして言っている。エントさんは凄い人なんだなぁ‥‥
「国の依頼をあっさり蹴るとかすげぇ!」
サンは目を輝かせてる。
「大丈夫なんですか?」
「ん?大丈夫だ。良く来るからな。早く諦めてくんねぇかなぁ‥‥」
「何回も断ってるんだ‥‥」
「そりゃ、好きなタイミングで装備を作って自由に装備の性能向上の為の研究をするのが良いのに国の専属になったらそれが出来ねぇだろ?」
「そうなりそうですね‥‥」
「だから断ってるんだ」
「なるほど‥‥」
エントさんは自由にしてるからこそ輝く人なんだと僕はそう感じた。
「そういやよ、色々あって聞き忘れてたがお前らはどうしてここに来たんだ?」
「「あ」」
僕もサンも当初の目的を忘れてた。エントさんに言われて思い出したけど、ここにはダンジョン攻略の準備の為に異界の知識として僕が教えてた銃がどうなったかを確認に来たんだった‥‥
エア「本物の異世界に居るような感覚ってどんな感じなんだろう‥‥ちょっと興味あるね。異なる世界は面白そうだね。想像は出来ないけどね」
作者からのコメント
異世界が関わる物語って誰が最初に考えたんだろう‥‥最初の人は本当に凄いよなぁ‥‥って異世界物を書いてると感じます。




