謎多きアクセ:友愛の指輪
更新しました。更新頻度がかなり落ちててヤバいと思いつつなかなかあげられない‥‥
考察を話し終わったら2人とも疲れた顔をしていた。
「2人とも疲れた顔をしてどうしたの?」
「「疲れてるからだよ!」」
「え、あ、そう?」
「そう?じゃねーんだよ‥‥色々と突っ込みたい所‥‥てか、殆ど全部に突っ込みたい所なんだがな?情報が多すぎて処理しきれねぇんだわ。とりあえず、一発殴らせろ」
「ふむ、シンの坊主を殴るなら私も一発殴りたいな」
「なんで!?2人とも落ち着こう?ね?理不尽な暴力反対!」
結局僕はサンとエントさんから一発ずつ頭叩かれた‥‥顔とか殴られるよりは良いけど痛い‥‥
「エア‥‥」
僕が涙目になってるとサンが驚いていた。
「ん?」
「痛覚設定はどうしてんだ?」
「痛覚設定って何?」
「知らないのかよ‥‥え?マジで?始まる前にナビ妖精から教わらなかったのか?最初は20%くらいで設定されてて何%で始めるか決められるんだが‥‥お前の痛がり方を見てると20%だとは思えねぇんだわ。100%。つまり現実と同じ痛覚設定になってるとしか思えねぇ」
「そんな説明聞いてないなぁ‥‥」
もしかして、アーシェ‥‥僕に教えるの忘れたのかな‥‥?
「おおう‥‥まあ、そこは置いといて。痛覚設定の変更方法はまずメニューを開くだろ?開いたら設定の部分を探してタップ。痛覚設定を見つけたらそこをタップする。そこで、痛覚設定を変更できる」
僕はサンに言われた通りに操作を行ったが痛覚設定の部分は無かった。
「無いね」
「は?そんな訳が無いから見せてみろよ‥‥あ?本当にねぇな‥‥バグか?これだとダメージ受けた時に痛みがある筈だよな‥‥ダメージを受けた事無いとは言われねぇよな?エア」
「うん、普通にダメージ受けた事は有るけど痛みが来た事は無いよ」
「本当に謎だな‥‥」
「異界人だけで何を話してるか知らねぇが俺は少し席を外す。そろそろ俺んところに面倒くせぇのが来るからな。あれにお前達を会わせたくねぇからここにいろよ」
「「はい/おう」」
そう言ってエントさんは店の外に出ていった。僕達に会わせたくない面倒な人って誰だろ。
「エントさんが居なくなったのは俺達には関係無いから話を続けるぞ」
「うん」
「あくまで予想だが、お前の痛覚設定はダメージを受ける時以外100%になってるんだと思う。根拠はないし証明も出来ないけどな」
「そっか‥‥」
「だから、運営に聞いてみるぞ。GMコールをするから少し待ってな」
サンがGMコールを使ってすぐに人がやって来た。
「お待たせしました。どうかなされましたか?」
「こいつの痛覚設定が変更出来ないようになってるらしいから確認してくれ」
「了解しました。プレイヤー名:シンの情報を確認します」
あれ?僕のプレイヤー名はエアなんだけど‥‥おかしくない?サンも少し困惑してるようだ。
「確認しましたがプレイヤー名:シンにはおかしな所は御座いませんでした」
「「え?」」
「まてまて、痛覚設定が変更出来なくなってるんだぞ!?おかしいだろ!」
「再度確認しますか?」
「よろしくお願いします」
「‥‥‥‥解析完了しました。痛覚設定変更不可原因が判明しました。プレイヤー名:シンの持つアクセサリーの効果です。その効果によりプレイヤー名:シンの痛覚設定が100%に固定されております。ただしダメージを受ける場合に限り痛覚設定が0%になるように設定されてるようです。何故、このような装備が‥‥」
GMが困惑してて良く分からないけどとりあえず痛覚設定がおかしいのはヒルダから貰った指輪の効果って事だよね。
「分かりました。もう大丈夫です」
「では、失礼します。後で調査しなくては‥‥」
GMが居なくなった。最後に小さな声で調査が何とかって言ってたけど良く聞こえなかった。GMに調査されるの?僕。
「GMって皆あんな感じなのかな?」
「いや、結構ランダムだな。めっちゃ軽い感じのが来たかと思ったら次は緩い感じのが来るとかあるな」
「へー‥‥」
「稀にいつの間にか名前が着いたナビ妖精が来る場合もあるな」
「なるほど‥‥」
誰が来るんだろ‥‥アーシェも来たりするのかな?
「ま、本当に稀だし気にしなくて良いぞ。ナビ妖精が来るまで何回もGMコール使って一週間アカウント停止になった奴がいたなぁ‥‥たまたま見かけただけだから知らん奴だったけど」
「おおう‥‥」
「GMコールは必要な時だけにしろよ~」
「僕がGMコールをする機会が無い事を祈っとくよ」
まあ、そこはどっちでも良いけど僕のプレイヤー名がシンになってたのは何でなんだろう‥‥これも指輪の効果?もしそうだったら偽装され過ぎ‥‥ステータスにはエアって書いてあるのにね‥‥
エア「GMAIすら誤魔化せる装備ってヤバすぎるよね?ヒルダが凄すぎるって事だよね‥‥?」
作者からのコメント
会話がAIみたいで面白くないという感想をいただきました。面白くないとは言いつつも読んでくれた事が嬉しいですね。でも‥‥会話部分そんなにAIっぽいかな‥‥分からん‥‥