攻略組の状況
更新しました。少し遅れました‥‥
僕はサンと話していてふと、気になった事がある。
「そういえば、サン達攻略組ってどこまで行ってるの?」
「あー‥‥殆ど進んでねぇんだよなぁ‥‥実はここが最前線だったりする」
「え?」
「レベルだけは上がってるが攻略は全く進んでなくてよ‥‥エリアボスがみつかんねぇんだ。お前を誘ったのはお前と遊びたかったのは本当だが、お前といればボスも見つかるんじゃねぇかな?って思ってた」
「なるほど。まあ、エリアボスは見つからなかったけどダンジョン見つかったから良いんじゃないかな?もしかしたら、ここを乗り越えたらエリアボスの情報も見つかるかも知れないよ?」
サンに下心があるとしてもその程度の事は別にどっちでも良いんだよねぇ‥‥サンだし。
「そうだな‥‥」
「後は‥‥ギルドマスターに聞けば情報が出るかもよ?王都への道とか教えてくれるかも」
「そうだな‥‥ん?ん?王都‥‥?」
「どうしたの?サン」
「王都ってあるの?」
「あるみたいだよ。国の名前は知らないけどね?」
「その情報はNPCというか住人から聞いたのか?」
「王都出身の住人と仲が良いんだよね。僕」
「なるほど‥‥んで?王都の場所はどこにあるとか分かるか?」
「悪いけど知らないね」
「なら、仕方ない」
「場所は教わらなかったんだよね~あんまりアンファングから出て色々なところに行くつもりがあんまり無かったからどこにあるの?って聞く事は無かったんだよね~」
「おおう‥‥そうなのか。それはMMORPGをやってる奴としてどうなの?とは思うがエアだからなぁ‥‥そういう事もありえたかもなぁ」
マイペースなんだよなぁ‥‥こいつ。と小さな声でサンが呟いてるのが聞こえた
「あはは‥‥」
「ま、実際は今はお前と一緒に遊べてるから街から出てきてくれて良かったぜ」
「まあ、僕もずっと街の中にいたら途中で住人みたいになってたと思うよ」
「住人のロールプレイ的な感じになってた可能性があったのか‥‥ちょっと強引にでもエリアボスに連れてったのが良かったのか‥‥?」
「まあ?あり得たかも知れないって話なだけで今とは全く関係ないから気にしないで?」
「そりゃそうだろ!お前にはもっとこの世界を楽しんで貰わなきゃな!だから、これからもちょくちょく誘うと思うけどなるべく断らないでくれよ?」
「それは分からない」
「ひでぇな!」
「ま、なるべく断らない方向で考えとくよ」
「本当に頼むぞ?」
「あー‥‥うん。善処するよ」
「よし、早速だが俺達で王都目指そうぜ!ま、行き方は全く不明だけどな!」
「えー‥‥」
「えー‥‥ってなで嫌そうなんだよ!そこはさ?おー!とか言ってのってくれる所じゃないのかよ!」
「まあ、王都は気になるしいつかは行くよ。だけど、僕にも目的があるからねぇ‥‥王都に行く事で目的に近くなるなら早めに行くけどね~」
「エアの目的?ってなんだ?」
「んー?今は内緒だよ~目的達成したら教えるよ」
「達成してからじゃ遅くね?」
「気のせい気のせい」
「ま、言いたくないなら話してくれるまでゆっくりと待つぜ。それはそうと‥‥ダンジョンの攻略のために強い武器が欲しい。だから、お前と初日に行ったあのエントの店に行ってみようぜ!お前が教えていた武器がどうなったか気になるしな!」
「あー‥‥行くのは良いけど開いてるのかな‥‥?あの人は気分屋って感じだったしね」
「多分、開いてんだろ。直感だけどな」
「直感‥‥まあ、分かったよ。エントさんの店に行ってみようか」
「んじゃ、早速行こうぜ!」
「はいはい」
僕はエントさんの店に行くためにサンと一緒にアンファングに戻って来た。
エア「エントさんの店に行くのは久しぶりに感じるね‥‥」
作者からのコメント
凄く久しぶりにエントが出てくる‥‥んじゃないかなぁ‥‥多分‥‥きっと‥‥




