ギルドへの報告 後編
更新遅れてごめんなさい。
「なるほどなるほど‥‥自由に森を探索していたら見つけたって事か」
「大体そんな感じですね」
「ふむ。君達はダンジョンのある場所までの道案内は可能かな?」
「あっはい。出来ます。問題無いです」
「え?サン、あそこへの道案内が可能なの?」
「あん?マッピングはしてあるから問題ねぇぞ」
「へー‥‥そんな事が出来たんだ」
「知らなかったのかよ‥‥基本機能のやり方くらい調べとけよ‥‥マップを見たり出来ないと不便じゃねぇの?」
「とりあえず、ステータスとインベントリだけ分かってれば困らないなぁ‥‥」
「住人のロールプレイしてる感じになってるじゃねーか‥‥いや、住人はインベントリを使えないはずだけども」
「よく分かんないけど、住人になりきる感じでイメージすれば良いのかな‥‥」
「それやるんなら、プレイヤー名を消した方が良いぞ」
「プレイヤー名を消す‥‥?」
「そうだ」
「そのやり方は‥‥?」
「こほん。友人と話をするのは終わってからにしてくれ。もう少しだけこちらに集中してくれないと困るんだ」
「「あ」」
「まあ、興味深い話をしてたので口を挟まずに聞いてたが‥‥異界人は地図が必要無いのだな。便利な話だ。シンは知らなかったみたいだが」
「あはは‥‥」
「まあ、良い。ダンジョンへの道案内が可能かの確認は出来た。ダンジョン攻略と周囲の魔物の殲滅作戦の決行は明日の15:00からだからな。それまでにしっかりとアイテムの補充や装備の整備などをして時間の少し前にはギルドの入り口で待っていてくれ。君達はこの作戦において重要なポジションにいるからな。さて、と‥‥私はこれから冒険者達へ緊急依頼を発行しなくてはならんのでね。この話はここでおしまいだ」
やっぱりダンジョン攻略は僕達だけで出来る訳じゃ無いんだね‥‥まあ、ギルドに報告する事にしたからそうなる可能性は十分に考えられたから驚かないけどね。もし出来ても2人だけで攻略を出来るとも思ってないけど。
「「分かりました」」
「ちなみに報酬はすべてが終わってから渡すと約束しよう。報酬内容は現在検討中でな。すぐに渡せなくてすまんな。普通にダンジョンを見つけただけなら、報酬をすぐに渡たす事が出来るんだがな‥‥今回は緊急性が高い。放っておけば街に被害が及ぶ可能性がある。早急にダンジョンを完全に攻略して消し去ってしまわなければならない」
ダンジョンを完全に攻略してダンジョンを消すって言ってるけど、あのダンジョンの時はクリアしても消えなかったなぁ‥‥なんでだろ。ま、この疑問はどこかで確認しよう。
「なるほど。報酬は終わってからで大丈夫ですよ。エア。お前も大丈夫だよな?」
「うん、大丈夫だよ」
「じゃ、俺達はこれで失礼します」
「ああ、明日はよろしく頼む」
僕たちはギルドマスターに別れを告げ、ギルドを出た。
エア「マップって自由に確認出来るものだったんだね‥‥チュートリアルで教えてくれれば良かったのに‥‥」
作者からのコメント
予定としては次かその次からダンジョン編に入ると思いますが、どうなるかは不明です。あくまでも予定なので。




