どうする?ダンジョン
GW最後の更新です。
ダンジョンを見つけてすぐに僕達は近くにあった草むらに身を隠した。
「ダンジョン見つけちゃったねぇ‥‥」
「見つけたなぁ‥‥」
「よし、それじゃあ‥‥」
「ああ!」
「ダンジョンを見つけたって報告をギルドにする為に1回街に帰ろうか」
「ああ!って‥‥え!?」
「え?サンどうしたの?驚いてるみたいだけど」
「いや、驚くだろ!」
「?」
「ダンジョンだぞ?未発見のダンジョン!」
「うん、そうだね」
「普通はすぐに探索するだろ!?」
「え?そうなの?」
「ゲーマーなら絶対探索する!」
「ふ~ん‥‥」
「ふ~んって‥‥その反応って事はさてはあんまり興味無いな?」
「うん」
「即答‥‥マジかよ‥‥」
「とりあえず、報告しに戻ろ?」
「仕方ない‥‥この手は使いたくなかったが今回ばかりは仕方ない‥‥見てろ!これが俺の頼み事をする時の最終奥義だ‥‥!」
「何を‥‥?」
僕が頼み事をする時の最終奥義って何?って聞こうとしたらサンはその場で跪いた。跪いて何をするのかと思ったら土下座を始めた。そして、僕の名を叫んだ。
「エア様!」
様付けで。
「エア様!?」
サンが狂った!?
「俺と一緒にダンジョン探索してください!お願いします!」
「えっと‥‥」
「どうか!」
「サン?とりあえず話しにくいから元に戻ってくれる?」
「分かった。土下座を止めて良いって事はもしかして行ってくれる事だよな!?」
「うん、まあ‥‥そもそも、行かないとは一言も言って無いからね?」
「は?え?」
「いや、確かにさ?見つけた事を報告しに街に戻ろうとは言ったけどダンジョンに入らないとは一言も言ってないよ?」
「確かに‥‥けど、興味無いって言ってたよな?」
「ダンジョン自体にはあんまり興味ないけど、サンとダンジョンを探索はしてみたいなとは思うよ?」
「なんで街に戻るんだよ。このまま潜れば良いだろ」
「いや、ダンジョンに関する報告をしたら報酬が貰えそうだし‥‥探索してくれっていう依頼が来たら更に報酬貰えるでしょ?」
「確かにな‥‥けどさ?お前は金をあんまり使わないんだろ?」
「うん、だから報酬として情報を手に入れようかなって」
「情報って‥‥どんなのが欲しいんだよ」
「え?教えないよ?」
「くっ‥‥そこまでは教えてくれないか‥‥」
「当たり前でしょ‥‥」
「とりあえずエアにダンジョン探索の意志があるなら街に戻るか」
「うん、そうしよ?」
僕達はモンスターに気が付かれないようにダンジョンから距離を取った。そして、戦闘は最小限にして街に戻った。
エア「サンがいきなり土下座してダンジョン探索しようって言ってきた時はビックリしたなぁ‥‥まあ、僕の言葉が足りなかったせいだけど」
作者からのコメント
GW終わってしまいましたね‥‥あと、連続更新は結構大変でした‥‥




