エントの店 再び
更新しました。前回の話を修正しました。
エントさんの店に行くためにアンファングに戻ってきた僕とサンだったんだけど‥‥
「そういえば、さ」
「どうした?」
「僕、エントさんの店への行き方忘れたんだけど‥‥サンは分かる?」
「あん?俺のマップでマーキングしてあるから問題無いぞ?元々開かずの店とか言われてた所だしな~てか、未だに言われてるんだがな」
「え?そうなの?」
「おう。正確には突然と中から鍛冶をしている音がするようになったから開かずの店が開いたと思っても結局何をしても入れず開かない店になってるな」
「‥‥知り合いじゃないから開けないのかとか特定の条件を満たさなきゃ入れないとかが考えられそうかな?」
「おお‥‥エアがゲーム的思考になりつつある‥‥!」
「ゲーム的思考って言葉は分からないけど、少し考えれば想像出来ると思う‥‥」
「そうか?まあ、いいや。エントの店に向かおうぜ」
「あ、うん」
「よし、こっちだ」
僕はサンに着いていってエントさんの店の前にたどり着いた。
「前に来てからそんなに経ってないのに凄く久しぶりに感じるなぁ‥‥」
「俺もそう思うわ。なんでだろうな‥‥」
「気にしても仕方ないから店に入ろうよ」
「あ、そうだな」
僕はとりあえず店の外から声を掛けてみる事にした。鍛冶をやってる音がするからいるのは確実だと思うんだけど‥‥
「エントさーん!こんにちは~!」
僕が声を掛けると‥‥
「ん?おう。シンだったか?サンの坊主もいるのか久しぶりだな。大声出さなくても聞こえてるし、なんなら普通にお前らなら入れるぜ?」
エントさんはあっさりと出てきた。
「お前ならってどういう事ですか?」
「ん?ああ。この店はな?認可制なんだよ」
「にんかせい」
「おう。様々なギルドのトップや王族ですら入れねぇようにしてあるんだぜ?私が入る事を認めた奴かそいつの紹介で来た奴しか店には入れねぇ設定にしてある」
「してあるって‥‥」
「ああ。魔法具だぜ?いや~これを付ける前には面倒な連中がわんさか来ちまってなぁ‥‥新しい武器の模索などが出来なくなってたんだ」
「おおう‥‥」
「お前が来た時に私は寝てただろ?あの時は殆どの奴が来れなくなる魔法具を手に入れてからは我慢してた新しい武器の模索をやってたのにどうしてもうまく行かなくてなぁ‥‥だから寝ながら考える方法を実践してた訳よ」
「なるほど。それが不貞寝の真相‥‥」
「ま、何ヵ月もそうしてりゃ怒られるわな!」
「そうですね‥‥」
「んで?なんでここに来たんだ?武器の変更か?あの弓は諦めたか?」
「えっと‥‥武器の変更ではないですね。弓は色々とあって‥‥」
「壊れたか?なら、見せてみろ。治してやる」
「いや、壊れた訳じゃないんです。進化したというか‥‥元の姿を取り戻したというか‥‥」
「は?よく分からんが後で見せてみろ。とりあえず、お前ら2人とも店に入れよ。話聞いてやる」
「「ありがとうございます」」
こうして僕達はエントさんの店に入れて貰う事に成功した。
サン「知らない人が入れな理由は分かったが魔法具ってなんだ‥‥この世界の魔道具って所か?エアの奴が魔法具にあんまり驚いてないのは存在を知ってたからか‥‥エアはどれだけ情報隠してんだ?」
作者からのコメント
前書きでも言いましたが前回の話を修正しました。エントの事を何故かハンスにしてました‥‥なんか頭の中でエントがハンスになってました‥‥w




